●「米空母出港、放射性物質避けるためと報道」 News i - TBSの動画ニュースサイト (22日17:12)
横須賀に配備されている原子力空母「ジョージ・ワシントン」が21日の午後、急きょ出港したことについて、アメリカのCBSテレビは「風向きの変化によって、24時間でこれまでの10日間に相当する放射性物質が到達する恐れが生じたことから、船の換気システムの汚染を防ぐために出港した」と報じました。
在日アメリカ軍は、「慎重を期して移動させたが、日本の領海内に留まっている」と説明しています。
またアメリカ国務省は、放射線の体内吸収を抑える「安定ヨウ素剤」を、青森県から愛知県までの18都県に住むアメリカ政府の職員、軍人とその家族に配布することを決めました。
国務省は、放射能漏れがさらに深刻になった場合の「予防的措置だ」としており、「現時点では摂取する必要はない」と呼びかけています。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4680926.html
●土から放射性物質、専門家「健康被害ない」 2011年3月23日00時00分 読売新聞
文部科学省は22日、21日に福島県内2か所の土壌を採取し放射性物質の量を測定した結果を公表した。
それによると、21日午前9時45分に福島第一原発から西北西約40キロ・メートル地点で採取した土から1キロ・グラムあたり4万3000ベクレル、同11時51分に北西約35キロ・メートル地点で同1万6000ベクレルの放射性ヨウ素131を検出した。放射性セシウム137も、それぞれの地点で1キロ・グラムあたり4700ベクレル、1400ベクレル検出された。放射線量はそれぞれ5マイクロ・シーベルト毎時、1・5マイクロ・シーベルト同とわずかだった。
橋本哲夫・新潟大名誉教授(放射化学)は「当該地点で農産物が栽培されたとしても、放射性ヨウ素131は8日で濃度が半減する上、雨で流れたり耕作することでも薄まるので消費者が口にする頃には健康への被害はほとんどなくなるだろう。周辺の土を踏んだり触れたりしても、靴や手を洗うことで洗い落とせる」と話している。
同省は、屋内退避区域を含めた原発から20キロ以上離れた福島県内の観測態勢を強化。モニタリングカー(観測車)での計測による、空中放射線量のほか、今後は土壌、空気中の塵(ちり)の分析結果を公表する。ヘリコプターで上空の放射線量を測定することで地表面の汚染状況も調べる予定。
また、同省によると、各都道府県で21日午前9時からの24時間に行った、雨水やほこりなど空中降下物の検査で、東日本の1都10県で放射性ヨウ素131が検出された。茨城県では1平方キロ・メートルあたり8万5000メガ・ベクレル(1平方メートルあたり8万5000ベクレル)と前回より低下、東京都では同3万2000メガ・ベクレル(同3万2000ベクレル)で約11倍に増えた。空中の放射性物質が雨と共に降下した影響と見られる。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110322-OYT1T01219.htm
●首都圏、放射性降下物増える 東京で前日比10倍も 朝日新聞 2011年3月23日0時1分
文部科学省は22日、福島第一原発事故の影響を受け、上空からちりなどとともに落ちた放射性物質の測定結果を発表した。首都圏などを中心に増加傾向を示した。東京都新宿区で1平方メートルあたり5300ベクレルのセシウム137、3万2千ベクレルのヨウ素131を検出、前日に比べ、いずれも約10倍の濃度に上がった。健康に影響を与える値ではないが、長期に及ぶ監視が必要になる。
放射性降下物の測定は、文科省が21日午前9時から22日午前9時にかけて全国で行い、分析した。
東京都の値は、前日のセシウム560ベクレル、ヨウ素2900ベクレルから急上昇した。22日発表のセシウムの値は、放射線管理区域の基準値4万ベクレルの8分の1、ヨウ素の値は、5分の4にあたる。
この他の自治体のセシウムの値も、さいたま市が1600ベクレル(前日790ベクレル)、甲府市が400ベクレル(同不検出)、宇都宮市が440ベクレル(同250ベクレル)と、軒並み上昇した。
前日に、最も高い値を記録した茨城県ひたちなか市では、やや下がったものの、セシウム1万2千ベクレル、ヨウ素8万5千ベクレルと、依然、高い値を記録している。福島や宮城は震災の影響で計測できていない。
東日本は22日も、雨や雪が降ったところが多く、大気中に漂うちりとともに、放射性物質が落下したとみられる。ヨウ素の半減期は8日間と短いが、セシウムの半減期は30年で、地面に降りた後も長期間放射線を出し続ける。土壌や水、農作物への放射能汚染につながりかねないため、今後も監視を続ける必要がある。
http://www.asahi.com/national/update/0322/TKY201103220536.html
●TOPICS 身の回りの放射線
身の回りの放射線はここ数十年でどうなっているの?
図3は、雨やちりなどの降下物に含まれる人工放射性物質の1つであるセシウム137の、日本における降下量の経年変化を表したものです。縦軸 の目盛りは、1から10のように1つ上がるごとに10倍になっています。 1950年代後半から1960年代前半に大気圏内で核実験がさかんに行われました。この結果、これらの核爆発でできた人工放射性物質が大気中に広がり、雨やちりと一緒に地表に降り続けました。大気圏内核実験は1980 年を最後に行われなくなり、地表近くの人工放射性物質は少しずつ減ってきています。 1986年にチェルノブイリ原子力発電所事故が起こりました。この事故でセシウム137を始めとする人工放射性物質が環境中に放出され、一時的に日本でもセシウム137などの降下量が高くなりました。しかしその後すぐに元に戻り、今では降下量が、1963年当時の約1/1000と、とても低いレベルになっています。
図3 日本における降下物中のセシウム137降下量の経年変化
財団法人日本分析センター『ようこそ「日本の環境放射能と放射線」へ』より改編
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/201103/1-5.html#Anchor1
●都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果について|東京都産業労働局 世田谷区深沢
都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果について(3月22日)
都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果について(3月15日)
http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/whats-new/measurement.html
【私のコメント】
横須賀に配備されている原子力空母「ジョージ・ワシントン」が21日の午後、急きょ出港したのは、3月20日に首都圏の風上にあたっていたひたちなか市で高いレベルの放射性ヨードとセシウムが検出されたことがきっかけであったと思われる。この米国の行動は正しく、翌22日には東京都新宿区でもかなり高いレベルの汚染が観測された。しかし、さいたま市は福島により近いにも関わらず汚染は新宿区より少ない。また、千葉県市原市や群馬県前橋市、神奈川県茅ヶ崎市ではほとんど汚染が見られない。おそらく都内でも汚染はまだら状になっており、汚染の全くない地域とやや高度に汚染された地域が混在しているものと思われる。
もう一つ注目すべきデータは、世田谷区深沢のデータである。3月22日のデータではほとんど汚染が見られないが、15日の午前中にはやや高いピークが見られる。この時間帯には東京都日野市のガイガーカウンターも高い数値を示していた。15日は20-22日と同様に北東風で雨が降っており、風上の福島から首都圏に流れた汚染物質が雨と共に地表付近に集積したのだと考えられる。
都内を含め首都圏ではもっと高い密度で放射性物質の測定を行う必要がある。23区だけで1000カ所以上は測定すべきだろう。そうしないと正確な汚染度は評価できない。福島の原発周辺では更に高い密度で測定を行うべきであろう。
ただ、1950年代後半から1960年代前半に大気圏内で核実験がさかんに行われた時期でにはセシウム137の降下量が最高で最近の1000倍であったというデータもある。チェルノブイリ事故の直後もデータが急上昇したがすぐに正常化した。従って、福島原発の冷却が順調に進みこれ以上の汚染物質の放出が回避可能であれば、セシウム137などの核物質による汚染は一部の高度汚染地域を除けば恐れる必要はないと思われる。最も重要なのは、その高度汚染地域を特定することである。
↓↓↓ 一日一回クリックしていただくと更新の励みになります。
横須賀に配備されている原子力空母「ジョージ・ワシントン」が21日の午後、急きょ出港したことについて、アメリカのCBSテレビは「風向きの変化によって、24時間でこれまでの10日間に相当する放射性物質が到達する恐れが生じたことから、船の換気システムの汚染を防ぐために出港した」と報じました。
在日アメリカ軍は、「慎重を期して移動させたが、日本の領海内に留まっている」と説明しています。
またアメリカ国務省は、放射線の体内吸収を抑える「安定ヨウ素剤」を、青森県から愛知県までの18都県に住むアメリカ政府の職員、軍人とその家族に配布することを決めました。
国務省は、放射能漏れがさらに深刻になった場合の「予防的措置だ」としており、「現時点では摂取する必要はない」と呼びかけています。
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4680926.html
●土から放射性物質、専門家「健康被害ない」 2011年3月23日00時00分 読売新聞
文部科学省は22日、21日に福島県内2か所の土壌を採取し放射性物質の量を測定した結果を公表した。
それによると、21日午前9時45分に福島第一原発から西北西約40キロ・メートル地点で採取した土から1キロ・グラムあたり4万3000ベクレル、同11時51分に北西約35キロ・メートル地点で同1万6000ベクレルの放射性ヨウ素131を検出した。放射性セシウム137も、それぞれの地点で1キロ・グラムあたり4700ベクレル、1400ベクレル検出された。放射線量はそれぞれ5マイクロ・シーベルト毎時、1・5マイクロ・シーベルト同とわずかだった。
橋本哲夫・新潟大名誉教授(放射化学)は「当該地点で農産物が栽培されたとしても、放射性ヨウ素131は8日で濃度が半減する上、雨で流れたり耕作することでも薄まるので消費者が口にする頃には健康への被害はほとんどなくなるだろう。周辺の土を踏んだり触れたりしても、靴や手を洗うことで洗い落とせる」と話している。
同省は、屋内退避区域を含めた原発から20キロ以上離れた福島県内の観測態勢を強化。モニタリングカー(観測車)での計測による、空中放射線量のほか、今後は土壌、空気中の塵(ちり)の分析結果を公表する。ヘリコプターで上空の放射線量を測定することで地表面の汚染状況も調べる予定。
また、同省によると、各都道府県で21日午前9時からの24時間に行った、雨水やほこりなど空中降下物の検査で、東日本の1都10県で放射性ヨウ素131が検出された。茨城県では1平方キロ・メートルあたり8万5000メガ・ベクレル(1平方メートルあたり8万5000ベクレル)と前回より低下、東京都では同3万2000メガ・ベクレル(同3万2000ベクレル)で約11倍に増えた。空中の放射性物質が雨と共に降下した影響と見られる。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110322-OYT1T01219.htm
●首都圏、放射性降下物増える 東京で前日比10倍も 朝日新聞 2011年3月23日0時1分
文部科学省は22日、福島第一原発事故の影響を受け、上空からちりなどとともに落ちた放射性物質の測定結果を発表した。首都圏などを中心に増加傾向を示した。東京都新宿区で1平方メートルあたり5300ベクレルのセシウム137、3万2千ベクレルのヨウ素131を検出、前日に比べ、いずれも約10倍の濃度に上がった。健康に影響を与える値ではないが、長期に及ぶ監視が必要になる。
放射性降下物の測定は、文科省が21日午前9時から22日午前9時にかけて全国で行い、分析した。
東京都の値は、前日のセシウム560ベクレル、ヨウ素2900ベクレルから急上昇した。22日発表のセシウムの値は、放射線管理区域の基準値4万ベクレルの8分の1、ヨウ素の値は、5分の4にあたる。
この他の自治体のセシウムの値も、さいたま市が1600ベクレル(前日790ベクレル)、甲府市が400ベクレル(同不検出)、宇都宮市が440ベクレル(同250ベクレル)と、軒並み上昇した。
前日に、最も高い値を記録した茨城県ひたちなか市では、やや下がったものの、セシウム1万2千ベクレル、ヨウ素8万5千ベクレルと、依然、高い値を記録している。福島や宮城は震災の影響で計測できていない。
東日本は22日も、雨や雪が降ったところが多く、大気中に漂うちりとともに、放射性物質が落下したとみられる。ヨウ素の半減期は8日間と短いが、セシウムの半減期は30年で、地面に降りた後も長期間放射線を出し続ける。土壌や水、農作物への放射能汚染につながりかねないため、今後も監視を続ける必要がある。
http://www.asahi.com/national/update/0322/TKY201103220536.html
●TOPICS 身の回りの放射線
身の回りの放射線はここ数十年でどうなっているの?
図3は、雨やちりなどの降下物に含まれる人工放射性物質の1つであるセシウム137の、日本における降下量の経年変化を表したものです。縦軸 の目盛りは、1から10のように1つ上がるごとに10倍になっています。 1950年代後半から1960年代前半に大気圏内で核実験がさかんに行われました。この結果、これらの核爆発でできた人工放射性物質が大気中に広がり、雨やちりと一緒に地表に降り続けました。大気圏内核実験は1980 年を最後に行われなくなり、地表近くの人工放射性物質は少しずつ減ってきています。 1986年にチェルノブイリ原子力発電所事故が起こりました。この事故でセシウム137を始めとする人工放射性物質が環境中に放出され、一時的に日本でもセシウム137などの降下量が高くなりました。しかしその後すぐに元に戻り、今では降下量が、1963年当時の約1/1000と、とても低いレベルになっています。
図3 日本における降下物中のセシウム137降下量の経年変化
財団法人日本分析センター『ようこそ「日本の環境放射能と放射線」へ』より改編
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/201103/1-5.html#Anchor1
●都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果について|東京都産業労働局 世田谷区深沢
都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果について(3月22日)
都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果について(3月15日)
http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/whats-new/measurement.html
【私のコメント】
横須賀に配備されている原子力空母「ジョージ・ワシントン」が21日の午後、急きょ出港したのは、3月20日に首都圏の風上にあたっていたひたちなか市で高いレベルの放射性ヨードとセシウムが検出されたことがきっかけであったと思われる。この米国の行動は正しく、翌22日には東京都新宿区でもかなり高いレベルの汚染が観測された。しかし、さいたま市は福島により近いにも関わらず汚染は新宿区より少ない。また、千葉県市原市や群馬県前橋市、神奈川県茅ヶ崎市ではほとんど汚染が見られない。おそらく都内でも汚染はまだら状になっており、汚染の全くない地域とやや高度に汚染された地域が混在しているものと思われる。
もう一つ注目すべきデータは、世田谷区深沢のデータである。3月22日のデータではほとんど汚染が見られないが、15日の午前中にはやや高いピークが見られる。この時間帯には東京都日野市のガイガーカウンターも高い数値を示していた。15日は20-22日と同様に北東風で雨が降っており、風上の福島から首都圏に流れた汚染物質が雨と共に地表付近に集積したのだと考えられる。
都内を含め首都圏ではもっと高い密度で放射性物質の測定を行う必要がある。23区だけで1000カ所以上は測定すべきだろう。そうしないと正確な汚染度は評価できない。福島の原発周辺では更に高い密度で測定を行うべきであろう。
ただ、1950年代後半から1960年代前半に大気圏内で核実験がさかんに行われた時期でにはセシウム137の降下量が最高で最近の1000倍であったというデータもある。チェルノブイリ事故の直後もデータが急上昇したがすぐに正常化した。従って、福島原発の冷却が順調に進みこれ以上の汚染物質の放出が回避可能であれば、セシウム137などの核物質による汚染は一部の高度汚染地域を除けば恐れる必要はないと思われる。最も重要なのは、その高度汚染地域を特定することである。
↓↓↓ 一日一回クリックしていただくと更新の励みになります。
本日の赤ちゃんが水を飲むを自粛せよ、
というニュースは本当に心が痛みます。
東京だけではないはずです。
水源の栃木や群馬も声をあげてほしい。
赤ちゃんのためなら、どんなことも
我慢するのが大人ではないですか。
『規制値を超えているが健康に問題が起こるとは考えれない』という趣旨のコメントがありますが、それは単体(たとえば牛乳の)での摂取量に関する説明であり、呼吸やすべての飲食物の摂取による総被爆量を考慮すると、事故現場の近隣者では10日程度で年間の許容被爆量を超えた方々がいらっしゃると思うのです。
そう考えると、米国の対応は(説明とは裏腹に)理解できます。
あなたはまだ東京中心主義に毒されていると思います。東京人の視点から、東京の水源地までしか想像が及んでいない。一番可哀想なのは事故現場の福島県です。福島はミニ・チェルノブイリになってしまいました。一番声をあげるべきなのは、故郷を放射性物質で汚染され住めなくなった福島県の高度汚染地区の住民です。農業への被害も酷いです。福島の土壌や飲用水の汚染は確実に東京のそれを上回っている筈です。
福島県民も、津波の大被害を受けた岩手・宮城両県民の我々と同じ日本人です。東京都民は被害の小ささに感謝し、命があるだけで幸せだと思わねばなりません。
その点で、欧米諸国が西日本に大使館機能を移したり、在日米軍の艦艇が首都圏を離れたりしているのは全く合理的かつ妥当な判断です。このブログでも妊婦の妻を持つ首都圏在住の男性からの質問があり結局その妊婦さんは福岡に避難された様ですが、安全を最優先するならば、妊婦と小児は西日本に避難させるべきだと思います。また、今後更なる汚染の悪化が進む危険性もある以上、皇室や官庁幹部、主要企業の役員の様な日本支配階層も一部を西日本に避難させておくべきです。
民間企業であるメリットが全く生きていない。
病院の組織内で他のスタッフと連携を取らずに単独で動くことは必ず問題を生みます。
もちろん 秘密は自分だけが握って 権力に利用する心算でしょう
そういう 後ろ暗い事が大好きな男なんですよ
(追加のコメントです)
今朝投稿しました放射線技師です。
貴方のご意見は医療従事者としては当然の事であり、
スタッフ間の意思疎通がなければ医療は成り立ちません。
ただ、私の言いたい事は危機管理では最悪の状況を想定して最善の対策を事前に個々が立てなければ、一旦ことが起これば後手になってしまうということです。
以前、原子力災害時の研修を受けましたが、そこには
消防関係者、原発職員、行政危機管理担当者などが他府県から多数来られていました。図上演習では(防護服着用、GMカウンターも準備)特に消防関係者が真剣な表情だったのを覚えています。まるで今回の事故を想定していたかのような感じがしました。
今回私も近いうちに福島に派遣されます。しかし今までの経験で不安はありません。マスコミは不安を煽るだけで、また専門の学者先生は不安を抑える意見だけだし、政府も中途半端なコメントしか出さない(出せない?)、国民としては頭の中は混乱していると思います。立場が弱い者はそれなりに対策を立てておけば、いざという時に動揺しないと思います。
妊婦さんを持つ男性の方はそのような行動をとったから今回は冷静に状況を見ていられるのではと思います。
これ↑なんですが、爆発発生の0~3秒あたりを特に注目して下さい。
明らかに壁の外側で燃焼爆発しています。
(何が燃えてるの?エネルギー源は何?)
もし水素爆発が発生しているのであれば、
その爆発は当然隔壁内部からのもので無ければなりません。
となると、水素+酸素結合による発火、燃焼は隔壁内部で行われていて然るべきです。
その後、
圧力上昇に耐えられなくなった隔壁が破損するという過程を経て外部へ水蒸気、
及び破壊されたコンクリート片等が噴出する過程を辿るはずです。
然し、この映像は全く逆のプロセスを示しています。
まず発火(何らかの爆発)が隔壁外部で起こり、
さらにその後コンクリート片、水蒸気か?という順序を経ています。
何故コンクリート片破壊が先と断言でしているのかは?
発生した粉塵、煙の色を見て下さい。
白くないですよね?明らかに。これは、外部の燃焼でコンクリートが焼かれた何よりの証拠です。
もし本当に純粋な水素爆発なら純粋な水蒸気なのでその粉塵、煙は白くないと辻褄が合いません。
また爆発は隔壁内部で起こるべきものなで、発火、及び発光は直接見えないはずです。
・・・・・?