百子の部屋

日々のあれこれ思いのままに。。。

不思議な魅力の奇想小説

2006年04月17日 | 読書

Img_3335 「金春屋ゴメス」 西條奈加
第17回・日本ファンタジーノベル大賞受賞作

舞台となるのは、近未来の日本。
大学生。辰次郎が、病気の父親からのたっての願いで向かった先は、昔の江戸をそのまま再現した“江戸国”。日本にあって日本で無い。。。そこには携帯電話も、パソコンも持ち込めず、プラスチック製品もダメ、洋服もダメという決まりがあった。彼が滞在したのは、「金春屋ゴメス」と呼ばれるお奉行様の家。そこで、ゴメスの命を受け、江戸に流行る疫病の謎を追い始めるのだったが・・・

日本の中の異国「江戸」という設定が、最初は理解できなくて、
なんなの?。。。って感じだったのだけど、読み進むに連れて、
すごい設定だ!と、感じはじめるのであった。

ゴメスがまた、すごい!身長2メートル、顔は恐ろしく、時々暴れだし、
それでも頭がよく、すごい過去を持つ。。。。女!
そう!そうなんです!ゴメスは女性なのです!。。。。と、
また、ここで驚く。。。

ファンタジーというよりも。。。SFっぽい時代劇。。。ん???
とにかく、なんだか、面白い。読んでみる価値ありです。

コメント
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