ricetta della vita

イタリア料理教室「COMODO」主宰 
美味しい話をしましょう

初めての食材

2009-09-05 | イタリア現地から

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使ったことのない食材というのは、その特徴をよくとらえて、どうやって使うのがいいのかいろいろ試してみることが大切ですよね。今日はいくつかの発見がありました。

トリッパのサラダ/ズッキーニとバルサミコのパスタ/うさぎのオリーブ煮込み/にんじんとオレンジのケーキ

今日はこんなメニューでした。どれが使ったことのない食材かというと、もちろん“トリッパ”そして“うさぎ”。それから、パスタに使った塩気の強いリコッタチーズというのも興味深いものでした。

トリッパもうさぎも触ることには全く抵抗はなかったのですが、それよりもこれが調理によってどう変化するのかが楽しみでした。トリッパはゆでてある状態のものを使ったので、レモンやオリーブオイルでサラダになり、これがいくらでもお腹に入ってしまうような軽さ。逆にうさぎはオリーブとの煮込みですから、かなりこってりした仕上がりです。鶏肉に近い淡白な味なのでソースとよく合っていました。 今日もお腹いっぱい試食したー!


ビスコッティを作るには

2009-09-04 | イタリア現地から

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今日作ったものは、

海の幸のクロスティーニ/スパゲッティボンゴレ/鰯の重ね焼き/プラートのビスコッティ

です。朝晩の若干の気温の変化により、オーブン料理がメニューに入りました。しかし、一度に3種類はさすがに熱かった!ま、それほど手の込んだものは作っていないので時間はかからなかった。

今日感心したのは、ビスコッティが非常に簡単に作れたこと。これを覚えておくと何かと重宝しそう。ただし、問題がひとつ。先生のお宅は調理台が大理石。日本の一般家庭に大理石はおいそれと転がってはいません。その大理石の上で生地をつくるからうまくまとまって美味しく出来上がるのであって、まずそこから解決しなければならない。実は前々から麺打ち台がほしい。それの大理石ならかっぱ橋でも売っているではないか!もちろん値段はべらぼうに高い。う~ん、値段を考えたらやっぱムリ?????


お出かけ町歩き Lucca

2009-09-03 | イタリア現地から

昨日、1日休みがあったので、Firenzeを離れてLuccaへ出かけた。各駅の電車でとことこ行ったが、何の予備知識もなかったのでインフォメーションへ行って町の地図をもらった。駅を降りると目の前には城壁があって、これを越えると町がある。

小さい町なので半日ぐらいぶらぶらするにはちょうどいい。最初に入ろうとした教会へ行くと、入口の前におじさんが小さいかごを持って立っている。中からでてきた人たちがそのかごにコインを入れている。「ん?あのおじさんは何?」ちょっと観察していると、そのおじさんはかごのコインをポケットに入れて、かごは教会の前の植栽の陰に隠してどこかへ行った。あ、そういうことね。身なりも特に悪くないので、お金を入れなければいけないように感じてしまうかもしれないけれど、危ない危ない。

別の場所(教会だったっけ?)では屋根のすぐ下にまばゆいばかりのモザイク画を見た。屋外にあって保存状態も良さそうだったけれど、修復しているのだろうか?きっと朝日が当たるとキラキラしてもっときれいなんだろうな~。

昼間のうちにFirennzeへ戻ろうと駅へ行く。でも番線が「1TA」ってどこ?1番線じゃあなくて、はるか奥の方だった。で、ここで持ってきた水が底をついていたので、売店まで行って水を買うことにした。もう一度電車のそばまで来たら、今度は切符に刻印を押していないことに気がついた!もう発車時刻が近い。ダッシュして刻印をしてくると、多分英語圏ではないご夫婦にこの電車はフローレンスに行くのか?と聞かれたので、「Si、たぶん」って返事をした。ええ、もうめちゃくちゃです!

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金曜日は魚の日

2009-09-01 | イタリア現地から

金曜日は中央市場に魚が入荷する。そこで、金曜日は魚料理を作ることになっていた。

で、今日作ったものは、

海の幸のサラダ/スパゲッティカルボナーラ/ヤリイカのzimino←ちょっと訳せない!/アマレットのセミフレッド

です。魚料理ということで、魚の切り身とかアサリとかのメニューを想像していました。しかし、イカとエビです。つい2日前もエビの背ワタをとったんだけど。黙々と。魚高いんだよね。そんなにしょっちゅうは食べられないんだよ。近所の魚をウリにしているレストランのメニュー表もかなり高いよ。カルボナーラにはもちろん生クリームは入りません。生クリームを入れるというレシピはいったいどこが始めたのだろうか?

セコンドで使った“bietola”というのは、小松菜とほうれん草が混じったような青菜です。ヤリイカと合わせると、醤油味してもイケると思うのですが。

レップブリカ広場を通りかかったら、アーケードからバイオリンの音色が聴こえてきた。ふと見ると、白いワンピースを着たまだ若い女の子が弾いている。いつもここで弾いているのだろうか?なんだか物悲しい曲ばかりで、多分あと半月もしたら夕暮れ迫る雰囲気によく合うんだろうなあ。

※写真はセミフレッドです。タイトルに合ってないなあ。。。

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料理道具の誘惑

2009-08-29 | イタリア現地から

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今、私が滞在しているのは、駅からも近い場所です。道を1本横へ行くと、中央市場があります。でも、2階は改装中だし、バカンス中の店もあるので外のテントにもお店が出されています。違う市場の様子も見たいなあ。

インターネットを使うにあたっては、借りている部屋の電話回線が使えないため、研修を斡旋してもらった学校(徒歩4分)で繋いでいます。街中のインターネットポイントでは、パソコンの持ち込みは断られました。このインターネットポイントですが、経営はほぼ(恐らく)インド人です。何か時代の流れを感じますね~。

さて、今日のメニューは、

かぼちゃのマリネ/パッケリのラグーソース/豚スペアリブラグーソース煮 じゃがいものピューレ添え/いちごとベリーのティラミス

でした。

で、今日欲しくなったものは、

①色が薄く瓜のように切りやすく甘みがなく火を通してもくずれないかぼちゃ。

②ラグーソースとスペアリブが一緒に作れる大きな鍋。

③ゆでたじゃがいもの皮を残してくれるマッシャー。

①は買ってトランクに詰めてくる?においもしないから平気かな?重量制限にひっかかって取り出すのは恥ずかしいけど。②はただあそこまで大きな鍋が必要なのだろうか?きっとあの鍋はスープを作ったり煮込み料理に必要なのだろう。多分、日本で買うなら合羽橋に行かないと無理だね。③は日本でも買えるが、現地値段の方が安かったら買ってしまいそうだ!