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おくりびと の こころ  ( 1 )

2010-10-29 07:59:57 | ねむねむ  南無南無  ワールド
本日もアクセスありがとうございます。

この世で坦々と生きるということさえ、なかなか大変なことです。
例えば、一生懸命勉強する。仕事を得て働く。お金を頂戴する。本日の糧をえて、ありがたく頂き、生きる。この繰り返し。

しかしながら、人にいつもいつも順風満帆な人生が与えられるなどということは、全くといっていいほど、あり得ないことなのであって、いわゆる不幸が訪れた時に、どうやってそれを乗り越えるか?ということが一番大事なことなのだろう。(ト、思う。)

さて、お時間の許す方、まずは このなが~い記事をお読みください。
http://blog.goo.ne.jp/planet403/d/20080620

あの時、浄霊をやっていなかったら、母は恐らく癌で亡くなっていたと思う。それ(母の死)ですめばいいけれど、浄仏することのできないでいる、その祖母の霊は、他の子孫を頼って、あちこちするかも知れない。(そこのところはわからない。)

H先生によれば、家系の中で、家系のながれを綺麗にしていく役どころの人がいるのだそうだ。そして、それは誰もかれもができるわけではなく、その役にふさわしい人がいるのだ、ということだった。

ワタシがその役にふさわしいのかどうか?はわからないけれど、出来ることならば、そんな役は引き受けたくない。大体、親戚からは、気ちがい扱い、もしくは疎んじられることは必定であるからだ。わざわざ 嫌われる役など誰が好んでしようか?

あのときも、田舎の姉さんにはずいぶんと無理を言った。ワタシは時に恐ろしいくらい強引になる。(ごめんね)
< この世を去る とき >
一番大事なことは何か?それは この世に未練を残さないことだ。
 祖母は ( この子を残して死ねない。)
と思った。祖母は 子供をを誰かに託して出かければよかったのだ。
( この子を残して死ねない )という、念がこの世に残り成仏できなかったという話が本当であるのなら、あの世に出かける時には、( あとは よろしくねっ )と言って死ねばいいということになる。(ですよね)
+++  +++
< じっちゃん との別れ >
病室のじっちゃん(=主人の父)は、肺気腫だから、酸素マスクをしていても呼吸が苦しそうだった。前みた時には、キリストの最期のときのように骨と皮のようなあばら骨であったから、それでも息をしなくてはならないことがとてもかわいそうだった。

お薬師さんを呼ぶ。( 少しでも楽にしてあげてください )
不動明王様を呼ぶ。( 病魔をやっつけてあげてください。)

じっちゃんに語りかける。( 後のことはちゃんとするからね。心配しなくていいよ。)ワタシは 想念というものは伝わるとのだいうことを信じて疑わない。

例え相手が重病人で、意識がなくたって、ちゃんと観てるし、知っているんだと思う。
とうちゃんも語りかける。「・・・。・・・。」

看護婦(師)さん やってくる。「 いっぱい 話してあげてくださいね。 聴こえているみたいですよ。」 ( ですよね。)

じっちゃんは、たまたまかも知れないけれど、手を動かしたり、目をギュッとつぶって、ワタシ達に合図をした。

その後安心したのか?わからないけれど?じっちゃんは、うたたねをしている時の、ここちよさそうないびきをかいて眠りだしたようにワタシには思えた。

( じっちゃん 大丈夫だからね。また来るからね。)

そう言って ワタシ達は病室をあとにしたのだった。 

>写真は、箱根の山。多分以前はゴルフ場だったのだろう。今はドックランの場所になっている。じっちゃんはゴルフが好きだったし、上手だった。

亡くなる少し前に外の空気を吸いたいということで、妹夫婦がじっちゃんをおうちの庭に連れ出した。戸外の空気は何倍も体にいいのだそうだ。この日じっちゃんは久し振りに食事をとったらしい。

そうやって、亡くなる人というのは、一つ一つ家族との思いでを作りながら、旅立ちの準備をしていくのだろう。





コメント
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