Parmaへ着くと、雪はさらに激しくなってきた。傘を持ってくればよかった。ここでは、まっすぐピロッタ宮殿へ向かった。駅からは一本道でわかりやすい。国立美術館で1人?10を払い、maritoのザックを荷物預所に預けると、係の女性が笑顔で顔の前で手を合わせた。どーして“拝む”?日本人とわかっていたのか?ていうか日本人には“拝む”のか?ま、悪い感情は持っていないってことだよね。。。
ここでは、ちょうどコレッジョの展示が行われており、私たちには願ってもない催しだった。とにかく、どの絵画を見てもデッサンを見ても本当に絵が上手だ!絵画といっても、歴史的に価値があるもの、その時代を知るための手がかりとなるものなどさまざまあるが、このコレッジョという人は完成されている。特に髪の1本1本、布の質感、そして人物の表情がとにかくほかを圧倒している。多くの作品を残してくれてありがたい。気に入ったのが、女性がひとりで本を読んでいる絵だ。軽く目を落として本に向かっている様がなんともいえず落ち着いた柔和な雰囲気を漂わせている。見ているだけで気持ちが和んでくるようだ。そして、同じ展示室に、うっかり見落としてしまいそうな小さなダ・ビンチの板絵があった。女性の顔の部分だけを丁寧に描き、そのほかの髪などの部分はあまり手を加えていない。しかし、一瞬でダ・ビンチだとわかってしまう。この展示室だけでも雪の中を歩いた甲斐があった!さらに、この美術館には、パルミジャニーノの「トルコの女奴隷」がある。こちらは、小さめの展示室にいきなり現れた!これもまた質感がなんとも言えない。微細な装飾品が彩り豊でそして題材のとおり、女性の表情に深みがあって、今すぐ何かを語り出しそうだ!
しかし、この美術館のすごいところはこれだけじゃあない。というか、順路でそこにつながっていたのだが、突然、全くの異空間があった。“地球の歩き方”を引用すると、「ヴィチェンツァのオリンピコ劇場をモデルにした、ヨーロッパ最古の劇場として有名なファルネーゼ劇場」がそこにあった。見学者たちは一様に開いた口がふさがらない。石造りの宮殿内に観客席、舞台、床、装飾すべてが木でできている圧倒的な存在だ!ここで上演したのはわずからしい。客席も相当に広いが、まさか庶民が足を踏み入れたとは思えない。Parmaを訪れる機会があったら、ぜひここを見てほしい。絶対に!
![Dvc00094 Dvc00094](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/73/6c09df9ecfea5eef8847c7cbfaf8aedf.jpg)
ここでは、ちょうどコレッジョの展示が行われており、私たちには願ってもない催しだった。とにかく、どの絵画を見てもデッサンを見ても本当に絵が上手だ!絵画といっても、歴史的に価値があるもの、その時代を知るための手がかりとなるものなどさまざまあるが、このコレッジョという人は完成されている。特に髪の1本1本、布の質感、そして人物の表情がとにかくほかを圧倒している。多くの作品を残してくれてありがたい。気に入ったのが、女性がひとりで本を読んでいる絵だ。軽く目を落として本に向かっている様がなんともいえず落ち着いた柔和な雰囲気を漂わせている。見ているだけで気持ちが和んでくるようだ。そして、同じ展示室に、うっかり見落としてしまいそうな小さなダ・ビンチの板絵があった。女性の顔の部分だけを丁寧に描き、そのほかの髪などの部分はあまり手を加えていない。しかし、一瞬でダ・ビンチだとわかってしまう。この展示室だけでも雪の中を歩いた甲斐があった!さらに、この美術館には、パルミジャニーノの「トルコの女奴隷」がある。こちらは、小さめの展示室にいきなり現れた!これもまた質感がなんとも言えない。微細な装飾品が彩り豊でそして題材のとおり、女性の表情に深みがあって、今すぐ何かを語り出しそうだ!
しかし、この美術館のすごいところはこれだけじゃあない。というか、順路でそこにつながっていたのだが、突然、全くの異空間があった。“地球の歩き方”を引用すると、「ヴィチェンツァのオリンピコ劇場をモデルにした、ヨーロッパ最古の劇場として有名なファルネーゼ劇場」がそこにあった。見学者たちは一様に開いた口がふさがらない。石造りの宮殿内に観客席、舞台、床、装飾すべてが木でできている圧倒的な存在だ!ここで上演したのはわずからしい。客席も相当に広いが、まさか庶民が足を踏み入れたとは思えない。Parmaを訪れる機会があったら、ぜひここを見てほしい。絶対に!
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