徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

4号炉 使用済核燃料保管プールについて

2011年04月14日 | 福島原発

4号炉の保管プールから採取された水から401Bq/cm3の放射能が検出され”使用済み核燃料損傷の可能性”と報道されている。 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110413/dst11041320180051-n1.htm

しかし、考えていただきたいが、例えば2号炉トレンチの汚染水は900万Bq/cm3であって、これに比べれば401Bq/cm3なんて屁みたいなものだ。原子炉事故の汚染地帯の真ん中のプールが401Bq/cm3に留まっている事自体が不思議なくらいだ。

ハッキリした事は、4号炉プールで空焚きは起きていないということである。もし空焚きが起っていればプール水の放射能レベルは900万Bq/cm3を優に超える数値を示すはずだ。4号炉は炉心には燃料はなく、空焚きも起っていないが水素爆発を起こした。これは空焚きによる水ージルコニウム反応により水素が発生したと主張する、NHKの解説員や先生方の説明が全く間違っていた事を示している。

少なくとも4号炉プールについては水量は計算どおり残っており空焚きはなかった。(よって、あんなに焦って、ジャカジャカ注水する必要も無かった) また、水素爆発を起こした原因は空焚きによるものではなく、保管プール水中での放射線遊離により発生した水素起因であることが確認されたと言えよう。


ユーロは買わない

2011年04月14日 | 経済

 この方はイタリア首相ベルルスコーニ氏である。彼は現在18歳の売春婦と関係を持ったかどで訴追されている。その首相自身が上機嫌で、先日もテレビカメラに向かってこんなジョークを飛ばしていた。

伊首相買春疑惑の渦中の女性、オペラ座舞踏会に出席

買春容疑の渦中の人カリマ・エル・マフルーグさん〔AFPBB News

 世論調査によれば、イタリアの女性の3分の1は自分と寝てもいいと答えていて、残りは、またそうしたいと答えたそうだよ――。

カジノの命運を左右するような大金を賭けるギャンブラーを「クジラ」と呼ぶ。欧州連合(EU)では、イタリアがこのクジラに相当する。経済の規模と債務の金額が非常に大きいために、単一通貨ユーロとEU自体の運命がこの国の行く末に左右される状況にあるからだ。

今年の初め、ECB次期総裁の最有力候補がイタリア中銀総裁のマリオ・ドラギ氏であることが明らかになった時、ドイツのタブロイド紙「ビルト」は次のように嘆いた。「マンマミーア(なんてことだ)! イタリア人にとって、インフレは暮らしの一部で、スパゲティにトマトソースをかけるのと同じようなものだ」 インフレを巡る議論は、両国の間にある文化や気質の大きな違いともかかわりがある。例えば先日、ドイツの国防相が博士論文で盗用を行っていたために辞任を強いられた時、イタリア人は少し驚いた。イタリアではベルルスコーニ氏が、収賄から性犯罪に至るまでありとあらゆる疑いをかけられながらも、いまだに政治家として生き延びているからだ。

 ところがベルルスコーニ氏は、切り抜ける手はあると常に確信しており、これまでは実際に何とか切り抜けてきている。同じことがイタリアとその財政についても言える。この国は長年、慢性的な債務を抱え、ベルルスコーニ氏と同じように、ずっとその咎を受けずに来ている。ベルルスコーニ氏は「時効」という解決策がお気に入りだが、イタリア政府の最終的な解決策はインフレになるのだろう。

以上、ファイナンシャル・タイムスより抜粋

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5860

ドイツ人は歴史的背景によりインフレに恐怖感を持っています。

こんなユーロは、危なくて買えません