ちょっと前に騒がれた食品偽装問題。
とうとう防衛産業界にも偽装問題が…。
62式7.62mm機関銃、5.56mm機関銃 MINIMI、74式車載7.62mm機関銃、12.7mm重機関銃M2を
生産及びライセンス生産している住友重機械工業。
納入前に実施した機関銃の試験結果を改ざんして納入。そのまま実際の部隊で使われているということです。
5.56ミリ機関銃などで、耐久性を含む試験結果のデータを
防衛省の要求に合わせる形に変えていた、ということなので
5.56mm機関銃 MINIMIの事でしょう。
しかも10年以上前から…。
MINIMIに前の62式は評判が悪いので有名でしたが、
実はMINIMIも欠陥品とまでは言いませんが、
要求に達していない劣化版のMINIMIだったということでしょうか…。
改ざんデータに基づいて納入された疑いのある機関銃は1000丁を超える可能性があるそうです。
以前からベルギー製のオリジナルに比べ性能が劣るという噂はありましたが、
比較する訳でもなく、
現場で実際に扱われる隊員の方々もこんなもんなのだろうと、
劣化版を使わせられていた状態なのでしょうか。
私も実は模擬戦でMINIMIがジャムっているのを見たことがありましたが、
評判が良いMINIMIもジャムるんだな～と思っていました。
住友重機械工業を指名停止処分にするそうですが、
私としてはきちんと尻をぬぐって欲しいと思います。
1000丁を超えると言われているMINIMIを全て要求を満たす物に換えて頂きたい。
大量生産できないとはいえMINIMI1丁が200万オーバーですからね、車の値段ですよ。
住友重機械工業側にも誤差の範囲と考え…など言い分もあるでしょうが、
紛れもない偽装。
しかし日本って昔から鉄砲作るの何だか下手ですよね…。
