地球の温暖化により、米アラスカ州アンカレジと同じ北緯61度に位置するノルウェー最大のフィヨルドを見下ろす急斜面にブドウの木が整然と並んでいて、ノルウエーもワイン産地になる見込みと言う。
またにドイツワイン協会(DWI)よると、ドイツは世界最北端のぶどう栽培地のひとつであるが、近年良質のワインが出来るようになったとか。今までは、長年日照時間や気温の変動でぶどう収穫とワインの品質に大きな影響を受けていた。栽培における年間日照時間は、少なくとも1300時間必要だと言われる。
ところが年々気温が上昇しており1990年代と比較すると、欧州の気候は南に300キロほどずり落ちたような感じと、気象台専門家は分析する。つまりドイツワインは地球温暖化の恩恵を受け、さらにドローンや携帯アプリケーションを用いてぶどうの栽培管理や品質を一定に保つなどIT技術を導入することで高品質のワインが続々と市場に出回るようになった。
また、フランスでも、ボルドーやブルゴニューあるいは、イタリアのトスカーナなどの有名なワインベルトのワインも気温の上昇で、風味や味が悪くなっているという。下記ワイナリー世界地図はNHKの資料より引用。
2050年には赤く塗られた範囲で今までと同じ品質のワインをつくることが難しくなると言われています。ボルドーやトスカーナなどの世界的な有名産地がここに含まれます。
一方、将来有望な産地として注目されるのは青の範囲。フランス北部やベルギー、イギリスなど、これまでワインづくりには適さないとされてきた場所です。
今までのワインベルトが、北半球では高緯度の北極寄りにいどう、南半球では南極寄りにいどうしており、あきらかに地球の温暖化によるものである。
因みにサントリーのサイトの現在のワインbるとの話が出ているので、引用した::::
ワインの生産される主な地域は 北緯30度~50度 南緯30度~50度、平均気温10℃~16℃の地域に限られていて、この帯を示してワインベルトとも呼ばれています。
多くの植物がそうであるように、ブドウにも栽培適地があり、ワイン用ブドウ品種の栽培適地がこの範囲となっているのです。
北半球では、フランス、イタリア、スペイン、ドイツといった伝統的なワイン生産国、北アメリカでは、アメリカや、カナダ南部。
南半球では、チリ、アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ。と、現在、ワイン銘醸地と呼ばれる産地が全てこのワインベルトの中に入っている事が分かると思います。
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