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『あざみの歌』は まだ歌えますか

泣いて、笑って、歌って介護!!そんな日常の過去の記録と
新たに今一度自らを見つめてぼちぼちと戯言なりを綴ります。

モノクロからの脱出(その2)

2009年05月11日 17時46分54秒 | 日々の出来事
・・・という話は置いといて!!
(残念ながら意味深な話は続かない

ゴールデンウィーク終盤の先週の金曜日。
さっとんこと、じじママさんと一緒に奈良へと小旅行して来た
(じじママさんの所の素敵な写真でお楽しみくださいませな~っ)

かぁちゃん、ぺこちゃんを送り出した後、まずは、西大寺で待ち合わせ。
この日も私がメールを読み忘れて、待ち合わせ場所をスルー・・・
私のドジっぷりは自他共に認める所だが、これはどうもいただけないなぁ。
ごめんなしゃい~っ!!

んで、懐かしの奈良ファミリー
(実は私はここで色んなことの『生まれて初めて』を経験しているのだ
初めてのマクドのハンバーガーとか、初めてのミスドとか・・・etc.)

まずはお昼  
その後、うろうろしてたら、らくださんめっけ
ここは昔『オレンジ広場』って言うちょっとしたイベント会場だったのだ!!

迫る黒雲なのか?去り行く黒雲なのか?窓の外をを気にしながら
『西ノ京』へと足をのばし、30年ぶりの『薬師寺』へ

あり?・・・  
白に朱に金色・・・         こんなのも出来ちゃって、
              中には平山郁夫画伯の壁画が・・・

 
私の記憶するモノクロ世界は?
日光様と月光様のこの絵葉書に郷愁の念を覚えるに留まり、

広い!綺麗!明るい!きんきらきんにさりげ在る???

パンフレットだって こうだもの

モノクロから総天然色へと記憶が一瞬に塗り替えられる。

なるほど・・・こういう形でも時は移る。
悠久の侘び寂びも現代に生き生きと蘇る。
モノクロだと思っていた物は、建立された当時は光輝いていたのだ

何だかテンションが上がっちゃって
唐招提寺が工事中で拝観時間が足りない事も気にならず・・・
側のおみやげ物屋さんでこんなのを~♪
          さっとん、桑の実、私、無花果のアイス

それからもう一つの目的地『まんがの虫』GO!!

西ノ京から普通電車で10数分、踏み切りを渡って向かいのホームに移る
懐かしい風景の小さな駅。
まるでかぁちゃんの故郷に向かうような道を二人並んでてくてくてく

わ~い漫画いっぱい~っ!!
わ~いドリンクフリーのネットフリーッ!!
わ~いリーズナブルなボリューム満点な

心身共に満足。疲れてた足もすっかり元気に
時間はちょっと足りなかったけど(だってまる一日は最低必要だもんね
どれを読もうか迷って1冊読みきりの、三原順の『夢の中悪夢の中』
・・・うわお・・・やっぱりね、変なスイッチ入ったぞ~っ

さっとん、今度は朝から行こう(さりげなく誘惑してみた・笑)


とっぷりと日が暮れた小さな駅。モノクロ写真みたい・・・。
  
そっかぁ・・・モノクロと天然色はいつだって隣り合わせなのかもな・・・。


これで、銭湯にでも入れば、すっかり旅行気分だったろうなぁ
日帰りだって、近くだって、新しい風景に触れる事も『旅』なのかしらね。

誰か言ってたっけ・・・通りを一つ違えれば、そこが旅の始まりだって。




コメント (6)
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モノクロからの脱出(その1)

2009年05月11日 15時53分30秒 | 日々の出来事
ずっと昔・・・ 薬師寺の東塔が好きだった。

正確に言うと、東塔のてっぺんの水煙におわします
笛を吹く飛天に恋した事がある。
東塔と共に、千年以上の時をここで刻み、移り行く世を見つめている天上人。
私の机の上には、この飛天のモノクロ絵葉書が写真立てに入れて飾ってあった。 


遥かに見える三笠山を背にした薬師寺。
大池越しに眺めるその風景はここを紹介する上ではなくてはならない風景だが
その大池を背にしてしばらく上った所に8年ほど住んでいた事がある。
その頃は、江戸時代に再建されたという金堂は古びていて寂しく、
山の緑と池の青の中に浮かび上がる東塔と小さな金堂はモノトーン。
朝焼けの中、通学時のバスから見える塔のシルエットは絶品だった。 

大晦日になると古びた鐘楼の鐘が煩悩の数を数えるのを聴きながら
松明燃える構内へと家族で向かうのが恒例になっていた。
・・・が、この土地を離れる時、故あって私はその全てにオサラバした。
ついでにそこで過ごした中学、高校生時代の記憶もほとんどない。
今考えると不人情甚だしく、それは小さな棘となって時々私を内側から刺す。


いつか・・・もう一度行ってみたかったんだ・・・。

私の中の陰と陽。
結果的に、その陰の部分のほどんどを培ったと思い込んでしまっているここへ。



********************************

と、意味深に続く・・・




いや、単に長くなりすぎるから、分けるだけなのであった。
 
コメント (2)
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