慎さまの「終わりなき旅」

人生は終わりなき旅。
自分探しの旅の途中で、今想うことは何?

何もなかったけど楽しかった時代

2015年03月26日 10時58分29秒 | 映画

「そういえば昔、面白いやつがいたなぁ」なんて思う事はありませんか?
この前テレビで放送された“横道世之介”という映画を観て、そんな事を考えてしまって。

この作品、原作は映画にもなった“悪人”を書いた吉田修一という作家の小説なんですが、
“悪人”とはまったくテイストが違うんですよね。

タイトルがそのまま主人公の名前で、長崎から上京した大学生の日常を描いた何ていうことのない?物語。
作家の自伝的な意味合いもあるんでしょうか、長崎は吉田さんの故郷で時代は80年代

同じ時代に大学進学のために田舎から出てきた身としては、懐かしい空気感に溢れていて良かった!ですね。
あの当時、大学生は間違いなく遊ぶことしか考えてなかった!(主に文系に限ります)

そして地方から出てきた学生は、だいたい貧乏だった!(そうでない人もいたと思いますが)
将来の事なんか何も考えず、バイトサークルに明け暮れ、女の子とも適当に遊んで・・・。

それを思うと「今の大学生は真面目だな~」って感じがするんだけど、おじさんにはわからないだけでそうでもないのかな?
何もなかったけど楽しかった、あの頃に戻りたい!と思わせてくれる、何とものある作品でした。

Shin

https://youtu.be/f4zlcLZThNw