「倍返し」という言葉が、テレビドラマを通じて周知されているようです。
日ごろ、あまりテレビに親しんでいない私は、そのドラマの詳細は関知に至りませんが、
「倍返し」の意味については、想像できます。
昔話の中に鶴やらお地蔵さまの「恩返し」の美しいシーン。と共に、赤ずきんちゃんの
中では、悪いオオカミのお腹が切り開かれ、食べられたはずのおばあさんが無事脱出され、お返しに、石でお腹をいっぱいする、というシーンも鮮やかです。
私も実は、「倍返し」の恐怖に怯えたこの2週間でした。
実際は、何かあったわけではないのですが、不安と恐怖のために、精彩を欠いた日々を過ごすことになりました。
「ネコの倍返し」が気になって、あの現場には、再び行くこともできず、それどころか、毎日または隔日の日課として行っていた陋屋にも近づくことができなくなりました。
折角、次々咲いてくれる熨斗蘭も、自宅で切っては活けるだけ、陋屋のお仏壇にもお供えできずにおりました。
毎晩のように、トトロのネコバスのような巨大ネコに追っかけられる夢を見ました。
静かな時間を過ごしていると、どこからともなく、ニャーミャーといういたいけな仔猫の声までしてきます。
機械的に口にする食事に味を感じなくなり、食欲も減退、それもそのはずです。十分な睡眠がとれないために、身体が疲労困憊状態、というお粗末さ。
静かな屋内にいると、幻聴(猫の声)が起こりそうなので、モーツアルトのピアノコンチェルトとバイオリンコンチェルトを繰り返し聞き続けました。
思えば、もともとコロナ禍で、お客さまを迎える状態は半年皆無ですし、だれかと話すこともそうないのです。不要不急のことばかりの私の生活では、週に二度、ささやかな仕事をしに半日社会に出るだけで、業務に関わることは話してもあとは、あいさつ程度です。
母ネコが「私の赤ちゃんを返しておくれ~~」と夜な夜な、陋屋の彼女がお産した片隅をチェックしに来ているように思えて、昼間であっても足がすくんで、陋屋の門を開けることもできません。
こんなバカげたことを誰かに打ち明けようにも、やはり、自分が異常な気がして、ちょっと口にできません。
救世主のように、昨日金曜日、植木屋さんが剪定にきてくれました。まずは、自宅から。10時のおやつに、ヒレカツ200グラムを揚げ、涼しかったので煎茶を淹れました。
職人さんは二人です。午後早々に終わったら、陋屋に回る、と言われるので、いつものように、門の鍵を渡して、お願いします、何か不審なことがないか、気をつけてみてくださいね、何かの死骸でもあったらいやだから、と近からずも遠からずのお願いを真剣にしたのでした。
夕方鍵を返しに自宅に寄られた庭師さんに、ねぎらいと共に懸案事項を尋ねたのは言うまでもありません。
今年は暑すぎたのか、虫も少なくて、虫食い葉がほとんどなかったですよ。あっちの大きい松は今年は剪定せずに、他のものもささっと枝をおろしただけにしました。何も変なものが落ちても死んでもいませんでした。
やっとほっとしました。これ以上、ネコの鳴き声の幻聴に襲われたら、心療内科にでも行くことになる、と覚悟していました。
折から、久しぶりに友人と電話で、話すことがあり、もう少しでネコ騒動を口にしそうでしたが、それすら、どうでもいいことに思われ、敢えて話しませんでした。
元気だった?との友人の問いかけに、
「一応人並みに、ちょっと夏バテしたのか、2キロくらい痩せたみたい」と答えました。
実際は2週間で3キロも減っているのに昨夜気づきました。が、
今朝はもう2キロ戻っていました(笑)
それどころか、こんなに健康といいますか、美味しそうな私の腕をご覧いただきましょう。
今日、陋屋に出向こうと外に出て、自宅前の剪定したばかりの赤松を写メをしていたら、ぶうううーーーんと蚊の音がして、ケータイをコンクリート面に落としました。
ちょっと外側が壊れました。自撮りした記憶もないのに、私のパフスリーブからの立派な二の腕以下が写っていました。なんて太くてたくましくて、そして、美味しそうな腕でしょう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/a8/c15fb216946f362d9e07e3a455423cb7.jpg)
明日にでも暇にまかせて、今夕、陋屋で熨斗蘭をやっと活けたり、ひとりティータイムした写真を載せたいと思います。
追記になります。
今写メしました。わが家のピアノの上、ご覧の通り物置化していますが、注目すべきは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/a6/9f1bd5c342476116d777c7bd9114f74e.jpg)
当時小学生だった私のムスコのためにではなく、40歳代にもなろうかという不肖ムスメの私のために、横浜高島屋で実母が買ってくれた老ネコのぬいぐるみ、ほぼリアルのネコです。
また、雨田光弘さんという、日フィルのチェリストがネコの絵の作家で、その絵が大好きで、カレンダーや文具など毎年身の回りにネコの絵を置いてはいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/50/e19b3368e9ca77d4f921d002cfe4c6ba.jpg)
ネコ自体は、こうして鑑賞は嫌いでもないので、少しはご安心くださいませ(笑)
日ごろ、あまりテレビに親しんでいない私は、そのドラマの詳細は関知に至りませんが、
「倍返し」の意味については、想像できます。
昔話の中に鶴やらお地蔵さまの「恩返し」の美しいシーン。と共に、赤ずきんちゃんの
中では、悪いオオカミのお腹が切り開かれ、食べられたはずのおばあさんが無事脱出され、お返しに、石でお腹をいっぱいする、というシーンも鮮やかです。
私も実は、「倍返し」の恐怖に怯えたこの2週間でした。
実際は、何かあったわけではないのですが、不安と恐怖のために、精彩を欠いた日々を過ごすことになりました。
「ネコの倍返し」が気になって、あの現場には、再び行くこともできず、それどころか、毎日または隔日の日課として行っていた陋屋にも近づくことができなくなりました。
折角、次々咲いてくれる熨斗蘭も、自宅で切っては活けるだけ、陋屋のお仏壇にもお供えできずにおりました。
毎晩のように、トトロのネコバスのような巨大ネコに追っかけられる夢を見ました。
静かな時間を過ごしていると、どこからともなく、ニャーミャーといういたいけな仔猫の声までしてきます。
機械的に口にする食事に味を感じなくなり、食欲も減退、それもそのはずです。十分な睡眠がとれないために、身体が疲労困憊状態、というお粗末さ。
静かな屋内にいると、幻聴(猫の声)が起こりそうなので、モーツアルトのピアノコンチェルトとバイオリンコンチェルトを繰り返し聞き続けました。
思えば、もともとコロナ禍で、お客さまを迎える状態は半年皆無ですし、だれかと話すこともそうないのです。不要不急のことばかりの私の生活では、週に二度、ささやかな仕事をしに半日社会に出るだけで、業務に関わることは話してもあとは、あいさつ程度です。
母ネコが「私の赤ちゃんを返しておくれ~~」と夜な夜な、陋屋の彼女がお産した片隅をチェックしに来ているように思えて、昼間であっても足がすくんで、陋屋の門を開けることもできません。
こんなバカげたことを誰かに打ち明けようにも、やはり、自分が異常な気がして、ちょっと口にできません。
救世主のように、昨日金曜日、植木屋さんが剪定にきてくれました。まずは、自宅から。10時のおやつに、ヒレカツ200グラムを揚げ、涼しかったので煎茶を淹れました。
職人さんは二人です。午後早々に終わったら、陋屋に回る、と言われるので、いつものように、門の鍵を渡して、お願いします、何か不審なことがないか、気をつけてみてくださいね、何かの死骸でもあったらいやだから、と近からずも遠からずのお願いを真剣にしたのでした。
夕方鍵を返しに自宅に寄られた庭師さんに、ねぎらいと共に懸案事項を尋ねたのは言うまでもありません。
今年は暑すぎたのか、虫も少なくて、虫食い葉がほとんどなかったですよ。あっちの大きい松は今年は剪定せずに、他のものもささっと枝をおろしただけにしました。何も変なものが落ちても死んでもいませんでした。
やっとほっとしました。これ以上、ネコの鳴き声の幻聴に襲われたら、心療内科にでも行くことになる、と覚悟していました。
折から、久しぶりに友人と電話で、話すことがあり、もう少しでネコ騒動を口にしそうでしたが、それすら、どうでもいいことに思われ、敢えて話しませんでした。
元気だった?との友人の問いかけに、
「一応人並みに、ちょっと夏バテしたのか、2キロくらい痩せたみたい」と答えました。
実際は2週間で3キロも減っているのに昨夜気づきました。が、
今朝はもう2キロ戻っていました(笑)
それどころか、こんなに健康といいますか、美味しそうな私の腕をご覧いただきましょう。
今日、陋屋に出向こうと外に出て、自宅前の剪定したばかりの赤松を写メをしていたら、ぶうううーーーんと蚊の音がして、ケータイをコンクリート面に落としました。
ちょっと外側が壊れました。自撮りした記憶もないのに、私のパフスリーブからの立派な二の腕以下が写っていました。なんて太くてたくましくて、そして、美味しそうな腕でしょう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/a8/c15fb216946f362d9e07e3a455423cb7.jpg)
明日にでも暇にまかせて、今夕、陋屋で熨斗蘭をやっと活けたり、ひとりティータイムした写真を載せたいと思います。
追記になります。
今写メしました。わが家のピアノの上、ご覧の通り物置化していますが、注目すべきは
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/a6/9f1bd5c342476116d777c7bd9114f74e.jpg)
当時小学生だった私のムスコのためにではなく、40歳代にもなろうかという不肖ムスメの私のために、横浜高島屋で実母が買ってくれた老ネコのぬいぐるみ、ほぼリアルのネコです。
また、雨田光弘さんという、日フィルのチェリストがネコの絵の作家で、その絵が大好きで、カレンダーや文具など毎年身の回りにネコの絵を置いてはいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/50/e19b3368e9ca77d4f921d002cfe4c6ba.jpg)
ネコ自体は、こうして鑑賞は嫌いでもないので、少しはご安心くださいませ(笑)