『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

突然思い出した妙な事

2009年03月04日 04時00分30秒 | 日々の出来事
ぴぃの入院した病院に通っている時、玄関ロビーで
双子用のベビーカーをひいた若いママさんを何度か見かけた。

あぁ、ちっちゃい双子・・・懐かしい・・・。

今はもうおっさんの?我が家の双子。
月足らずの未熟児で生まれて、とにかく病気ばかりしていた。
うちは階段のある階に住居を構えていたので双子用のベビーカーじゃなくって
移動はもっぱら、一人をベビーカーに乗せて一人をおんぶして・・・といった具合。
でも具合の悪い時は、一人を抱っこベルトで一人を背負子で
前後ろに括りつけて病院へ通うのが常だったので、
いつも満員の小児科だったけど、
看護師さんがこっそり予定より早く呼んでくださったりして有り難かったっけ。

で、彼ら・・・
二卵性の双子なのだけれど、ちっこい頃は彼ら独自の言葉があって
いわゆる「人間の言葉」を話すのが随分遅かった。
2歳半の検診の時に、まだ単語しか話せなくて
「ことばの発達が遅れている」と、数ヵ月後に再検査を促された。

が、彼ら・・・親の心配をよそに、独自の文化を発展させ・・・
2人できゃっきゃっと笑いながら、歌を覚え始めたのは良いけれど・・・


次の検診の時、彼らはリクエストもされないのに
医者の前で突然けらけら笑いながら、声を揃えて歌ったのだ。

♪どんぐりころころどんぶりこ 
お池にはまってさぁ大変 
どじょうが出てきてこんにちは

おくさんいっしょにあそびましょ♪



若い医師はカルテをじっと見つめ、口元をひくひくさせながら言った。
「ど、どこが遅れてんねん!!」




・・・時は、流れ行くものですね・・・。



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そうそう、昨日は桃の節句でありました。

          

          今年の我が家の雛飾り

       左はかぁちゃんがデイから持って帰ったお内裏様とお雛様
       右はお友達が送ってくれた、ガラスの中におわします御二人


       ちっこいちっこいお雛様方は楽しげに微笑んで、
    私の口元もついほころんでほっこり嬉しいひな祭りでありました
                      

           






コメント (6)
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