詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

  八月の詩(2)    救済

2013年08月06日 | 

救済し救済されようとした
かすかな記憶がある

嘲笑することなかれ
差別であれ 憤怒であれ 飢餓であれ
見て見ない振りをしていたらいよいよ増殖するのが世の常

誰彼となく襲いかかってくる有象無象は
誰であれ
飢えたらなんでもやる己の反映なのだ

人間は転がるビリヤードの玉のよう小突かれ
順番に四隅の穴倉へと放り込まれてゆく
様々な終わりの言葉を耳に囁かれながら

悲しみはもう何処にも届かない造花になる
思い出はすべて奪われて口当たりのいいカルト極右の扇動になる
憎しみはもう
踏み切りの向こうまでも歩いてゆけない

待ち焦がれた蒼穹の一番星の代わりに
群れ飛ぶ蛍よりも清かに
包装紙よりも騒々しく
ネオンサインの場末で嘔吐する言葉たちになる

腐臭を美辞麗句とし
亡国へとまっしぐらのハイエナばかりの国に
残されているのはまだまだ豊穣な明治維新までの文化
どうせ殺されるなら血反吐吐くまで叫びたい

 

  おばんです。禁酒したら頭痛がひどくて、一週間ぶりに酒を・・酒を飲むとやたらと詩作したくなる。ベーシストのカザレスは宮沢賢治を連想させられる。賢治の最高傑作のひとつ『セロ弾きのゴーシュ』を思い出すー.html

カザルスが演奏後に、「ふるさとの小鳥たちは平和平和と囀るのです」と・・仔狸やネズミやカッコウや猫が、ゴーシュの奏でる音に癒されながら、あれこれアドバイスしてゴーシュを成長させる。ここには一万年以上前からの日本列島人のアニミズム的な世界観がある


八月の詩(1)    西瓜 

2013年08月06日 | 

西瓜はあまりにも重たいので
もう数年間食べたことがなかった


今日スーパーで半額の200円だったので一個買ってきた
おまけに大好きな飯豊山の登山口の山形産


学生時代には西瓜など買ったことはない
いつも盗んでいたからだった
(魯迅の故郷での思い出物語を連想する)


海沿いの浜には西瓜がゴロゴロ
ただ西瓜は小便が出るばかりで
まるで腹の足しにならない


ふるさと北海道にも
もちろん美味しい西瓜はあった
西瓜はまるで太陽の結晶のように紅く黄色い


ある日ぼくの家のゴミ捨て場に
路上生活者らしき老人がやってきて
むしゃむしゃと西瓜の皮まで食べていた


それを兄弟で震えながら見て
社会や人生とはどういう物かを学んだのだった


政治の最優先は99%を食べさせることだ
食べさせることもできずに嘘ばかり利権ばかりの政府は
もはや叩き潰すしかない!

  原発すぐ近くに墜落したヘリ報道も怖かった。それよりずっと怖いのは、飛行ルート時間の変更通知が政府に皆無で・・飛行ルートまでルートは米軍の勝手がホラーより怖い。大都市や原発・・国会や首相官邸や防衛省や経団連に墜落だといいのだけど


平成の「治安維持法」=秘密保全法では誰でも逮捕が可能に 口先だけ安倍

2013年08月06日 | 政治

拡散を!『声明「改憲と連動し、国民から自由を奪う秘密保全法案の制定に反対する」の再度紹介と7月30日までの賛同者の紹介』ー<a href="http://blog.livedoor.jp/nihonkokukenpou/archives/51737739.html">『ここ』</a>

月ジュネーブで開催核拡散防止条約再検討会議準備委において政府は「核の非人道性」を謳った共同声明に不賛成・・口先だけの恥知らず!『安倍首相に原爆記念式典に出席する資格はない』ーhttp://www.amakiblog.com/archives/2013/08/05/#002665