井上道義+読売日本交響楽団「ラプソディプログラム」を聴いて『伊福部昭モード』になってしまった私高本(藁
本日から、シューベルトについて記す予定です。
シューベルト自身が自筆譜に『IV. Sonate』と明記しているのに『幻想曲』として販売した 楽譜商ハスリンガーが(売れ行きの良さに味を占めて)シューベルトに委嘱したと推測される作品 = 即興曲集D899 である。
初版時 = 作品87(← 誤記で無いぞ!)で出版されたが、歌曲と重複していたために、後に「作品90」に移された。おそらくシューベルト自身の労力で。ちなみにシューベルト生前に出版されたのは、前半2曲のみ。後半2曲は 1858年 まで出版されなかった。
・・・って事実だが、信じられますか?
ピアノソナタを「幻想曲集」の形で販売されたシューベルト(作品78のことです、ハイ)。 おそらく作品42(イ短調ソナタD845)や、作品53(ニ長調ソナタD850)よりも圧倒的に売れたのだろう。皮肉なことである(爆
「即興曲集 作品90」は、全4曲とも人気曲な上に、技巧のある子供であれば小学生でも弾ける曲(← 高学年ならば弾ける)ので、多くのピアニストに愛奏されて来た。主旋律は覚え易く、「簡単に作曲された」と思われがちだが、事実は全く違う(苦笑
と続けて「性格的小品集」がわずか1年足らずの年月で産み出されて行く。どれもが名曲だ。
である。
本日から、シューベルトについて記す予定です。
ロマン派の「性格的小品」を先駆した シューベルト「即興曲集」D899
シューベルト自身が自筆譜に『IV. Sonate』と明記しているのに『幻想曲』として販売した 楽譜商ハスリンガーが(売れ行きの良さに味を占めて)シューベルトに委嘱したと推測される作品 = 即興曲集D899 である。
初版時 = 作品87(← 誤記で無いぞ!)で出版されたが、歌曲と重複していたために、後に「作品90」に移された。おそらくシューベルト自身の労力で。ちなみにシューベルト生前に出版されたのは、前半2曲のみ。後半2曲は 1858年 まで出版されなかった。
・・・って事実だが、信じられますか?
ピアノソナタを「幻想曲集」の形で販売されたシューベルト(作品78のことです、ハイ)。 おそらく作品42(イ短調ソナタD845)や、作品53(ニ長調ソナタD850)よりも圧倒的に売れたのだろう。皮肉なことである(爆
「即興曲集 作品90」は、全4曲とも人気曲な上に、技巧のある子供であれば小学生でも弾ける曲(← 高学年ならば弾ける)ので、多くのピアニストに愛奏されて来た。主旋律は覚え易く、「簡単に作曲された」と思われがちだが、事実は全く違う(苦笑
- 即興曲集 作品90 D899
- 楽興の時 作品94 D780
- 即興曲集 作品142(遺作) D935
- ピアノ曲(遺作) D946/1-2
と続けて「性格的小品集」がわずか1年足らずの年月で産み出されて行く。どれもが名曲だ。
足りなかったのは「シューベルトの余命」だけ
である。