つぼみな日々

いろんな花の蕾をもっていたい。たくさんの花を咲かせたい。
言葉を紡ぎたい私のブログです。

黒船来航

2012-07-01 20:07:09 | 日記
この前出品した展覧会の会期を迎えた。
まったく本当に素晴らしい会場でやるものである。

やっぱりさっぱり努力できなかった作品であったが、会場にあった自分のそれは一応なんとかひとまとまりに見えた。
「五行」谷川俊太郎
漢詩作品も書くのは面白いが、やはり意味がダイレクトに理解ができた方が断然創りやすい。

音楽についても言えることだが、異言語の意味を調べて知ることは難しいことではないけれど、ニュアンスも含めてダイレクトにその意味を理解できるということはそうでないものと比べて、取り入れられ方に越えられない違いが生じる。
だから洋楽は純粋な音として聴くことができる代わりに、歌詞の意味を直感的には感じづらい。

もうそれは私が例えば英語を、夢を英語で見るくらいネイティブに習得しない限り、越えられないのだから仕方がない。
私は言葉に大いに揺さぶられてしまうものだから、理解のできる日本語作品というのは日本語以外の作品よりも特別に貴いことがある。

書だけでなく、何か形のなかったものを、一つの完成形成果物として作品にすることがどれだけの過程と思いがあるかは、本当にやった人でないとわからない。
「ない」ものを「ある」状態にするということ。
何も芸術作品だけではなくて、日々の仕事でもあるようなこと。

世の表現物を見る度、表現者には敬意を感じるようになった。
もちろんその成果物には評価は付き物だし、優劣も付くもので、好きかどうかさえも別の話だけれど。


ひまわりを迎えた。
黄色と黄緑で、小さなブーケに。
ひまわりの笑顔はでっかくて無邪気だ。
でもほんとは真ん中なんてましまじと見られないほど昆虫の足のようで今にも動き出しそうだったりする。
裏側にはうっすらでもなくびっしり生えた白い毛なんて脱毛習慣のない欧米人の腕みたいだ。

でもやっぱり豪快な笑顔だ。
濃い黄色の花びらは、電気を消した部屋でも黄色く光を発して見えそうなくらいだ。

少しも飽きずに花が好き。
色が好き。

金曜日はいい夜だった。
やっぱり食べたものは冷静においしかったのかどうかは覚えていない。

気合いが入っているのか、気を抜きすぎなのか、私は彼女といるとよく言葉を誤ったり足首をひねったりする。
余裕のあるときには笑っていたいと思う。
でも作り笑顔はもたないから、自然に笑えることが一番いい。
一緒に笑い合えるのはもっといい。
いっぱい笑って、一瞬にして神妙な話になって、また一瞬にしていっぱい笑う。

ロックンロール イズ プライスレス。