9月23日まで北海道を中心に行われていた、
令和5年度米陸軍との実動訓練、オリエントシールド23。
毎度おなじみ?こんな1シーンが。
陸自からはMLRS、米軍からはHIMARS。
といっても陸自のMLRSは現在減り続け、
2029年度までに用途廃止に。
もはと言えば東西冷戦中、
北海道侵攻が予想されていた旧ソ連軍を、
MLRSのクラスター弾で一気に面制圧予定で、
99両を導入していました。
しかし不発弾が多かった当時のクラスター弾
その当時の流れで日本もクラスター爆弾禁止条約に調印。
MLRSのクラスター弾が使えなくなり。
当初の思惑とは違ったGPS誘導ロケット弾へ変更。
圧倒的な面制圧力は無くなり用途廃止へと動くことに。
クラスター爆弾禁止条約を結んでない米国は、
C-130輸送機でも運べ装輪式で機動力が高い、
MLRS小型版といえるHIMARSを作りました。
最大射程70〜100kmと言われるGMLRSなら、
6発が入ったコンテナが1つ載せられますが、
他にATACMS地対地ミサイルなら1発になりますが、
最大射程は約300kmと言われます。
コンテナの外観は全く同じだそうで、
中身は隠匿され、そのHIMARS部隊の射程距離が、
どちらか判らないようになってるそう。
そんなHIMARSは
ピンポイントで攻撃できるGPS誘導ロケット弾を使用し
ウクライナでロシア軍相手に活躍を…
ロシアの電波妨害で精度低下も聞かれますが、
用途廃止の自衛隊MLRSは装軌だから仕方ないとして、
もう南西諸島では中途半端な射程で使いづらそうな、
この手の装備は完全消滅するでしょうか…
ウクライナが欲しがってたMGM-140ATACMS地対地ミサイルは、
少数がウクライナに渡るみたいですね。
クリミア大橋はどうなるのか…
画像は陸上自衛隊X(旧Twitter)より