最終章だけど、、、

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広辞苑

2019-04-15 10:01:10 | 日記
おはようございます。
久しぶりに、広辞苑を取り出しました。
以前持っていたのは第何刷だったか忘れましたが、
今のように分冊になっていなかったので、重くて使い勝手が悪かったです。

ネットという強力な助っ人があるから、
場所をとる辞書はもう・・・と思ったものの
これが最後だ、分冊に心惹かれて買い求めたのがもう十年くらい前。
以来、数十回はこの辞書を引いたことはあると思いますが、
近年は、一年に一度か二度くらいでしょうか。。。

今朝、ひいたのは、「秋」でした。
「とき」と読みます。
昨夜遅くに高校時代にお世話になった高2の時の担任の先生を思い出し、
ついでに、その現代国語の授業のある場面をしっかり思いだし、
再確認しようと思ったのが、「秋」でした。
森鴎外の「舞姫」の中に、秋=とき と呼ぶくだりがあります。
それを少なくとも3回は往時のM先生は繰り返し教えてくださいました。
単なる時、というより、もっと重要なとき、に使う・・・そんな記憶がありました。

ヤフー知恵袋での検索の結果

危急存亡の秋(とき)は「危難が迫って生き残るか滅びるかの瀬戸際」のことを表します。

舞姫においては、太田豊太郎がエリスとの交際が原因で免官を迫られた時ですので、

学問において成果を挙げられず評判の悪いまま日本に帰るか、資金を得る手段がないままベルリンに残留するかの決断を迫られている状況であるとおもいます。

とありました。ついでにまことに、の漢字は、
「洵に」と舞姫では書かれてあります。

一所懸命転じて一生懸命 はもう許されているけれど、
危急存亡の危機 は間違い、危急存亡の機 ですぞ、
とM先生は熱く語られました。

M先生は、お酒と釣りが好きで、一時限目の授業は、二日酔い状態。
当時は、宿直という校務があったようで、それは、
校内での飲み会 内緒だぞ、のはずが、みんな知っていました。

木造で校内は土足だったから、冬は長靴で、授業されていたM先生、
お元気なのでしょうか。。。

わが家には岩波文庫百選というのがまだあります。
文学、歴史、思想、科学 オールラウンドからの百選ですが、舞姫はきっとある、と
思います。教科書に全文載るくらいの短さだったから、
今からでも探して読んでみたい。。。
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