20年前の平成元年(1989)は、自分はどうしていたでしょう。
今から、20才若い52歳働き盛りで、会社の仕事に打ち込んでいました。
まず、1月7日の昭和天皇の崩御の夜は、会社の近くの居酒屋で2,3人で勝手に、天皇様の通夜と称して飲んでいました。
就職するとき、関西か東京かの選択に際して「天皇のお膝元」の東京が良いと田舎から出て来たものですから。
昭和の終焉と新しい年号の始まりに感慨深いものがあって天皇様の通夜を勝手に営んでいました。
ほどあって、平成と改元されました。
六月には昭和の歌姫、美空ひばりがやはり52歳で亡くなり、自分と同年の人物の死はショックでした。
十一月には、ベルリンの壁崩壊で、新しい時代の始まりを予感させました。
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人は、中高年になると、もう10歳若ければなどと申しますが、今がその10歳若い時です。
10年後から見たとき、今が10歳若い時ですから。
今を一生懸命生きることですよ。