記念日

今日は記念日である。あれから・・・・何年になるだろうか？

日本の男も昨今は随分と変わってきているようで安堵している。娘の連れ合いは家族の誕生日には勤めの帰りにでも、美味しいと言われている遠く離れたケーキ屋さんへ行ってまでも持ちにくいケーキを電車で持ち帰る。こちらも誕生日の度に、その恩恵にあやかっている。

「釣った魚にえさをやらない」という人間が多かったsazae3世代の連れ合いの中でもわが夫は際立った存在ではないかと思う。今まで家族の誕生日はもちろんの事、食べ物一つ自分の意思で買い、家族に食べさせたいと考えた事は皆無。ましや花束なんてとても考えられない事だ。（こんな事があったら地球がひっくり返ってしまう）

sazae3の父親は子供の為ならどこまで行ってもどんなんに高くても買ってきて、食べさせるような親だった。

何故だろう？・・・美味しいものがあったら、家族へ食べさせたいと考えるのが普通ではないかと思うのだが？彼は決してその様な行動にはならない。

 買い物が出来ない人間か？と言うとそうではない。自分の衣服やゴルフの道具等はちゃんと自分で購入している。最近は自分の分だけなら何とか弁当など買って間に合わせる事も出来る様になった。

もう直sazae3の誕生日も近づいている。もちろん夫の誕生日を忘れた事は無い。それなりの食事を用意している。

何故だろうか？家族に対して愛情が薄い性格なのだろうか？普段は特に不審な行動があるわけでもなく平穏な生活を送る上で特に問題になる行動をする人間でもない。綺麗好きでもあるので、気が向けば庭も丁寧に手を入れている。問題がないと言えば無い！ただ雲が風に流されるように、水が自然に流れているように暮らす事だけなのだ。

それ以外に何が必要であろうか？・・・と・・・そのように問われると・・・返答のしようがないのだ。定年後は3食の世話と洗濯と掃除をしてくれさえすれば他に何も不足は無いと・・・・のたまうのだ。羨ましいほどの幸せものです。

そのような夫を持つsazae3は天下一の幸せ者です。

ないものねだりで何時の日にか、ケーキを買って来る日が来るのか？とひそかに期待などしているものだから・・・胃がひりひりしてしまうのですねぇ。何時かは気が付いてくれるのではと儚い期待を持つから疲れるのです。

昔の日本人は照れ屋で・・・とか言いますが・・・・何を言っているのでしょう？照れ屋なら何でも許せるのでしょうかねぇ・・・・・・・・・言わせてもらえば・・・何にも欠点がないのですよ！日常の食事で一度も美味しいと言う言葉を聞いた事がない。