詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

  詩    カラス

2012年11月15日 | 
カラスを見かけるとふるさとを思い出す
ふと食べるのを中断した一瞬の隙をついて
愛犬の餌をかっさらってった特攻隊のようなカラス

亡き母やアイヌの人達はよく
カラスの言葉をよく翻訳してくれたものだった

ぼくにはまだカラスの言葉は難解不明すぎるけど
内地のカラスはどうも鳴く回数に意味がありそう

ガーガーと鳴く畑の種をほじくる北方系じゃなく
カーカーカーと鳴く南方系の雑食性なので石原屠都知事に毛嫌いされ
「カラスを食料にしろ」の指示のせいで
それを食わせられた哀れな芸能人もいた

人間・・特に美人は見てるとすぐ飽きるけど
人間など眼中にないカラスは不思議に満ち満ちてる

子育て中には人間さえ襲う子への愛情
光る物が好きな点は女やヤクザ屋さんに似ているが
火を持って行っては放火魔ともなるあっぱれさ

古代中国でもシベリアや新大陸先住民でも
世界の創造主がカラスという神話が多い
熊野神社の神使や日本サッカーシンボルマークは三本足のカラス
高句麗等古代朝鮮半島の国のシンボルもまた

まだ日本中をさすらってた頃
漆黒の闇にテントを張るとよくカラスの鳴き声に慰められた
それ以来カラスを守護動物とさえ思っている