ロイターが、北が公言している、12月8日の非常な重要な実験について、『北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は8日、東倉里の西海衛星発射場で「非常に重要な」実験が行われたと伝えた』と報じていた。人工衛星で、殆どの地上の事は偵察出来ると言う事だろう。この実験が、アメリカとの交渉にどういう効果をもたらすのだろうか? 画期的な大型ロケット・エンジンとかであろうか?
KCNAは、「大きな意義のある実験の成功」を報じたが、詳細は明らかにしていない。
韓国軍合同参謀本部はコメントを控えた。
アナリストのこれまでの指摘によると、西海衛星発射場で大陸間弾道ミサイル(ICBM)が発射されたことはないが、ミサイルエンジン試験は行われている。
専門家は、北朝鮮が実施したのはミサイル発射ではなく、ロケットエンジンの静止試験の可能性が高いとみている。
米国科学者連盟の非常勤上級研究員アンキット・パンダ氏はツイッターで「地上でのエンジン試験の公算が大きい。発射試験ではない」との見方を示した。
KCNAは「最近の重要な実験の結果は、近い将来に北朝鮮の戦略的位置付けを再び変える上で重要な効果をもたらす」とした。
非核化を巡る米国との協議が停滞する中、北朝鮮は「新たな道」を選ぶ可能性があると警告している。
「新たな道」が何を指すのか北朝鮮は明確にしていないが、専門家は可能性の1つとして宇宙衛星の打ち上げを挙げていた。衛星打ち上げにより、北朝鮮はICBMのようにあからさまな軍事的挑発に出ることなく、ロケットの能力を試すとともに誇示することができる。
トランプ米大統領は昨年6月に開いた金正恩朝鮮労働党委員長との初会談後、北朝鮮がミサイル施設1カ所の廃棄を約束したと述べた。その後、米当局者の話から、廃棄を約束したのは西海衛星発射場であることが分かった。
首脳会談後、専門家らは衛星写真を基に、同発射場で一部の主要設備が廃棄されているとしていたが、物別れに終わった2回目の米朝首脳会談後、北朝鮮が同発射場の復旧を進めていることを示す映像が明らかになっていた。
米CNNは、5日に撮影された衛星写真で同発射場に新たな動きが見られ、大型の輸送コンテナも写っていると報道。専門家は近く実験が行われるとの見方を示していた。
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