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業平菱(なりひらびし)

2012年07月08日 | 文様・模様・家紋の世界

在平業平ゆかりの、「業平橋」駅がスカイツリー駅になった。

模様の「業平菱」は、健在だ。(当たり前だ)

業平格子とも云うように、三重襷と一重襷を斜めに組み合わせ、一重襷の交点に、ドクダミの花のような十字の花弁状のものを配した模様。

在平業平の衣服の模様として描かれているからだ。

「むかし男ありけり」の書き出しで、有名な「伊勢物語」のあの男(ただの男ではない)の衣服(きもの)の模様だ。

「源氏物語絵巻」の衣服にも描かれているから、日本の伝統的な文様の一つである。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
業平菱というのですか。名前は知らなくてもこの柄... (kazuyoo60)
2012-07-09 10:40:29
業平菱というのですか。名前は知らなくてもこの柄は見ていますし、良い雰囲気です。茶碗のように見えますが。
繊細な感覚を持った方、多彩な業平さんだったのですね。一つ賢くなりました。(笑い)
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kazuyoo60さん。 (吉天)
2012-07-09 10:56:20
kazuyoo60さん。
業平さんの描いた模様ではないのです。
後世の絵巻などで、こんな衣装着ていたのではないかと。
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吉天さんへ (suu)
2012-07-09 11:44:45
吉天さんへ

歴史的な名前の橋も
時代の流れには逆らえないのですね

『ちはやぶる神代もきかず龍田川 からくれないに水くくるとは』 在原業平朝臣

百人一首の句が思い浮かびました
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suuさん。 (吉天)
2012-07-09 13:59:35
suuさん。
竜田川の紅葉は、よく錦に喩えられますが、韓紅のくくり染め(縫い絞り)に、見立てたのは、非凡な業平の歌です。
もっとも、実景でなく屏風絵を見て詠んだ歌らしいです。
伊勢物語には、エピソードがいっぱいのイケメンです。
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