新自由主義の原点となった国鉄闘争を描いた『人らしく生きよう-国労冬物語』(写真)の上映もあります。 2020/09/26「自主制作・上映映画見本市#4」(文京区民センター) 「自主制作・上映映画見本市#4」(2020/09/26・地下鉄後楽園駅・春日駅) と き:2020年9月26日(土)10時〜21時 ところ:文京区民センター(地下鉄春日駅2分) 参加費:1日券・1回券共通1000円 プログラム: 10:00ー11:20 『ヒロシマ ナガサキ 最後の二重被爆者 』 11:50ー12:25 『私たちは忘れない フクシマ避難区域の教師たち』 13:20ー14:30 『ふたつの故郷を生きる』 15:00ー16:10 『棘 ひとの痛みは己の痛み 武健一』 16:40ー18:20 『人らしく生きよう 国労冬物語』 18:50ー21:10 『生きるのに理由はいるの?津久井やまゆり園事件が問いかけた ものは…』 *それぞれの映画上映の後、それぞれの映画の作り手の方から20分位のトークと見た人と の感想交歓があります。 自主制作をしている人たちと自主上映をやっている人、やってみたい人を結びつける朝か ら晩まで見放題の映画見本市です。 どなたでも参加出来ます。 憲法を考える映画の会の有志で行っている「自主制作・上映映画見本市」は今回は4回目 になります。 今回を含めて、これでこれまで上映してきた作品は24作品になります。 話し合いの役に立つ、こうした映画を紹介し拡げていくために、映画の作り手と映像の利 用者をつなげるを「応援団」のようなものが出来ないかと考えています。ご参加ください。 問合せ:憲法を考える映画の会TEL&FAX:0424-06-0502 hanasaki33@me.com ホームページ:http://kenpou-eiga.com/?p=2523 【上映作品の紹介】 『ヒロシマ ナガサキ 最後の二重被爆者 』(10:00ー11:20) 1945年8月6日、9日。アメリカにより広島と長崎に投下された原子爆弾を、両都市で被爆 した山口彊さん。 14歳の夏、広島で被爆し、弟と共に避難列車で、故郷長崎に向かい、二度被爆をした福井 絹代さん(88歳)と弟の国義さんの過酷な人生とさらに長崎に住む2名の二重被爆者。 山口彊さんの“遺志”を受け継いだ、娘、孫、ひ孫の3代に渡る“継承”を描くドキュメ ンタリー。 2019年制作 80分 稲塚秀孝 監督 配給:タキオンジャパン 090-3433-6644 『私たちは忘れない フクシマ避難区域の教師たち』(11:50ー12:25) 2011年3月11日の震災後、福島県教育委員会は、原発の影響で休校中の学校の教職員には 「兼務発令」を出し、現任校に在籍しながら児童・生徒が転校した先で勤務するという体 制をとらされた。この結果、ちりぢりになった自分の子どもたちへの関わりは思うように できなくなり、避難先から兼務校への遠距離通勤を強いられる教職員も続出した。 震災後、被災地の学校現場に真に求められていたことは、一体何だったのだろうか? 現在のコロナ問題にも通じる教育現場の問題がここにある。 2012年制作 33分 湯本雅典 監督 配給:湯本雅典 090-6039-6748 『ふたつの故郷を生きる』(13:20ー14:30) 福島の原発事故から9年が過ぎた今も、子どもの健康を守るため母子避難した女性たちが 、新たな困難に直面している。 2017年3月、区域外避難者への住宅提供が打ち切られ、母親たちは経済的、精神的に困窮 。自死する女性までが現れた。 作品は、都内で避難生活を続ける母子と、1人ひとりに親身に向き合う支援者たち、そし て政府に政策改善を迫り、粘り強く行動する女性たちの姿を追った。 2018年制作 65分 中川あゆみ監督 配給:テムジン 03-5465-6678 『棘 ひとの痛みは己の痛み 武健一』(15:00ー16:10) 徳之島生まれの一人の男、武建一の半生を描いたヒューマンドキュメンタリー。 その男は、19歳の時に島を出る。 大阪生コンクリート会社のミキサー車の運転手として睡眠時間2時間という過酷な環境の 中で「故郷に錦を飾る」べく働いた。 しかし、ある日、仲間が突然解雇となる。 その男は、会社に抗議をした。 「俺の仲間を明日から来るなとは、なんねん!」と。 そこから、男の人生は激変する・ ・・ 労働者を守ろうと労働組合を作り、奔走。いったいその不屈の精神はどこからくるのだ ろうか・・・。 2019年制作 65分 杉浦弘子監督 配給:ニライカナイ塾 048-875-5394(FAX) 『人らしく生きよう 国労冬物語』(16:40ー18:20) 現代のリストラの原点である、国鉄分割・民営化の実態を15年にわたって描いたドキュメ ンタリー。 2001年にポレポレ東中野で公開されたのち、全国・世界に広がった。 分割民営化に反対する国労組合員にはありとあらゆるイジメと差別が行われた。 そのあげく1000名近くの組合員が解雇された。 残った組合員にはJRで引き続く差別が待っていた。 解雇された人も、残った人もなぜ、彼らはこうした現状に耐えて国労組合員であることを やめないのか。 日本の戦後に脈打つ「労働者魂」をみることができる。 2001年制作 100分 製作者:松原明 佐々木有美 配給:ビデオプレス 03-3530-8588 『生きるのに理由はいるの?津久井やまゆり園事件が問いかけたものは…』(18:50ー21:10) 事件に至る迄の植松聖被告の足跡をたどり、何故このような事件を起こしたのか?植松被 告の主張とはどのようなものか?考える。 衆議院議長への手紙には「 私は大量殺人をしたいという狂気に満ちた発想で今回の作戦 を、提案を上げる訳ではありません。全人類が心の隅に隠した想いを声に出し、実行する 決意を持って行動しました。」と書かれていた。 事件が社会に投げかけた問題の本質に迫る。死刑判決が確定した今、その裁判経緯編(27 分)を加えて第2回「自主制作上映映画見本市#2」に続いて再上映。 **************************** なお自主制作上映映画見本市第1回目から第3回目までの上映作品は次の通り 第1回 自主制作・上映映画見本市#1 (2019年4月30日開催)上映作品 「死んどるヒマはない─益永スミコ86歳」(2010年制作) 「わたしの描きたいこと─絵本作家クオン・ユンドクと『花ばあば』の物語」(2016年制 作) 「ハトは泣いている─時代(とき)の肖像─」(2017年制作)「隠された爪跡─関東大震 災朝鮮人虐殺記録映画」(1983年制作) 「OKINAWA1965」(2017年制作) 「知事抹殺の真実」(2016年制作) 「フクシマ2011─ 被曝に晒された人びとの記録」(2012年制作) 第2回 自主制作・上映映画見本市#2 (2019年9月23日開催)上映作品 「在日─戦後在日50年史 歴史編」(1997年制作) 「証言─中国人強制連行」(1991年制作) 「レーン・宮沢事件─もうひとつの12月8日」(1993年制作) 「シロウオ─原発立地を断念させた町」(2013年制作) 「ファルージャ─イラク戦争日本人人質事件…そして」(2013年制作) 「生きるのに理由はいるの─津久井やまゆり園事件が問いかけたもの」(2019年制作) 第3回 自主制作・上映映画見本市#3 (2020年1月13日開催)上映作品 「陸軍前橋飛行場─私たちの村も戦場だった」(2018年制作)「靖国・地霊・天皇」(20 14年制作) 「憲法を武器として─恵庭事件 知られざる50年目の真実」(2017年制作) 「9条を抱きしめて」(2013年制作) 「反戦を唱う女たち」(1988年制作) 「裁判所前の男」」(2015年制作) 「選挙が生まれる─長野と群馬の挑戦」(2016年制作)
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