世界各国で、第4次産業革命の取り組みが行われ、産業コストの低下や自動化を狙った試みが進んでいる。多分中国の製造業2025もそれだろうし、ドイツのインダストリー4が名前通りのプロジェクト。
ちなみにそれぞれの産業革命の概要は以下の通り。
第1の産業革命は、人力を代替する機械力の導入であり、18~19世紀に英国で始まった。その中心は蒸気機関や水力機関。自動織機の開発は、繊維業の生産性を飛躍的に高めた。
第2の産業革命は、20世紀初頭に始まった、電力を使った労働集約型の大量生産方式の導入。例えば米国のフォードが導入した、ベルトコンベアー方式による自動車の大量生産がこれに当たる。
3番目の産業革命は、1970年代に始まった、電子技術の導入による、生産工程の部分的な自動化である。自動車の組み立て工程における工業用ロボットの導入などを指す。
第4産業革命は、経済産業省の図解で総括できる。
ドイツは、下記の産業コストに見られるように、最先端の工業国にもかかわら自、産業コストがたかく、これを下げる狙いがある。
欧米各国の産業コスト
中国の製造業2025も製造請負から、最先端製品を出そうという狙いで恐るべきものがある。
アメリカは、民間に任せて、国家プロジェクトとしての取り組みはない。米国人は発想力があるから暫く委は良いのかもしれないが、物作りでは後れを取っているし、IoTを取ってみても、欧州の取り組みはいつの間にか世界最先端を行っている。例えば、RolaWan、SigFox、Wi-SUNなどと言ったIoT通信方式は、多くはヨーロッパ発でアメリカ発はあまりない。むしろ日本で勢が、多くはないがNB-IOTなどでガンバている。パックス・アメリカーナで、勝手のローマが衰退したようになるのだろうか?
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