二つ森へ

白神山地世界遺産地域の手前にある”二ツ森”へ行ってきました。
秋田県は、白神山地世界遺産地域への立ち入りを許していないので入って行けるのはここ二ツ森の頂上までなのです。

駐車場で一緒になったご夫婦が、わたし達の前を案内人の説明を受けながらゆっくりと登っておりました。
”よろしかったら　一緒にどうですか？”とのご夫婦の誘いにのりまして・・・
わたし達夫婦も一緒に森の案内を受けながら登ることにしました。



ブナの林を抜けていきます。



木の穴に芽吹いているのは・・・
鳥が食べた木の実から発芽したとのことです。
珍しい種類だとか・・・
この実は鳥の糞でしか発芽しないらしいのですが、木についているイボイボが木の養分を吸って木を枯らすとか・・・
木には枯れないでいてほしいのものです。
　この木は秋田県には3本しかない木とのことで白神にはこの一本だけとのことです。
”古代ブナの木”ではないのかということでしたよ。
葉っぱのトゲトゲの形が違うとのことでした。


頂上からは男鹿半島がみえます。




遠くには岩木山も見えました。
八幡平も森吉さんも・・・
そして　かすかながら鳥海山も・・・



白神の山々は”もののけ姫”の世界そのものです。



もみじの紅に目をみはりました。



なぜか白い木が一本だけ立っておりました。



くらくらするくらい曲がりくねった山道を下って帰ってきました。
不思議なことに鳥の鳴き声が聞こえません・・・
自然が厳しいので、ここを生息地とする鳥は山全体でも８０数種類しかいないと案内人の方がおっしゃっておりました。
あと2ヶ月もしたら真っ白な雪におおわれることでしょう・・・
そして　芽吹く春をじっと待つんでしょうね・・・

芽吹く春にまた来たいなぁ～と思いながら、二つ森をあとにしました。