この大きな、蝶のような昆虫は何奴だ。図鑑て調べてみよう。
議員さんや政治家の世襲について、とやかく言われているが、今日の新聞の川柳や、コラムに出ていたのは政治家でなく庶民の世襲である。
言ってみれば、先祖代々の貧乏人の世襲である。
水飲み百姓の倅は、代々水飲み百姓で、その子もまた教育の格差などでサラリーマンになっても、取り立てて出世することもなく、時代は変わっても貧乏が付いてまわる。
こんな世襲は断ち切りたいと、一念発起何かしようにも、百年に一度の経済不況とやらであっけなく社会の片隅に追いやられる。
この際堂々と貧乏を楽しみ、財をなそうなどと不心得をおこさず日々安穏にして健康に過ごすことが一流の貧乏人の生き方であろう。
何にしても、一流となれば貧乏と言えども、ステイタスとしてわが誇りとするところである。
無欲にして無心の良寛さまには及ばないが、自然の恵みの中で心豊かに楽しく人生を味わうことが出来れば最高でありいう事無しの貧乏長者。
それでも、山あり谷ありの一生、運不運もあることながら、嘆かず恨まず、おのれの信ずる道を、世襲であれ何であれ歩み続ける一流人でありたい。
今年も、青葉若葉の新緑の輝きがまぶしい。元気を出して歩こう。