国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

行方不明になったイスラエルのスパイ部門の指導者はロシアによって殺害された?

2007年01月29日 | イスラエル・ユダヤ・国際金融資本
イランは軍事衛星打ち上げ・ウラン濃縮用遠心分離器設置開始・軍事演習実施でイスラエルを強く挑発し続けている。イスラエルは自国の防衛のためにはイランの核武装を何としても防ぐ必要があり、イランによって危機に追いつめられていると言える。 イスラエルは国際金融資本によって建国された国であるが、内部には親国際金融資本派と反対派の対立が存在するのではないかと想像される。素直に考えれば、パレスチナとの融和・共存を掲げる中道左派である労働党が反対派、旧約聖書の教えに基づく領土拡大・占領地への入植をめざした大イスラエル主義を掲げており中東系ユダヤ人・ミズラヒームや低所得層、入植者を支持基盤とする右派政党であるリクードが親国際金融資本ということになるはずだが、陰謀論の立場からすると逆ということもありうるだろう。 そのイスラエルで、欧州及び米国で”ならずもの”の工作員を活動させているとされるイスラエルのスパイの指導者が行方不明になっており、報復を恐れるロシアが欧米の全ての大使館を封鎖したというロシア情報機関系の情報がある。反国際金融資本陣営の中枢であるロシア政府が殺害したのだろうか? また、イスラエルのオルメルト首相がカツァブ大統領に辞任を勧告、建国以来初めてアラブ系イスラム教徒が入閣するなど、大きな動きが起きているようである。 カツァブ大統領の立場はよくわからないが、やはり激しい内部対立に関連しているのだろう。そして、アラブ系イスラム教徒が入閣したという情報は、イスラム教徒との共存、長期的にはアシュケナジーの欧州等への脱出によるイスラエル滅亡を目指すものではないかと想像するが、これが国際金融資本に有利に働くのか逆かは分からない。また、国際金融資本自体も一枚岩ではなく、ロシアに友好的な勢力も存在するのかもしれない。 いずれにせよ、表向きはイランと米国の対決が激化しているが、実際に起きているのはイスラエルとイランの対立であり、イスラエルの親国際金融資本勢力が決定的に追いつめられている様に感じられる。 . . . 本文を読む
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