硬い便が出るときにおしりが切れる「裂肛」を繰り返すと、どうなるのでしょう。
おしりの穴に入って、およそ2cmくらいは「皮膚」なのです。この部分は大変敏感で、切れるととても痛いのです。皮膚はけがをして、傷つきますと治るときに「ひきつれ」ます。つまり、切れるたびにすこしずつ「ひきつれ」て治るのです。排便の度に切れていますと、だんだんおしりの穴が狭くなってしまいます。そうすると普通の便でも切れたり、また中の肛門ポリープが脱出して切れたり、と悪循環におちいります。指や内視鏡が入らなくなるほど狭くなりますと、手術が必要になります。
そんなにひどくならないうちに、是非手当をしてください。いきなり手術ということは、まずありません。最初は、軽い痛み止めの成分の軟膏治療や、保険外になりますが、肛門括約筋を一時的にゆるめる作用のある軟膏治療などを行います。大切なのは、「もう二度と切らないぞ」という生活習慣の改善なのです。
私は、手術のみで治っているとは、思いません。手術を受けられる方は、その後よく自分で生活習慣を改善されています。それで、再発などが少ないのだろうと、いつも思っています。
おしりの穴に入って、およそ2cmくらいは「皮膚」なのです。この部分は大変敏感で、切れるととても痛いのです。皮膚はけがをして、傷つきますと治るときに「ひきつれ」ます。つまり、切れるたびにすこしずつ「ひきつれ」て治るのです。排便の度に切れていますと、だんだんおしりの穴が狭くなってしまいます。そうすると普通の便でも切れたり、また中の肛門ポリープが脱出して切れたり、と悪循環におちいります。指や内視鏡が入らなくなるほど狭くなりますと、手術が必要になります。
そんなにひどくならないうちに、是非手当をしてください。いきなり手術ということは、まずありません。最初は、軽い痛み止めの成分の軟膏治療や、保険外になりますが、肛門括約筋を一時的にゆるめる作用のある軟膏治療などを行います。大切なのは、「もう二度と切らないぞ」という生活習慣の改善なのです。
私は、手術のみで治っているとは、思いません。手術を受けられる方は、その後よく自分で生活習慣を改善されています。それで、再発などが少ないのだろうと、いつも思っています。