昨日「ロジェストヴェンスキー指揮 読売日本交響楽団 ボロディン交響曲全曲演奏会」を聴いた。感動した。以下、その批評である。
おそらく日本初の「ボロディン交響曲全曲演奏会」と推測される。最少に言って、1996年以降は存在しなかった!
のプログラムビルディングであったが、最後に置かれた名作 = 交響曲第2番ロ短調 が圧巻。 ホルンソロやクラリネットソロだけでなく、管楽器全体の水準の高さが、(他の2曲とは比肩できない)この曲の素晴らしさをはっきり聴かせてくれた。
ボロディンは ブラームスと同年生まれ(!)であるが、やや「作曲技法として古くさい」感触がある。 シューマンを媒介として、シューベルト & ベートーヴェン の交響曲を模範としながら、規模がやや不足している。
これが「現世界の大交響曲指向(← マーラー や ブルックナー)」と相容れないのだろう。 この日の ロジェストヴェンスキー指揮の演奏を聴くと
のロシア国民学派作曲家の全力の曲が聴けたことがうれしい。 もしかすると「曲自体が内包する力」以上の演奏だったかも知れない。
できる限り近い内に「読響 + ロジェストヴェンスキー指揮 のボロディン交響曲第2番」CDを聴きたい。
読売日本交響楽団第452回定期演奏会 ロジェストヴェンスキー指揮 読売日本交響楽団 ボロディン交響曲全曲演奏会
おそらく日本初の「ボロディン交響曲全曲演奏会」と推測される。最少に言って、1996年以降は存在しなかった!
- ボロディン : 交響曲第3番 イ短調(未完 & グラズノフ補筆&編曲)
- ボロディン : 交響曲第1番 変ホ長調
- ボロディン : 交響曲第2番 ロ短調
のプログラムビルディングであったが、最後に置かれた名作 = 交響曲第2番ロ短調 が圧巻。 ホルンソロやクラリネットソロだけでなく、管楽器全体の水準の高さが、(他の2曲とは比肩できない)この曲の素晴らしさをはっきり聴かせてくれた。
ボロディンは ブラームスと同年生まれ(!)であるが、やや「作曲技法として古くさい」感触がある。 シューマンを媒介として、シューベルト & ベートーヴェン の交響曲を模範としながら、規模がやや不足している。
これが「現世界の大交響曲指向(← マーラー や ブルックナー)」と相容れないのだろう。 この日の ロジェストヴェンスキー指揮の演奏を聴くと
- 「日曜作曲家」と自嘲した趣きは皆無!
- 規模は「シューマン」程度
のロシア国民学派作曲家の全力の曲が聴けたことがうれしい。 もしかすると「曲自体が内包する力」以上の演奏だったかも知れない。
できる限り近い内に「読響 + ロジェストヴェンスキー指揮 のボロディン交響曲第2番」CDを聴きたい。