シングルマザーをインターネットで検索してみました。以下がその引用です。
法的な婚姻関係になく子供を生んだ女性(未婚の母),あるいは離婚や別居して子供を養育している母親。婚姻内の男女間に子供が生まれることを嫡出といい,未婚の母から生まれた子供は民法では,嫡出でない子(非嫡出子)と呼ばれる。否定的な語感が強く差別的であるいう理由で,近年は婚外子ということばが使われることが多い。日本の出生総数に占める非嫡出子の割合は 1.9%で,スウェーデンの 56.0%などと比べ,きわめて少ない(『平成17年版国民生活白書』内閣府,2005年)。しかし,婚姻届は出さないが事実上の婚姻関係にある事実婚を選択するカップルが増えていることなどから,増加傾向にある。
統計の数字もだいぶ古いので、あるいは、ここ日本でも従来からの定期の母子家庭ではなく、婚外子、事実婚の割合が相当増加しているかもしれません。調べるともう少し正確な数字を載せることができそうですが、今後の課題とします。
さて本日いきなり、こんなタイトルで書きだそうとしているきっかけを記しましょう。
親しくしてくれる職場の家庭科の先生が、私に手作りマスクを10枚くらいくださって、使用の感想を聞かせてほしい、と仰り、有難く使用しては感想をお知らせしました。彼女が今夜メールをよこしてこられ、「老人ホームではマスクは使用しないというのは本当ですか?老人ホーム情報があればおきかせください」とのことでした。
私の知人のひとり(友人に近いです)に、現在、特養ホームのデイサービス部門で、パートながら正規雇用で働く人がいます。
お名前を失念するほどしばらくぶりで、ケータイの電話帳をあ行から検索してやっとたどりつきました。3か月間話していませんでした。
マスク事情を伺うと、もちろんスタッフは全員装用、施設利用者も原則着用義務あり、ただし、認知症の状態が悪くなると、なかなか指導が徹底しにくい とのことで納得。家庭科の先生にもその旨お伝えしました。どうやら、今年は、校内の文化祭がなくなり、生徒の活動の発揮場所がなくなったので、老人施設に手作りマスクを贈る企てをされている模様でした。
ま、そんなことは全く無関係の関係、余談にすぎません。
話を先ほどのデイサービスの介護職をしている友人に戻します。
今日の電話の要件はすぐに終わって、久しぶりの近況報告をいただきました。
「じーさんが、もう本当に手がかかって、こちらも極限状態なの。今夜は数日間のショートステイに行ったから久しぶりの天国だけど」とM子ちゃん(私より一回り程若い。50代半ば)
「お父さん、だいぶ悪いの?あのお世話してくださる方は元気なの?」と私。
「いえ、そもそもその人が入院したことから、ばたばたが始まってのよ・・・」とM子ちゃん。
こんな会話今どきどこでも話題になる特別な事でもなんでもないですよね。
ところが、ひとつ、ここでことを複雑にしているのが、M子ちゃんの両輪が結婚されていないことなのです。
M子ちゃんもそのお兄さんも二人とも高校生あたりのときに、非嫡出子から嫡出子になっている、いわゆる正式に父親に認知されています。
今から60年くらい前に、高校卒業後、洋裁とかお琴か花嫁修業中の普通の家の女の子がいけめんにナンパされ、結婚できるものとそれ相応の付き合いをして妊娠、男が妻帯者だったのに、どんな理由からか二重生活が続き、第二子であるM子ちゃんも生まれた。どうやら、M子ちゃんの祖父母にあたる人が娘と孫を不憫に思い、援助を惜しまなかったようです。
本妻に一人いる娘ともM子ちゃんは、本妻の葬儀で会ったし、その子供にも会ったこともあるといいます。本妻が亡くなるずっと前にM子ちゃんの両親は別れており、それ以前に両親とM子ちゃんとお兄さんが住んでいた家もずっと空き家状態。もともと母親名義だったその家がいつの間にか父親名義になっているのも不思議だけど、売れる物件でもないので父親逝去の際には遺産放棄してしまいたい、とのこと。
M子ちゃんの父親にあたるとんでもない不埒男は、M子ちゃんの母親と別れてもいつも身の回りを世話してくれる女性はいたようです。現在はおじいさんになって95歳とか、でも70歳くらいの彼女?がいて一緒に暮らしている。その彼女が入院してしまって、いきなり、ムスメであるM子ちゃんに父親(おじいさん)の世話がまわってきた。M子ちゃんのお母さんは、昨年他界。M子ちゃんのお兄さん一家と同居していたので、お兄さんが喪主になって無事葬儀も終わった。納骨は、M子ちゃんの祖父母、つまりお母さんの実家のお墓へ。父親に万一があると、父親の先祖代々の墓に父親は入り、M子ちゃんのお兄さんがそこを守り、ゆくゆくはその人も・・・らしい。
M子ちゃんに私の好奇心から、ある時臆面もなく尋ねたことがありました。
「おとうさんとあなたたち兄妹の姓が同じで、おかあさんだけ違うなんて変則的なおうちで、自分がどうして?とか思わなかったの?不潔だとか感じなかった?」
ずいぶん失礼なことを聞いてしまった私ですが、彼女はたくましく、生きてきたので、私の非常識な質問にも動ぜずに答えてくれました。
「私の周囲には、その当時まだお妾さんとか、母子家庭とかけっこうあったのよ。私なんか、父親がほぼいつも家にいるだけでもごくふつーと思っていたわ。」
なるほど、M子ちゃんが短大の栄養学科だったかを卒業するとき、父親も卒業式に出たし、彼女の結婚式にも父親として10数年ぶりに彼女の母親の隣に座って涙していたそうです。
彼女自身は、三人のお子さまにも恵まれ、自分のような不自然な家庭生活だけは、避けたいと思いながら、不具合な結婚生活を20年以上続け、3年くらい前に離婚、再婚して1年くらいになります。前夫と未婚の娘のいる前夫の家にちょくちょく家事をしにもいっているそうです。昨年のおかあさんの葬儀には、前夫も現夫も同席していたとか。。。
まあM子ちゃん自身の生き方はこの時代、特記すべきことは何もありませんが、彼女の育った時代(昭和40年~昭和の終わりごろまで)にシングルマザーしていたM子ちゃんのおかあさん、どんな思いで、どんな夢や目標をもって生きておられたのでしょう。M子ちゃんが中学の時くらいにはすでに父親と母親は別れていた(離婚ではなくて、別離)ので、わたしと母は市営住宅に二人で住んでいたこともあった、ともM子ちゃんは言っていた。
そして、私はこのことをM子ちゃんに聞くまで忘れていたのか、本当に知らなかったのか、M子ちゃんのおかあさんは、その別離の少し前から10数年、私の嫁ぎ先で奥の仕事、つまり、炊事を中心に家事をするお手伝いさんをしていたそうです。
あんまり頻繁に義両親のところへは訪ねなかったけれど、そういえば、いつも奥がにぎやかで、私が入り込む隙間はなかった あの感覚を思い出しました。
今夜、M子ちゃんの仰った言葉、
「配偶者は、もともと他人で、離婚したら、はいそれまでよ、だけどね、
親は選べないし、捨てることもできないのよ。お兄ちゃんはお母さんの世話、
私はあのじーさんの世話、ってことにいつのころからかなっていた」
でも私はよく知っています。彼女のおかあさんのご存命中は、M子ちゃんはいつも時間をやりくりして、おかあさんを病院へ、買い物へ、温泉へ、外食に誘ったり、とおかあさん孝行のお嬢さんでした。
今、再婚相手の方と心を通わす過程を築いています。もちろん、三人のお子さまとの交流は以前と変わらず行われています。
口に出しては、仰らないけれど、シングルマザーは自分も、娘もなりたくない、させたくない、説明のいる環境はもうたくさん!との思いは一入のようです。
十六夜(いざよい)~立待月(たちまちづき)~居待月(いまちづき)~寝待月(ねまちづき)~更待月(ふけまちづき)と満月の十五夜以降も呼称のように楽しめるこの中秋の名月
今年は十月一日あたりらしいですね。
秋の七草のうち、フジバカマとススキと萩はすでに咲き始めています。萩は夏の初めにも咲いていましたが、二度咲きしてくれました。
女郎花その他は、花屋さんで求めるほかに、秋海棠、水引草、赤く色づいたマユミの実等も籠に入れたいと思います。空模様だけが案じられます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/72/8333c9c623b19bf24feb3e3d646ea0d9.jpg)
法的な婚姻関係になく子供を生んだ女性(未婚の母),あるいは離婚や別居して子供を養育している母親。婚姻内の男女間に子供が生まれることを嫡出といい,未婚の母から生まれた子供は民法では,嫡出でない子(非嫡出子)と呼ばれる。否定的な語感が強く差別的であるいう理由で,近年は婚外子ということばが使われることが多い。日本の出生総数に占める非嫡出子の割合は 1.9%で,スウェーデンの 56.0%などと比べ,きわめて少ない(『平成17年版国民生活白書』内閣府,2005年)。しかし,婚姻届は出さないが事実上の婚姻関係にある事実婚を選択するカップルが増えていることなどから,増加傾向にある。
統計の数字もだいぶ古いので、あるいは、ここ日本でも従来からの定期の母子家庭ではなく、婚外子、事実婚の割合が相当増加しているかもしれません。調べるともう少し正確な数字を載せることができそうですが、今後の課題とします。
さて本日いきなり、こんなタイトルで書きだそうとしているきっかけを記しましょう。
親しくしてくれる職場の家庭科の先生が、私に手作りマスクを10枚くらいくださって、使用の感想を聞かせてほしい、と仰り、有難く使用しては感想をお知らせしました。彼女が今夜メールをよこしてこられ、「老人ホームではマスクは使用しないというのは本当ですか?老人ホーム情報があればおきかせください」とのことでした。
私の知人のひとり(友人に近いです)に、現在、特養ホームのデイサービス部門で、パートながら正規雇用で働く人がいます。
お名前を失念するほどしばらくぶりで、ケータイの電話帳をあ行から検索してやっとたどりつきました。3か月間話していませんでした。
マスク事情を伺うと、もちろんスタッフは全員装用、施設利用者も原則着用義務あり、ただし、認知症の状態が悪くなると、なかなか指導が徹底しにくい とのことで納得。家庭科の先生にもその旨お伝えしました。どうやら、今年は、校内の文化祭がなくなり、生徒の活動の発揮場所がなくなったので、老人施設に手作りマスクを贈る企てをされている模様でした。
ま、そんなことは全く無関係の関係、余談にすぎません。
話を先ほどのデイサービスの介護職をしている友人に戻します。
今日の電話の要件はすぐに終わって、久しぶりの近況報告をいただきました。
「じーさんが、もう本当に手がかかって、こちらも極限状態なの。今夜は数日間のショートステイに行ったから久しぶりの天国だけど」とM子ちゃん(私より一回り程若い。50代半ば)
「お父さん、だいぶ悪いの?あのお世話してくださる方は元気なの?」と私。
「いえ、そもそもその人が入院したことから、ばたばたが始まってのよ・・・」とM子ちゃん。
こんな会話今どきどこでも話題になる特別な事でもなんでもないですよね。
ところが、ひとつ、ここでことを複雑にしているのが、M子ちゃんの両輪が結婚されていないことなのです。
M子ちゃんもそのお兄さんも二人とも高校生あたりのときに、非嫡出子から嫡出子になっている、いわゆる正式に父親に認知されています。
今から60年くらい前に、高校卒業後、洋裁とかお琴か花嫁修業中の普通の家の女の子がいけめんにナンパされ、結婚できるものとそれ相応の付き合いをして妊娠、男が妻帯者だったのに、どんな理由からか二重生活が続き、第二子であるM子ちゃんも生まれた。どうやら、M子ちゃんの祖父母にあたる人が娘と孫を不憫に思い、援助を惜しまなかったようです。
本妻に一人いる娘ともM子ちゃんは、本妻の葬儀で会ったし、その子供にも会ったこともあるといいます。本妻が亡くなるずっと前にM子ちゃんの両親は別れており、それ以前に両親とM子ちゃんとお兄さんが住んでいた家もずっと空き家状態。もともと母親名義だったその家がいつの間にか父親名義になっているのも不思議だけど、売れる物件でもないので父親逝去の際には遺産放棄してしまいたい、とのこと。
M子ちゃんの父親にあたるとんでもない不埒男は、M子ちゃんの母親と別れてもいつも身の回りを世話してくれる女性はいたようです。現在はおじいさんになって95歳とか、でも70歳くらいの彼女?がいて一緒に暮らしている。その彼女が入院してしまって、いきなり、ムスメであるM子ちゃんに父親(おじいさん)の世話がまわってきた。M子ちゃんのお母さんは、昨年他界。M子ちゃんのお兄さん一家と同居していたので、お兄さんが喪主になって無事葬儀も終わった。納骨は、M子ちゃんの祖父母、つまりお母さんの実家のお墓へ。父親に万一があると、父親の先祖代々の墓に父親は入り、M子ちゃんのお兄さんがそこを守り、ゆくゆくはその人も・・・らしい。
M子ちゃんに私の好奇心から、ある時臆面もなく尋ねたことがありました。
「おとうさんとあなたたち兄妹の姓が同じで、おかあさんだけ違うなんて変則的なおうちで、自分がどうして?とか思わなかったの?不潔だとか感じなかった?」
ずいぶん失礼なことを聞いてしまった私ですが、彼女はたくましく、生きてきたので、私の非常識な質問にも動ぜずに答えてくれました。
「私の周囲には、その当時まだお妾さんとか、母子家庭とかけっこうあったのよ。私なんか、父親がほぼいつも家にいるだけでもごくふつーと思っていたわ。」
なるほど、M子ちゃんが短大の栄養学科だったかを卒業するとき、父親も卒業式に出たし、彼女の結婚式にも父親として10数年ぶりに彼女の母親の隣に座って涙していたそうです。
彼女自身は、三人のお子さまにも恵まれ、自分のような不自然な家庭生活だけは、避けたいと思いながら、不具合な結婚生活を20年以上続け、3年くらい前に離婚、再婚して1年くらいになります。前夫と未婚の娘のいる前夫の家にちょくちょく家事をしにもいっているそうです。昨年のおかあさんの葬儀には、前夫も現夫も同席していたとか。。。
まあM子ちゃん自身の生き方はこの時代、特記すべきことは何もありませんが、彼女の育った時代(昭和40年~昭和の終わりごろまで)にシングルマザーしていたM子ちゃんのおかあさん、どんな思いで、どんな夢や目標をもって生きておられたのでしょう。M子ちゃんが中学の時くらいにはすでに父親と母親は別れていた(離婚ではなくて、別離)ので、わたしと母は市営住宅に二人で住んでいたこともあった、ともM子ちゃんは言っていた。
そして、私はこのことをM子ちゃんに聞くまで忘れていたのか、本当に知らなかったのか、M子ちゃんのおかあさんは、その別離の少し前から10数年、私の嫁ぎ先で奥の仕事、つまり、炊事を中心に家事をするお手伝いさんをしていたそうです。
あんまり頻繁に義両親のところへは訪ねなかったけれど、そういえば、いつも奥がにぎやかで、私が入り込む隙間はなかった あの感覚を思い出しました。
今夜、M子ちゃんの仰った言葉、
「配偶者は、もともと他人で、離婚したら、はいそれまでよ、だけどね、
親は選べないし、捨てることもできないのよ。お兄ちゃんはお母さんの世話、
私はあのじーさんの世話、ってことにいつのころからかなっていた」
でも私はよく知っています。彼女のおかあさんのご存命中は、M子ちゃんはいつも時間をやりくりして、おかあさんを病院へ、買い物へ、温泉へ、外食に誘ったり、とおかあさん孝行のお嬢さんでした。
今、再婚相手の方と心を通わす過程を築いています。もちろん、三人のお子さまとの交流は以前と変わらず行われています。
口に出しては、仰らないけれど、シングルマザーは自分も、娘もなりたくない、させたくない、説明のいる環境はもうたくさん!との思いは一入のようです。
十六夜(いざよい)~立待月(たちまちづき)~居待月(いまちづき)~寝待月(ねまちづき)~更待月(ふけまちづき)と満月の十五夜以降も呼称のように楽しめるこの中秋の名月
今年は十月一日あたりらしいですね。
秋の七草のうち、フジバカマとススキと萩はすでに咲き始めています。萩は夏の初めにも咲いていましたが、二度咲きしてくれました。
女郎花その他は、花屋さんで求めるほかに、秋海棠、水引草、赤く色づいたマユミの実等も籠に入れたいと思います。空模様だけが案じられます。
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