詩人PIKKIのひとこと日記&詩

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シビル市民講座4月~8月(全5回)案内

2021年03月23日 | 情報
投稿者: 小泉雅英

 【シビル市民講座 第40期】 2021年4月~8月(全5回)

自伝から読む歴史Ⅶ
新編・石光真清の手記 
全4巻(中公文庫) 

講師:加藤 晴康さん(横浜市立大学名誉教授)

★各回とも 会場:柴中会公会堂 (下図) 時間:13:30~16:30

第1回 4月21日(日) 第1巻 『城下の人』

第2回 5月16日(日) 第2巻 『曠野の花』

第3回 6月13日(日) 第3巻 『望郷の歌』

第4回 7月11日(日) 第4巻『誰のために』

第5回 8月8日(日) 補講「帝国日本の境界」とアジア

 本書は厳密な意味では自伝ではない。明治から昭和にかけて生きた著者 石光真清(い
しみつ・まきよ 1868~1942)の名は、この手記が表に出ることがなかったら、時代の激
動の陰でおそらく市井に埋もれたまま忘れ去られていたことだろう。しかし、著書は波乱
の足跡を希有な記録として残していた。これを著者の長男 石光真人(まひと)が、あら
ためて編集し出版したのが本書である。
 石光真清は維新前夜の熊本で生まれ、神風連の乱や西南戦争での熊本城の戦いを目の前
にして育つ。やがて軍人を志すも、迫ってくるロシアの脅威を前にロシア語を学び大陸に
渡る。この手記は、近代日本の帝国としての拡大の最前線で、その裏側にたち下積みとし
て生きた人物のまれに見る記録である。それだけに本書は、東アジアを巡る国家のせめぎ
合いのはざまで、歴史の表舞台には現れない、しかし歴史の現実に翻弄される人々の姿を
浮き彫りにしていて、近代日本の国家にとって境界の意味を考え直させるものでもある。
全4巻だが一気に読める面白さを持った本なので、自由に読後感などを話しあえる講座に
できたら、と考えている

会場 柴中会公会堂 (JR中央線 立川駅南口 徒歩4分  モノレール立川南駅 徒歩
2分) 地図参照
定員 25名 定員一杯になり次第締め切ります。
受講料 1回 1000円 会員・学生・経済的困窮者1回 800円(全回前納者は 4500円・会員
 4000円)
お問合せ/お申込み シビル1階事務室(平日13~19時 メール申し込みも可)
Tel:042-524-9014 Fax:042-595-9431 mail:civilt
achikawa@yahoo.co.jp
●オススメ 郵便振替口座で前納申込 口座番号「00170-0-481827 シビル運
営委員会」

郵便局にある振替用紙に、どの回を申し込むか、氏名・住所・電話・メールアドレス等を
明記してください。

◆コロナ事態の推移によって延期・中止する場合があり、その都度1週間前にはお知らせ
する予定です。
講師プロフィール:加藤 晴康(かとう・はるやす)さん 

 東京大学大学院で西洋史を専攻。フランス社会思想、社会運動、植民地関係史を主に研
究。横浜市立大学名誉教授。
 『ブランキ革命論集』(現代思潮社/訳編)、『歴史として、記憶として─「社会運動
史」1970-1985』(共著)などがある。シビル市民講座「自伝から読む歴史」をずっと担
当している。

一般社団法人 市民の学習・活動・交流センター シビル
tel 042-524-9014  fax 042-595-9431  立川市柴崎町3-10-4

【各回の概要】
(各回とも 会場:柴中会公会堂 時間:13:30~16:30)

第1回 4月18日(日)  第1巻『城下の人』
熊本に生まれた少年の体験する維新の変動の嵐。新政府に叛旗をひるがえした神風連の乱
や、西南戦争で西郷軍に包囲される熊本城の戦いを目撃する。軍人の道を歩み日清戦争に
従軍するも、ロシアの極東進出にロシア留学を志す。

第2回 5月16日(日)第2巻『曠野の花』
義和団の乱に揺れる清朝の支配と進出する列強。
 ウラジオストクで学んだ真清は、洗濯屋を開き諜報活動に従事する。満州で馬賊や現地
の日本人娼婦らと知り合い、日露のはざまにたつ中国人や朝鮮人たちの苦難を目の当たり
にする。 

第3回 6月13日(日)第3巻『望郷の歌』
日露戦争に少佐として従軍。しかし、戦後、軍人としての出世の道を捨て、ふたたび大陸
へ。渤海湾での海賊稼業や事業などに従事するも成功せず、失意のうちに帰国する。明治
は終わろうとしていた。 

第4回 7月11日(日)第4巻『誰のために』
ロシア革命がおこり、シベリアも革命と反革命の波にさらされる。真清はアムールへ。シ
ベリアの在留日本人のためにボリショビィキ政権とも接触する。そのなかで、日本軍はシ
ベリアに出兵。おりから日本では米騒動が……。 

第5回 8月8日(日)補講「帝国日本の境界」とアジア
石光真清の講座をふりかえり、やがて大陸進出から「満州事変」へと突き進む日本の歴史
にとっての東アジアの「境界」、そして「境界」のはざまに置かれた人々の問題を考えて
いく。なお、可能なら受講者による小レポートも実施したい。
 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お礼。 (にのみや あきら)
2021-03-23 12:37:52
ご訪問ご投票ありがとうございました。またフォロワー登録ありがとうございました。私の方も登録させていただきました。作品は拙作ですが、よろしくお願いいたします。
先ずはお礼まで・・・
返信する
ご訪問感謝申し上げます。 (pikkipikki)
2021-05-24 15:04:20
面白そうな内容ですね。
あとでまた感想を
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