「東京島」(桐野夏生)を読んだ。
久々の桐野夏生。男にも女にも人気がある作家。
思うにサバサバしてねちっこくないところがうけるのだろうな。
この小説は四年間も連載されてたのか。
ヒロインはいつものように清廉潔白とは程遠い人物。
時に冷酷、時に卑屈。手のひら反しまくりなのだ。
でも堂々とたくましく生き抜くところがエラい。
また、同じような実話があったのには驚いた。
映画化もされたんだって。
さいしょ、サバイバルものかと思ったけど
ちょっと違って、タイトルのように東京社会の縮図ともとれる。
生活力のある中国人と、優柔不断な日本人の対比や、
サル山みたいにボスが交代するのもおもしろい。
やっぱり桐野夏生はいい。次も絶対読みます!
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