婆ばあァ爺じいィではない。
お客が爺ばかりの、Barber-shop、つまり床屋のことである。
髪が伸びきったので、駅前の安いその床屋にいった。
安くても、丁寧にきれいに調髪してくれる。
街中の床屋が「ランチ定食」に例えるなら、こちらは「牛丼」に当たる。
早い・うまい・安いの牛丼のようなもの。
したがって、吉天のような年金生活の爺ばかりがやってくる。
カットも、顔剃りや、シャンプーもきっちりやってくれて、きれいに整髪してくれる。
そして、手際よく早い、一般の床屋さんより1000円も安いのは有難い。
店の名前は、バーバー・ジイ―ジーではなく、本当はおしゃれな名前が付いているのだが、覚えられない。
ともかく、さっぱりして帰って来た吉天なのでした。