4号炉の保管プールから採取された水から401Bq/cm3の放射能が検出され”使用済み核燃料損傷の可能性”と報道されている。 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110413/dst11041320180051-n1.htm
しかし、考えていただきたいが、例えば2号炉トレンチの汚染水は900万Bq/cm3であって、これに比べれば401Bq/cm3なんて屁みたいなものだ。原子炉事故の汚染地帯の真ん中のプールが401Bq/cm3に留まっている事自体が不思議なくらいだ。
ハッキリした事は、4号炉プールで空焚きは起きていないということである。もし空焚きが起っていればプール水の放射能レベルは900万Bq/cm3を優に超える数値を示すはずだ。4号炉は炉心には燃料はなく、空焚きも起っていないが水素爆発を起こした。これは空焚きによる水ージルコニウム反応により水素が発生したと主張する、NHKの解説員や先生方の説明が全く間違っていた事を示している。
少なくとも4号炉プールについては水量は計算どおり残っており空焚きはなかった。(よって、あんなに焦って、ジャカジャカ注水する必要も無かった) また、水素爆発を起こした原因は空焚きによるものではなく、保管プール水中での放射線遊離により発生した水素起因であることが確認されたと言えよう。