詩人PIKKIのひとこと日記&詩

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伯母桜の厚化粧<本澤二郎の「日本の風景」(3205)

2019年01月06日 | 犯罪
伯母桜の厚化粧<本澤二郎の「日本の風景」(3205)
<心臓の神道大本山での「眠ったふり改憲強行祈念」に騙されるな!>
 2019年は安倍晋三にとって、正に正念場の年である。その策略を、神道の大本山・伊勢神宮参拝で披歴した。筆者は、今朝ほど伊東正義の好きな言葉を思い出した。「伯母桜(うばざくら)の厚化粧」である。老いた芸者は、厚化粧をして純真無垢の客をたぶらかすという。疲れ切った7年目の表情の心臓は、皇位継承儀式の衣でしっかりと蓋をかけておいて、まんまと悲願の憲法改悪を強行しようと企んでいる。したがって、この6年の間に比べて、改憲トーンを落として、人々を目くらまそうという戦術変更なのだ。


<政教分離違反を報じた新聞テレビは存在したか>
 伊勢神宮参拝は、憲法20条違反である。
 公人が特定宗教施設を参拝することは、憲法が禁じている。国家神道の本山を参拝する皇室は、おそらく公人ではなく、私人としてこっそりと自己の信仰として参拝しているはずである。公費の支出は行われていないだろう。
 安倍晋三のそれは、明白な憲法違反である。仏教やキリスト教団の対応に注目したい。野党議員は、国政調査権を行使、政府に対して参拝の経費を詳細に明らかにする義務があろう。

 特に、神道は侵略戦争の最前線で、侵略日本軍の精神を拘束して、かの地で蛮行の数々を引き起こしてきた元凶である。70年以上経つのに、それの謝罪と反省をしていない。依然として靖国・伊勢・出雲など神道は、戦争の清算を行っていない。ゆえに隣国だけでなく、世界の宗教界からも警戒されている原始の宗教である。

 憲法20条を知る日本人にとって、そこでの参拝と記者会見は驚愕すべき事態なのだ。このことを新聞テレビは報道したであろうか。していないとすると、彼らは言論の自由を容認した憲法に違反したジャーナリストということになる。
<166億円皇位継承祭りで主権者をたぶらかす策略>
 1月4日の報道では、もっぱら心臓は皇位継承のことに力点を置いて語っていた。三選後の2019年の皇位継承時期など、一連の政治日程は、改憲に向けて細かく計画されたもので、皇室の政治利用としては、極め付きであることを理解することが出来る。

 NHKを先頭にした皇位継承儀式で、茶の間の人々の頭脳を完璧に掌握して、それ以外の政治課題を封じ込めるとの強い心臓の意図を感じる。

 天文学的な借金大国だというのに、実に166億円の巨費を投入して、150年前の明治維新さながらの政治パフォーマンスを主宰する心臓というのである。
<下駄の歯政党の狐と狸の化かし合い>
 他方、ネットで確認したのだが、信濃町の年頭に当たっての恒例の街頭演説も、心臓会見に歩調を合わせていたことを、どれほどの国民が理解していたであろうか。
 
 要するに、それは多数の横暴を戒める見識のある公約だった。むろん、裏がある。これは野党の言い分であろう。数の横暴を自民党と一緒になって強行してきた公明党ではないか。

 この様子を政界雀は「街頭演説では、狐がマイクを握り、狸がそばに控えていた。これでは2019年は化かし合いの年。化かして9条改憲を強行すると宣言するような場面だ。お腹は毒饅頭で腹いっぱいとみた」と揶揄する。

 「この様子を池田大作さんが見ることが出来ていたら、なんというだろうか」と第三者も心配してしまいそうだ。中には「年頭の安倍改憲論のトーンを抑えさせたのは、信濃町のワル知恵に違いない」といったうがった見方もある。
<国民・アジア諸国民は厚化粧に騙されてはならない>
 かつて改憲派の中曽根康弘に対して、松野頼三は「中曽根は富士山に譬えられる。遠くで見ていると一見、美しく見えるが、そばによると、何のことはない、岩がごろごろ転がっている」と酷評していたが、心臓の顔面にも同じことが言えるのではないか。

 厚化粧も、近くに行くと、正体がばれるものだ。日本国民は、まずは政教分離の憲法違反に対して、直ちに議会と司法の場で抵抗してゆく必要があろう。平和国民を続け、である。
<現在、主権者は沈黙するモノ・慰安婦ではない!>


「青柳さんからメール届くが貼り付け失敗、その後に成功」


▼これが日本人慰安婦が表沙汰にならない理由!
 従軍慰安婦と言うと韓国に目が向くが、日本にもたくさんいた。
 韓国人の10倍、いや、もっといた。
 それがなぜ、表沙汰にならないのか? 
 それには、悲惨すぎて残酷な事情があった。
 戦前は、生活苦から親が娘をカネで売る人身売買が公然と行われていた。
 いつの時代も犠牲者は貧しい人たちである。
 そんな実態を美輪明宏が公にした。以下に抜粋して転載する。

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 【日本人慰安婦の話~橋下“維新の会”は聞け 美輪明宏】(2013年6月のライブドアニュースより)

 今日はですね、橋下さんが発言しちゃって問題になっております、従軍慰安婦問題。
あれは若い方はトンチンカンで、何の話だか全然お分かりにならないんじゃないかと思いますね。10代後半20代30代の方なども。
 従軍慰安婦というのは半世紀以上前の第2次大戦の戦争中のお話でしょう。メディアは終戦記念日に近くなると、爆撃でやられた話とか、そういった人たちを取材した話ができますでしょう。
 でも従軍慰安婦の人たちは直に話を聞けないんですよね。
 韓国と中国の従軍慰安婦の人ばかりが取り上げられますけれども、日本人の従軍慰安婦の人たちもいたんですよ。いっぱいいたんです。
 でも日本人慰安婦たちは何故取り上げないのかといったら、その人たちが、もう酷い目に遭ったんですね。

 まず、私が何故そんなことを知っているかと言いますと、終戦後にその人たちが満州、つまり今の中国から引き揚げてきたんですね。
 引き揚げてきて私、長崎でございましょう。長崎には丸山遊郭という有名な、女郎さん遊女たちがいて売春する、そういう街があったんですね。
坂本龍馬なども遊んでいたような有名な所ですね、日本の3大遊郭という。
 これが、戦争中にカフェやバーも遊郭もみんな閉店させられて全部が商売営業停止になったんですよ。そしてその人たちは行き場が無くなったんですね。

 どういう人たちが遊女になっているかというと、人身売買が当たり前の時代でしたから、貧しい農家の娘さんたちが、自分が売られていけばお父さんもお母さんも弟たちも飢え死にしないで済むからといって、女衒(ぜげん)と言われる人買いに連れられて遊郭に身を売られていったんですね。
 一家の犠牲になっている貧しいお嬢さんたちが多かったんです。
 閉鎖されて行き場が無くなった時に、軍の出先機関で大政翼賛会という組織があったんです。
 そこの人に「満州に良い仕事があるぞ」と声をかけられ、カフェとか遊郭があるから、そっちへ行って稼げばいいということで、そして喜んでそちらへ行ってみたらなんと、話が違って従軍慰安婦だったというんですね。
 従軍慰安婦の人たちは、軍に従うと書いてあって第一線を付いて周るんですね。
そして筵(むしろ)みたいなものを敷いて、コーリャンという麦よりももっと不味(まず)い穀物で作った真っ黒いおにぎりですけれど、私も長崎で食べたことがありますけれど、食べられた物じゃないです。
 それを枕元に置いて食べながら、表には兵隊たちが木札をもってズラリと並んで、それを一人ひとり(セックスの)相手をして。
 そして敵が来たら身を守るためといって銃の練習をさせられて、敵が押し寄せてきますでしょう、馬賊とか匪賊(ひぞく)とか。そうすると兵隊と一緒に戦うんですって。
 戦って流れ弾に当たって死んだら、今度は日本婦人がそういうことをしていたというと恥になるからといって、モンペやなにかを脱がして支那服に着替えさせられて、そして放り出されるんですって。
 そして埋めてももらえない。焼いてももらえない。野ざらし、雨ざらし。山犬の食い荒らすままになっていて。
 終戦後に引き揚げてくるときに、まず軍人の将校たちと家族がトラックに乗って逃げて、自分たちは置いてきぼりになったんですって。
 他の移民団、開拓団の人たちと一緒になって、命からがら引き揚げてきて村に帰ったら、村の恥さらしとか面汚しとか言われて。
 そして家へ帰ったら、自分はお父さんお母さん、一家のために売られて行ったのに、「お前のやっていたことが世間様に知られたら、家の恥になる、出て行ってくれ。」と。
 だから、みんな自分が従軍慰安婦だったというのを隠しているんですよ。
 だから日本人の従軍慰安婦は一人も出てきませんでしょう。そういう事情があるんですね。 
2019年1月5日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)