●WikiLeaks: Iran developing nuclear bomb with help of more than 30 countries - Haaretz Daily Newspaper | Israel News 16.01.11
The Norwegian newspaper Aftenposten quotes U.S. diplomatic cables as saying that Iran is racing to achieve nuclear bomb before its economy collapses due to sanctions.
By Reuters
Iran has been developing contacts in more than 30 countries to acquire technology, equipment and raw materials needed to build a nuclear bomb, a Norwegian newspaper said on Sunday, citing U.S. diplomatic cables.
Aftenposten said that according to the cables, obtained by WikiLeaks, more than 350 Iranian companies and organizations were involved in the pursuit of nuclear and missile technology between 2006 and 2010.
Iran says its nuclear program has purely peaceful aims but the West suspects is designed to develop a weapons capability.
"For years, Iran has been working systematically to acquire the parts, equipment and technology needed for developing such weapons, in violation of UN sanctions against the country's nuclear and missile program," Aftenposten said.
Aftenposten has said that it has all 250,000 U.S. cables leaked to WikiLeaks, most of which have not yet been published, and is gradually releasing them.
It cited sources as saying Iran is racing to develop nuclear weapons before its already crippled economy succumbs to the sanctions. "A race exists between the bomb and financial collapse," the daily cited a cable quoting a French nuclear expert.
Iran was practically out of uranium, which it needs to enrich for use in weapons, forcing Tehran to look abroad for more radioactive material, cables said.
"Iran's limited domestic supply of uranium makes it practically impossible to supply the nation's current and future nuclear power plant capacity," said a U.S. State Department note from February 2009.
"Consequently, the Iranians are likely to be forced into dealing with foreign suppliers to get uranium for their domestic nuclear industry," it added.
U.S. Secretary of State Hillary Clinton said earlier this month that the sanctions had set back Iran's nuclear program, giving major powers more time to persuade Tehran to change tack.
Tehran is due to hold talks with the major powers on the nuclear program in Istanbul on January 21-22.
http://www.haaretz.com/news/international/wikileaks-iran-developing-nuclear-bomb-with-help-of-more-than-30-countries-1.337369
【私のコメント】
ウィキリークスの伝えるところによると、イランの核開発を三十カ国以上が支援しているという。核開発は高度な技術を要するものであり、この三十カ国の中には米国の対イラン制裁に協調している西側諸国やロシアなども含まれている可能性が高いのではないかと私は想像している。つまり、世界支配階層は、表向きはイランの核開発を激しく非難しつつ、裏ではこっそり支援しているということである。米ソ冷戦の裏で米国からソ連に技術や資金が流れていたのと同様の状況である。
米国のアフガン攻撃・イラク攻撃も、表向きはイランを東西から挟み撃ちして攻撃するのが目的のように言われており、実際にはその様な意図もあるのではないかと思われる。その背景に存在するのは、イランの核開発を自国存亡の危機としてとらえるイスラエルであろう。しかし、恐らく米国にも、裏でイランの核開発を支援し、イランの勢力を拡大させる形で米国がイラク・アフガンから撤退していくという方向で活動している勢力(反イスラエル派)が存在するものと私は想像している。イスラエルのモサドが米国の主要都市や空港・港湾に核兵器を仕掛けているために米国はイスラエルの言いなりにならざるを得ないと言う内容の情報があったが、それが真実だとすれば米国の反イスラエル派の存在は現実味を帯びてくる。私は、911事件や米国のアフガン・イラク攻撃は米国の内戦であり、主戦場はワシントンDCであると考えている。
イスラエル以外の西側諸国にとっては、イランの核開発は決して大きな脅威ではない。イランにとって最大の仮想敵国はペルシャ湾の南側に位置するアラブ諸国だからだ。アラブ諸国とイランは言語も文化もイスラム教の宗派も全て異なっており、その関係は決して良くない。今後世界が多極化する中で、イスラム世界はイランとアラブの二大勢力にまとめられていくことだろう(トルコ系民族は欧米の影響を強く受けており、イスラム世界に含まれるかどうか微妙である)。このような将来像は、イランとアラブが連合して統一イスラム国家となり欧米に対抗してくるというケースよりもずっと欧米諸国にとって望ましいと考えられる。これは欧米によるイスラム世界の分割統治と考えても良いだろう(同様に東アジアも日本と中国という二つの超大国によって分割統治されるだろう)。
●Iran in secret pursuit of nuclear bomb - - Verden - Aftenposten.no
http://www.aftenposten.no/nyheter/uriks/article3990756.ece
【1月19日コメント追記】
ノルウェーの新聞の記事を見つけた。イランの核兵器開発を支援している国として、韓国・中国・スペイン・ナミビア・カザフスタン・南アフリカ・台湾・北朝鮮・ブラジル・スウェーデン・スイス・ウクライナ・チェコ・インド・トルコ・ドイツ・エクアドル・カナダ・オランダ・イギリス・アメリカ・オーストリア・マレーシア・ロシア・パキスタン・シリア・フランス・イタリア・マケドニア・アルメニア・アラブ首長国連邦が挙げられている。世界主要国が挙ってイランの核開発を支援している様に思われる。
↓↓↓ 一日一回クリックしていただくと更新の励みになります。
The Norwegian newspaper Aftenposten quotes U.S. diplomatic cables as saying that Iran is racing to achieve nuclear bomb before its economy collapses due to sanctions.
By Reuters
Iran has been developing contacts in more than 30 countries to acquire technology, equipment and raw materials needed to build a nuclear bomb, a Norwegian newspaper said on Sunday, citing U.S. diplomatic cables.
Aftenposten said that according to the cables, obtained by WikiLeaks, more than 350 Iranian companies and organizations were involved in the pursuit of nuclear and missile technology between 2006 and 2010.
Iran says its nuclear program has purely peaceful aims but the West suspects is designed to develop a weapons capability.
"For years, Iran has been working systematically to acquire the parts, equipment and technology needed for developing such weapons, in violation of UN sanctions against the country's nuclear and missile program," Aftenposten said.
Aftenposten has said that it has all 250,000 U.S. cables leaked to WikiLeaks, most of which have not yet been published, and is gradually releasing them.
It cited sources as saying Iran is racing to develop nuclear weapons before its already crippled economy succumbs to the sanctions. "A race exists between the bomb and financial collapse," the daily cited a cable quoting a French nuclear expert.
Iran was practically out of uranium, which it needs to enrich for use in weapons, forcing Tehran to look abroad for more radioactive material, cables said.
"Iran's limited domestic supply of uranium makes it practically impossible to supply the nation's current and future nuclear power plant capacity," said a U.S. State Department note from February 2009.
"Consequently, the Iranians are likely to be forced into dealing with foreign suppliers to get uranium for their domestic nuclear industry," it added.
U.S. Secretary of State Hillary Clinton said earlier this month that the sanctions had set back Iran's nuclear program, giving major powers more time to persuade Tehran to change tack.
Tehran is due to hold talks with the major powers on the nuclear program in Istanbul on January 21-22.
http://www.haaretz.com/news/international/wikileaks-iran-developing-nuclear-bomb-with-help-of-more-than-30-countries-1.337369
【私のコメント】
ウィキリークスの伝えるところによると、イランの核開発を三十カ国以上が支援しているという。核開発は高度な技術を要するものであり、この三十カ国の中には米国の対イラン制裁に協調している西側諸国やロシアなども含まれている可能性が高いのではないかと私は想像している。つまり、世界支配階層は、表向きはイランの核開発を激しく非難しつつ、裏ではこっそり支援しているということである。米ソ冷戦の裏で米国からソ連に技術や資金が流れていたのと同様の状況である。
米国のアフガン攻撃・イラク攻撃も、表向きはイランを東西から挟み撃ちして攻撃するのが目的のように言われており、実際にはその様な意図もあるのではないかと思われる。その背景に存在するのは、イランの核開発を自国存亡の危機としてとらえるイスラエルであろう。しかし、恐らく米国にも、裏でイランの核開発を支援し、イランの勢力を拡大させる形で米国がイラク・アフガンから撤退していくという方向で活動している勢力(反イスラエル派)が存在するものと私は想像している。イスラエルのモサドが米国の主要都市や空港・港湾に核兵器を仕掛けているために米国はイスラエルの言いなりにならざるを得ないと言う内容の情報があったが、それが真実だとすれば米国の反イスラエル派の存在は現実味を帯びてくる。私は、911事件や米国のアフガン・イラク攻撃は米国の内戦であり、主戦場はワシントンDCであると考えている。
イスラエル以外の西側諸国にとっては、イランの核開発は決して大きな脅威ではない。イランにとって最大の仮想敵国はペルシャ湾の南側に位置するアラブ諸国だからだ。アラブ諸国とイランは言語も文化もイスラム教の宗派も全て異なっており、その関係は決して良くない。今後世界が多極化する中で、イスラム世界はイランとアラブの二大勢力にまとめられていくことだろう(トルコ系民族は欧米の影響を強く受けており、イスラム世界に含まれるかどうか微妙である)。このような将来像は、イランとアラブが連合して統一イスラム国家となり欧米に対抗してくるというケースよりもずっと欧米諸国にとって望ましいと考えられる。これは欧米によるイスラム世界の分割統治と考えても良いだろう(同様に東アジアも日本と中国という二つの超大国によって分割統治されるだろう)。
●Iran in secret pursuit of nuclear bomb - - Verden - Aftenposten.no
http://www.aftenposten.no/nyheter/uriks/article3990756.ece
【1月19日コメント追記】
ノルウェーの新聞の記事を見つけた。イランの核兵器開発を支援している国として、韓国・中国・スペイン・ナミビア・カザフスタン・南アフリカ・台湾・北朝鮮・ブラジル・スウェーデン・スイス・ウクライナ・チェコ・インド・トルコ・ドイツ・エクアドル・カナダ・オランダ・イギリス・アメリカ・オーストリア・マレーシア・ロシア・パキスタン・シリア・フランス・イタリア・マケドニア・アルメニア・アラブ首長国連邦が挙げられている。世界主要国が挙ってイランの核開発を支援している様に思われる。
↓↓↓ 一日一回クリックしていただくと更新の励みになります。
事情は複雑なのだと思います。以前の記事で述べたとおり、イランがアフガニスタン・タジキスタンを影響下に収めて中国と結合し儒教イスラム連合を結成することを恐れる勢力も欧米にはいるのでしょう。その一方で、今回の記事で述べたように、イランの核武装を支援することで、イランをアラブに対抗できる一大勢力に育て、イスラムの統一を阻止することを狙う勢力もいるのだと思います。
一方、同じマレー系民族国家である、マレーシア、ブルネイ、フィリピンは中国と南沙諸島の領有権問題を抱えている。
インドネシア自身もナツナ諸島の周辺海域で中国海軍・漁船団との緊張が高まっている。
中国の膨張主義に対処するため、近い将来、インドネシアを中核とした“大マレー連邦(同盟)”が形成されるだろうし、その過程では当然、インドネシアの核武装(マレーの核)も真剣に検討されるだろう。
私は、日本はこの計画に、積極的に貢献すべき、と考える。
冷徹に判断すれば、核武装した方が日本の安全保障にとって好ましい国家、としてインドネシア、台湾、ベトナム、インド、カザフスタンの5カ国が挙げられる。
マレーシア・ブルネイはインドネシアと近いですが、フィリピンは南端のイスラム系住民以外はキリスト教徒であり、インドネシアとの関係は決して良好でないと思われます。
>中国の膨張主義に対処するため、近い将来、インドネシアを中核とした“大マレー連邦(同盟)”が形成されるだろうし、その過程では当然、インドネシアの核武装(マレーの核)も真剣に検討されるだろう。
インドネシアの核武装は、インドネシアを最大の仮想敵国とするオーストラリアの恐怖を引き起こします。オーストラリアがインドネシアを牽制するために親中国政策を採る危険が出てきて日本の国益に合致しなくなります。このあたりが難しい所です。
>冷徹に判断すれば、核武装した方が日本の安全保障にとって好ましい国家、としてインドネシア、台湾、ベトナム、インド、カザフスタンの5カ国が挙げられる。
カザフスタンは国民の半数近くがロシア系であり、事実上ロシアの核の傘の元にあると考えられます。既に核武装したインドを除くインドネシア、台湾、ベトナムの三カ国は、日本を中心の一つとする西太平洋の多国間安全保障システムによって守られるのが良いと考えています。
やっぱり来ましたか…
プリンス氏からの、以上の反論は、来るかもしれない、と予想し、インドネシアの核武装に言及すべきかどうか少し躊躇しました。
それでも敢えて書いたのは、その場合、オーストラリアも核武装して良い、と考えたからです。
あと、日本は、マレー系民族国家での、マレー系と華僑系の民族対立を煽る工作も行うべきだと考えます。
それでも敢えて書いたのは、その場合、オーストラリアも核武装して良い、と考えたからです。
オーストラリアはシドニー・メルボルン・キャンベラの三都市に中枢機能が集中しており、人口も少ないです。一方、インドネシアはジャワ島全体に人口が分散しており、人口も非常に多い。従って、核戦争になった場合オーストラリアはインドネシアよりも圧倒的に不利です。それ故、インドネシア核武装時には、オーストラリアは核武装だけでなく、親中国政策を採ってくる筈です。これは自動的に反日本的政策に繋がり、日本の国益にとって重大な損失です。
以上の理由により、私はインドネシアの核武装には反対です。先程書いた「日本を中心の一つとする西太平洋の多国間安全保障システム」がベストでしょう。具体的には、日本が中心となって資金を出して米国の第七艦隊をASEAN+日本・台湾・オーストラリア等の西太平洋国家の事実上の傭兵とし、第七艦隊の核兵器のスイッチはこれらの国々の共同管理にするというものです。