「悪貨」(島田雅彦)を読んだ。
タイトルは「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉から来ているようだが、
経済に疎い(というより経済観念がない?)私にはよく意味がわからない。
限りなく真札に近い偽一万円札が大量に日本に入ってきたらどうなるか、
みんな知らないうちに使ってしまい、ハイパーインフレが起こるらしい。
そんなことを考えるとゾッとする話だけど、ストーリー自体が安手の
ドラマ仕立てになっているせいか、堅い感じはない。
これをたとえば村上龍が書いたらすごーくリアルな重い話になっただろうな。
参考文献が2,3ページに渡ったりして。
それを軽薄に書くのがこの人のスタイルなのかな。
でもなんで日本って、こんなに借金してるのに経済が破たんしないのかなぁ。
と呑気に思う私。やっぱりヨーロッパのように消費税20%くらいにしないと
ダメなんじゃないか?いずれはそうなるだろうな。
ところで、ついにカエル君が今年も木に登りました。というか、それを
発見しましたー。
こちらです。
真ん中にいます。去年と同じカエル君に見えます。
木は去年の隣の木。なぜだ。体のサイズの問題なのか、
反対側から見ると、こんな感じ。
この能天気な感じが、いい。
堂々として、いい。
今夏も撮りますよー。