百子の部屋

日々のあれこれ思いのままに。。。

何なんだ?!この物語は?!

2020年07月03日 | 読書

 

雨の日は、なんとなく、気分が落ち着く。。。

 

写真は、ベランダの、薔薇の葉っぱの、雨の雫と、

 

少しずつ大きくなりつつある、スダチ

 

 

こんな日は、ちょっと本屋さんをぶらぶらしてみたい気分で、

 

雨の中、出かけてみました。

 

本屋さんへ行くのは何ヶ月ぶりかなぁ。。。

 

やっぱり、楽しい♪

 

あれも読みたい、これも読みたい!。。。って、

 

迷って迷って、3冊買いました。

 

そして、午後は読書タイム

 



★「レプリカたちの夜」 一條次郎 

第2回新潮ミステリー大賞受賞作

 

大好きな作家・伊坂さんのオススメだったので読んでみました。

 

動物のレプリカを作る工場に勤める往本は、

夜、仕事を終え帰ろうとした時、

自動運転中の機械の前にシロクマを見つけた、

 

後ろ足でたちあがり、機械の中をのぞき込んでいるように見えたが、

これは、工場で自分たちが作っているレプリカのシロクマだ、

誰がこんな所に置き忘れたのか?

2メートル以上もあるので、台車を持ってきて片付けなくちゃと思ったその時!

シロクマが振り返った?! おまけに目が合った?!

 

ここから、不思議なことが起こり始めるというか、

訳のわからない展開になっていくのだけど、

ついつい、読み進めたくなるのです。

 

「何じゃこりゃ?!」って思いつつも、

面白くて、

あっという間に読み終えました(笑)

 

たまにはいいな、こんな小説。

気になる方はぜひ!

 

私の満足度★★★★

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夢中になれるホラー読みました

2020年04月24日 | 読書

 

★「お孵り」(おかえり) 滝川さり

第39回 横溝正史ミステリー&ホラー大賞・読者賞受賞

 

帯に、ジェットコースター・ホラーと書いてあるとおりに、

読み始めたら止まらなくて一気読みでした。

 

橘佑二は、結婚の挨拶のために婚約者・乙瑠の故郷の村を訪れて、

そこで行われていた異様な儀式に言いしれぬ恐怖を覚える。

 

村には生まれ変わりの伝承があり、

村人が崇拝する神もまた、誰かの身体を器として生まれ変わるというのだ。

 

その後、出産は、この村でしなければならないという決まりに従って、

男の子を出産したが、そのまま母子とも囚われてしまう。

果たして、佑二は家族を取り戻せるのか?!

 

横溝正史の「八墓村」を思い起こさせる、

一晩で33人も殺されたという

猟奇殺人事件の新聞記事から始まる、この物語は、

怖い!恐ろしい!。。。でも読みたい!

と、夢中にさせてくれて、面白かった!

 

私の満足度 ★★★★

 

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怖い本読みました

2020年04月18日 | 読書
 
★ずうのめ人形 澤村伊智
 
 
オカルト雑誌の編集部でアルバイトをしている主人公・洋介は、
 
音信不通となったライター・湯水、の自宅を訪れる、
 
そこで発見したのは、目玉のない彼の死体と、
 
ところどころ焼け焦げた原稿。
 
そこには、黒い振り袖を着た「ずうのめ人形」の物語が綴られていて、
 
それを読んだ人は、呪い殺されるという。
 
 
顔に赤い糸をぐるぐる巻きにされた日本人形が
 
見えるようになったら、終わり・・・
 
あいつは、日ごとに距離を縮めてくる・・・
 
じわり、じわり・・・と
 
 
 
 
もう、タイトルからして不気味なんですが、
 
ゾクゾク感をたっぷり味わえるホラーです。
 
夜、ふと部屋の隅を見たときに、その人形がいたらどうしよう・・・
 
なんて、思ったりして、しばらくは後引きそうです。
 
 
私の満足度 ★★★★
 
 
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月の満ち欠け

2020年02月15日 | 読書



★「月の満ち欠け」 佐藤正午 
第157回直木賞受賞
読みました。
ある女性の、深い思いが、何十年もの時を超えて、
生まれ変わって現れる?!
ありそうでなさそうな、不思議な物語ですが、
切ないラブストーリーで、
ラストシーンで涙があふれました。
まるで映画のワンシーンのように、感動的な場面が浮かび、
本を閉じたときに、はぁ。。。と、
満足のため息。
オススメしたい1冊です。
私の満足度 ★★★★★
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罪の声

2019年12月17日 | 読書

 

ブログ友さんから届いたオススメの本「罪の声」を読みました。

2016年週刊文春ミステリーベスト10の第一位!

第七回山田風太郎賞受賞作!

第14回本屋大賞第3位!

 

そして、2020年映画化決定!

小栗旬×星野源

 

と言うことで、とっても気になってた本なので、

ワクワクしながらページをめくりました。

 

 

実際にあった「グリコ・森永事件」をモデルにしたフィクションですが、

そういえば、そんなこともあったっけ。。。と、

35年前の記憶を呼び起こしつつ

色々なことを思い出していくうちに、物語にのめり込んでいき、

最後には、うるっと来たりして、たっぷり楽しめました。

 

きっと、私の好みだろうと思って送ってくれたブログ友さんに感謝。

 

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柔軟に老いるヒント

2019年11月11日 | 読書

 

 

★「老いと記憶・加齢で得るもの失うもの」

増本康平

 

「記憶力が衰えても、人は成長できる、

柔軟に生きるヒントもらいました」という、

中江有里さんの帯に惹かれて買いました。

 

数年前から、記憶力や集中力が衰え、

年のせいだから仕方ないのかなぁ。。。などと思いつつ、

半分あきらめ気分なのですが

それでも、何か参考になりそうな本があれば。。。と、

いろいろ読んだりしてます。

 

この本は、ちょっぴり、私には難しくて、

???な部分もありましたが、

 

社会参加が少ない人、孤独感が強い人は認知症になりやすいとか、

適度な運動は大切だとか、色々言われているけれど、

個人差もあるし、

結局は、あまり思い込まず、

前向きに受け入れましょうって事かな?

 

 

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「ジャッジメント」

2019年10月22日 | 読書
 
ジャッジメント」 小林由香
(第33回小説推理新人賞受賞) 
 
大切な人が殺された時
あなたは「復習法」を選びますか?
 
そんな帯の言葉に惹かれて買った本です。
 
20xx年、凶悪な犯罪が増加する一方の日本で、
新しい法律が生まれた。
それが「復讐法」
 
「復讐法」とは、犯罪者から受けた被害内容と同じ事を、
合法的に刑罰として執行できる法律。
 
昔で言うなら、「仇討ち」のようなものなのだが、
果たして、それで被害者の家族の気持ちが癒えるのかどうか・・・
 
 
窓のない部屋の椅子に座らされ、
鎖でつながれた加害者に対し、
悲惨な復讐が始まる・・・
 
刑を執行しようとする被害者の家族、
それを見守る応酬監査官という人たちの気持ちを想像するだけで、
心がギシギシと音を立てて痛む・・・
 
もしも、こんな法律ができたら・・・
 
 
衝撃的な秋の夜長の一冊でした。
 
 
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水曜日の凱歌

2019年09月21日 | 読書

 

 

本を読む時に、

季節感がある場合は、

できればその季節に読みたいと思うのですが、

なかなか、そうも行きません。

 

この本は、去年の夏に買ったまま、積ん読本になってたのですが、

やっと読み終えました。

 

「水曜日の凱歌」乃南アサ

(芸術選奨受賞)

 

 

昭和20年8月15日水曜日は、戦争が終わった日。

「凱歌」とは、「勝利を祝う歌」のこと。

 

14歳の鈴子が、

進駐軍相手の特殊慰安施設で通訳として働くことになった母と、

戦後を生き抜いていく物語。

生きていくために苦しみながら施設で働く女たちも登場するのですが、

暗く重い物語になっていないのは、その女たちのたくましさのせいかもしれない。

 

 

※特殊慰安施設協会とは、日本が進駐軍の性暴力に備えるために女性を募り、

 東京、熱海など日本各地に、慰安所を作った実在の組織で、

 5万人を超える女性が売春や娯楽を提供したとされる。

 

 

少し涼しくなってくると、

本が読みたくなります。

さぁ、積ん読本を減らすぞ~!

 

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受難

2019年07月19日 | 読書


★「受難」帚木蓬生 読了
 
 
 
梅雨時の休日は、なんだかのんびりできます。
 
 こんな日は絶好の読書日より。
 
 
老眼鏡がないと文庫本が読めなくなってきましたが、
 
それでも、本を読むのは大好きなので、
 
こうして、静かな時間を過ごせると言うことだけでも、満足。
 
 
 
 
 
 
 
韓国で、細胞工学の治療院を経営する津村の元に、
 
溺死して冷凍保存された少女の遺体が運ばれてきた。
 
どんなに莫大なお金がかかろうと、
 
この子をよみがえらせてほしいという以来だった。
 
 
津村は、ips細胞と3Dプリンターを駆使して
 
少女のレプリカを作ることに成功。
 
 
高校生の彼女は、様々な記憶を呼び覚ましながら、
 
自分が命を落とした事故の真相を探っていく。。。
 
 
 
 
2014年、韓国で、大型旅客フェリー「セウォル号」が沈没した。
 
この小説は、実際に起こった水難事故をモチーフに描かれている。
 
 
 
3Dプリンターで人間を再生させる?!という、
 
あり得なさそうで、あり得そうな?そんな物語でした。
 
 
 
 私の満足度 ★★★
 
 
 
 
 
 
先日発表された直木賞と芥川賞の本も読みたい!
 
 

 
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お金持ちになれるかな?

2019年06月09日 | 読書

 

★「お金持ちが肝に銘じているちょっとした習慣」 菅原圭

 

 

これを読めば、お金持ちになれるかな?

なーんて思いつつ、つい手に取った本です。

 

ふふふ。。。

そんな甘い話はありません。

 

結局、お金持ちになった人は、

人間関係を大切にし、色々なことに気を遣い、

品良く振る舞って、日々を丁寧に生きていると言うことです。

 

 

そして、

"お金持ちが絶対にしない10のこと" の中に、

「冷凍庫に保冷剤をため込まない」というのがありました。

はい、しっかりため込んでいる私です(笑)

 

その他、「用もないのに100均に立ち寄らない」などなど。。。

色々当てはまることがあり、

あらら、私ったら、お金持ちになれない習慣に、どっぷりはまってる~?

 

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