
机上の想像・・・・どんなに美麗な言葉を並べても、実際にその場の風に
触れなければ判らない。そこに愛があるのかどうかは・・・。
その空間には、私の想像を遙かに超えた空気が漂っていました。扉を開けた
瞬間、そこには柔らかな、そして包み込むような風が吹いていました。
同じような教育の現場があるにも関わらず、これ程の違いがあるなんて・・・。
しかし、考えてみれば家庭の中も、職場も、100あれば100の風が吹いている
わけで・・・。理念を持った風、真理を備えた風は、そこに携わるすべての
心に染み込んで、さらに優しい風を吹かしていく。
その前には、イジメに苦しんでいた少女がいた。その携帯を使った陰湿な手法
を聞いたとき、鳥肌が立った。・・・泣きました。
恐れのため自己表現ができなくなる子供たち。溜め込んだエネルギーは、邪悪な
エネルギーへと変貌することもあるでしょう。少子化に向かう今、学校の経営難は
容易に予想されるが、モンスターペアレントのニーズは進学率であり、そこに
ターゲットを絞れば、成果主義、落ちこぼれ排除・・・子供たちは更に作り上げ
られたデジタル的なワクの中へと押し込められる。
鬱積したエネルギーは、’イジメ’’切れる’’神経障害’などへと変貌してい
くのでしょう。
ワクをはみ出した子供たち・・・どうぞ、この空間の風に癒されて、その子たち
なりの心を取り戻してほしいと願います。明るく、笑い声が響き、沢山の笑顔に
囲まれた愛のある空間・・そこはとても小さかったけど、まさに’楽園’でした。