国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

金日成主席生誕100周年と人工衛星打ち上げ失敗

2012年04月15日 | 韓国・北朝鮮
今日2012年4月15日は北朝鮮を建国した金日成主席の生誕100周年記念日にあたる。これを記念して4月13日に実行された人工衛星打ち上げは失敗に終わった。一般には単なる技術的失敗という見方が強い。ただ、陰謀論で考えるならば、韓国を油断させるためにわざと打ち上げ用のロケットを途中で爆破したというシナリオも考えられる。もしこのシナリオが正しいならば、これまで人工衛星打ち上げの直後に行われていた核実験も何らかの形で失敗と公表されることだろう。 北朝鮮の人工衛星打ち上げは大陸間弾道弾の技術取得を意味する。そして、このロケット発射をイラン代表団が視察していることの重要性は大きい。極東のイスラエルである韓国と対立する北朝鮮は、イスラエルの核兵器の脅威に対抗するイランの盟友であり、それ故にイランを軍事的に支援しているのだ。北朝鮮の技術は間違いなくイランに供給されることになる。そして、それを裏で支援しているのが日本であり、国際社会の場で北朝鮮とイランを支援しているのがロシアと中国なのだ。鳩山元首相のイラン訪問やパレスチナ訪問予定、パレスチナ自治政府のアッバス議長の訪日も、イスラエルと韓国を倒すシナリオへの日本の協力を示しているのだと思われる。鳩山元首相の任務は日本の国益を負う極めて重要なものであるが、だからこそそれを隠蔽するために鳩山はイラン訪問について日本国内から激しく非難されているのだと思われる。1997年に東京で開催された金正日総書記推戴の祝賀宴に旧社会党関係者だけでなく主要マスコミ各社の報道局長や自民党・新進党・民主党の重鎮達(鳩山由紀夫も含まれる)が参加していることは、北朝鮮政府と日本の緊密な関係を反映しており、それを隠蔽するために北朝鮮拉致問題が作り上げられたのだと私は考えている。 . . . 本文を読む
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