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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「洗脳」「調教」こそ、児童生徒に対する非違行為

2015年11月05日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ◆ 橋下市長・市教委こそ「生徒に対する非違行為」をおこなっている!
2015.11.3 松田幹雄

 「不起立」は「生徒に対する非違行為」(市教委9.30弁明書)
 ⇒「起立・斉唱」しない者がいる事実を生徒に知らせることは、「洗脳」「調教」のじゃま

 7月10日、私が大阪市人事委員会に「君が代」不起立戒告処分取り消しを申し立てたことに対して、9月30日付で、大阪市教育委員会の弁明書が届きました。
 その特徴は、私の「君が代」不起立が生徒に対する非違行為だとしていることです。具体的な記述は以下の通り。
P8 「いまだ成長過程にあって判断能力が未熟な生徒への影響も伴うものであったと言える。」
P10 「卒業式となる節目となる式典において騒動を起こしたことで、生徒としてもその記憶は生涯にわたって残りうるのであり、その影響は極めて大きい。」
P11 「本件は、生徒にかかる非違行為であり、…」


 市教委は、校長に所属教職員への「起立・斉唱」職務命令を指示した2015年1月23日の教育長通知の中で、「児童生徒に国旗・国歌を尊重する態度を育てる立場にある教員が、…自らも起立して国歌を斉唱することが、教育の効果を高める」としており、教職員自身の「起立・斉唱」が児童生徒への教育活動であるという位置づけをしています。
 一方、「『君が代』の歌詞については解釈する立場にない」として、市教委が児童生徒に伝えるべきこととしているは、「日本の国歌は『君が代』なので歌うべき」ということだけです。
 「君が代」がかつて、「天皇陛下のお治めになる御代は千年も萬年もつづいて、おさかえになりますように」ようにという意味だと教科書に書かれて教えられていた事実もそれが召集令状が届いた人に「おめでとうございます」と言わざるを得ない暗黒の建前社会をもたらしたことも伝えないまま、情報を遮断し、考えさせないようにして、子どもたちを「洗脳」「調教」しようとしているのが橋下市長・大阪市教育委員会です。
 これこそが、児童生徒に対する非違行為ではないでしょうか。

 私は、「君が代」不起立処分にあたって、教育委員会に対して上申書を提出し、「3回の不起立でクビ」と脅して教職員に「君が代」起立・斉唱を迫る職務命令・権力的教育行政が、教育現場に「保身の蔓延、教育荒廃、子どもの権利侵害」をもたらしていると告発しましたが、市教委は「処分に当たり斟酌する内容は含まれていない」(2015.5.12教育委員会会議)の一言で、全く無視しています。
 橋下市長は、「君が代」指導についての公開質問書に答えていません。

 「君が代」を巡って児童生徒に対して非違行為をおこなっているのは、橋下市長・大阪市教委であると強く主張していきます。ご支援お願いします。
『「君が代」不起立処分撤回!松田さんとともに学校に民主主義を!
(Democracy for Teachers and Children)』
https://democracyforteachers.wordpress.com/
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