ばばの気まぐれ日記

老後の暮らしというものはこういう事だったのかと思う日々
老後を迎えて初めて気が付くことも多い日々

思考と判断に時間がかかり過ぎる高齢者

2016年05月16日 | 雑感

今日もまた発生しました。83歳のダンス講師だとか・・・きっと体も鍛えておられて、まさかアクセルとブレーキを踏み間違えるなんて考えた事もなかったのでしょう。

他人事ではありません。ネットでいろいろ調べて見ました。

「間違えた失敗した!」という時点からせめて冷静に行動していれば更にアクセルを踏み込んで車を停止させようとは考えないでしょうけれど、とっさの判断の能力的な部分が衰え始めていたのですね。でも本人は自信がありますからそうは思わないので、さらに更に強くアクセルを踏んでしまうのですね。

高齢者は知らないうちにじわじわと判断することに時間が多くかかるようになっています。思考能力は加速度的に急降下しています。しかし日頃から身体を鍛えている人などは運転技術は思いのほか落ちていません。脳の衰えが始まり掛けて居ても身体はピンシャンしていて・・・その時が最もバランスが悪いのでしょうね。

自身では衰えは全く感じられないままに、とっさの判断力が低下している事には気が付いていませんし気がつきたくありません。「近頃物忘れも多くなったなあ・・」と日常的には感じつつ加齢に憤りを感じているから認めたくありません。

日頃からどう見ても自分の運転は高速道路上でもスマートでかっこいい運転が出来ていると自負しておられますから、若い人や中高齢者の運動神経の鈍い人たちの事を嘆きます。周りの人たちの運転がまどろっこしい感じで見えています。「早く寄って寄って。。。だらだらしてないでね・・」なんて追い上げてしまいます。

でもでも違うのですっ!

 いつものように何ごともなく順風満帆に走行している時少しも衰えを感じません。しかし一旦いつもと違う出来事に出くわした時、今までに対応した事がない事に直面した時一挙に余裕がない心理状態に陥ります、素早く判断したいけれど若い時とは判断し決断するまでに時間が掛ります。

自分の判断力の低下は日頃の日常で少しは感じているから尚更に動転します、この時が一番キツイ状態で脳内ではほとんどパニックの状態になっています。手にも震えが来ていたりします。

そうした状況を素早く取り戻そうとして、その場で急いで逆走をしてでも元へと戻りたい取り戻そうと焦ります。その時に何故か?それが違反行為であるという事には頭がまわりません。

若い時には高速道路で分かれ道に差し掛かりうっかり違った道へと進入してしまった場合、そのまま次のインターまで行ってから戻ってきます。しかし高齢者に於いてはそのような気持ちの余裕が無くなって来ているようにみえます。短気になっている高齢者はどうでもよいから早く取り戻そうと焦り誰も見ていないからと逆走してしまうのではないかと思います。

ペダルの踏み間違いにしても然り、間違えた事に動揺して、冷静に判断が出来なくなります。その結果、強く強くアクセルを踏み込んで車を停止させたいと必死になります。だから日頃は考えられないような大きな縁石などひとっ飛び跳びあがってまでも突き進んでしまうのです。

昨年から高齢者の事故を実際に目のあたりにして他人事ではありません。早めに対策を立てなければなりません。その為にはいつ免許を辞退するか真剣に考える時期に来ていると感じています。

車がないといろいろと不便ですが、せめて高速道路は走らないとか、長時間の運転はしないとか、地域を選んで買い物と病院だけにするとか・・・・ですね。

痴呆症でない人でも、体調によっては脳の働きにも毎日変化があるようです。肝臓が悪くなっていてそれが脳への影響を与えている場合等、脳の働きが衰えてしまっている事もあるようです。

いつ自分の身体がどうなっているか、想像もつきません。 

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6 コメント

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他人事ではない!! (はたやん)
2016-05-16 19:44:56
自分はAT車で、D:ドライブにシフトしないままに、P:パーキングのままでペダルを踏み込んだりして何故に発進しない???・・・なんてことを時々やらかしているので・・・大丈夫かなアァー???なんて!!

今日はキンさん・ギンさんの娘さんが90歳になって車の鍵を取り上げられて、遠くへの外出は子供に頼まなければならないので何だか・・・なんて放送されていましたが、90歳まで自分で運転なんて考えられません!!
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はたやんさんへ (sazae3)
2016-05-16 20:49:44
はたやんさんへご自身を客観視出来ておられるから大丈夫なのではないかと思います。
自信があり過ぎる方は心配になります。ネットで見ていても「止めさせるのは事故を起こしてから」というのでは身も細る思いです。
自分を冷静に見つめて客観的に考えられるように生きて行かなければ、恐ろしい老後が待ち構えているという事になるのではといつもの心配症が出てきました。90歳なんて羨ましいですね。
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免許証返上の時期は? (おんち)
2016-05-17 20:09:42
いったい、いつ頃まで自分は安全運転ができるだろうかと考えると寂しい気持ちになります。

今は、まだ足が丈夫ですから、クルマがなくとも好きなところにいつでも出かけることが可能です。
その足腰が弱ってきて、公共交通機関を利用するのがたいへんになったときに、むしろクルマの運転ができなくなるのですから、、、

アクセルとブレーキの踏み間違えによる事故はホントに多いですね。オートマチックが普及したおかげで、この事故が増えたように思います。

対策は一つしかありません。
右足だけでアクセルとブレーキの操作をしないことです。ブレーキは左足で踏むことを習慣づけていれば、こんな事故は起こらないのです。

でも今の高齢者は若いころにマニュアル車でおぼえた運転法を変えられないのでしょう。

ボクは20年以上前にオートマチック車に代えた時から、ブレーキは左足です。

左足は右足に比べて操作しにくいから、かえって危険だという説があるために、左足ブレーキの普及が妨げられているのですが、左右の足で違いがあるはずはなく、要は慣れの問題なのです。

万一のときに動転して両足を突っ張ったとしても、ブレーキのほうがアクセルより勝るので、クルマは止まります。ですからオートマ車は左足ブレーキの方が安全運転ができるのです。

こんなことは40年以上も前に自動車雑誌に書かれていたのですが、いまだ常識になってないのは残念です。
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おんちさんへ (sazae3)
2016-05-17 20:37:41
画期的ですね。以前にも確かお聞きしたような記憶がありますが、多分試みてはいなかったと思います。今からでも広い場所で、チャレンジしてみようかしら?40年も前に考えた人がいたんだと思うと、勿体無い気がします。

たしか遊園地の自動車では両足で操作するのがありました。今にして思えば・・・・今からでも身体が覚えてくれるでしょうか?それが問題です。ありがとうございました。

しかし近頃の車の場合はギアをRに入れたかどうか(私は必ずモニターをいちいち確認するようにしています)を忘れてしまってそのままアクセルを踏んでしまうような状態が多いような状態です。
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おんちさんへ (sazae3)
2016-05-18 22:30:59
先ほどやってみました。左足はダメです。
程良い感じにブレーキが踏めなくて(冷汗)急ブレーキになってしまい慌てました。
ペダルの場所は真ん中あたりなのでよいのですが、左足が調整が効かない足のようです。不器用なのかも・・・クラッチ踏んでいたころからかなり経過していますので残念ながら無理のようですぅ。ご提案ありがとうございます。
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やはり慣れないと (おんち)
2016-05-22 19:40:48
左足だって半クラッチ使ったり、けっこう微妙な操作をしているので、右足よりも不器用ということはないはずですが、、、

ボクははじめた年齢が割と若かったから抵抗なく慣れることができましたが、体で覚えたことを変えるのはたいへんですね。無理におすすめはできません。
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