Alone Together
ジャズのスタンダードナンバー
恋人たちが孤立しているなら「ふたりぽっち」と略したいが、ここは孤独な人が隣りあって、と解したい。悲しみはひとりで背負うほかない。慰めあうなんて恰好悪い。そんな人たちがジャズ喫茶にやってくる。群れずに依らずに、それぞれが内に孤独を深く宿しながら、同じ空間にいる。これ、地縁」や社縁に寄らずに、個々人が自らの判断で動くデモクラシーの基本となる感覚に通じるかも。
と鷲田清一さんが書いておられました。なるほど・・そう受け止めるのですねぇ・・・
私はどちらかと言うと、群れるのがきらい、個々人が自らの判断で動くでも気がつけば同じ空間を共有していた・・なんていうのが好きですね。
友人と一緒にいっても、お互い何も喋らないで、ジャズを聴きながら、ただ黙々と本を読んでいるというのも、今から考えると贅沢な時間でした。