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マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

シェエラザード

2012-02-23 23:51:27 | ラ・プロムナード・ミュジカル
日曜日のプロムナード・コンサートで私が弾く曲、ここでまだ取り上げていないのは、連弾で演奏するリムスキー=コルサコフの「シェエラザード」です。
フィギュア・スケートでよく使われていて、今シーズンは、浅田真央さんがショート・プログラムで使っていますね。
リムスキー=コルサコフ(1844~1908)は、名前からわかるように、ロシアの作曲家です。
民族的な色彩が強く、管弦楽曲を主に作っていて、ピアノ曲はわずか…。
…で、この曲も、交響組曲です。
シェエラザードとは、千一夜物語(アラビアン・ナイト)に出てくるヒロインの女性の名前です。
全体に対する表題として「千一夜物語」の中の物語を扱うことを示して、以下のような文を記載しています。

サルタン・シャーリアルは、女性たちが不信で不貞であると考えて、いかなる女性たちも初夜を過ごしたのちに殺してしまおうと誓った。
しかし、王妃シェエラザードは、王に興味ある物語を話し、千一夜の間生命をながらえた。
その話のおもしろさに引きずられて、彼女を殺すのを一日一日とのばし、ついにサルタンは、残酷な誓いを完全に捨ててしまった。


曲は4楽章から成りますが、この話に沿っているわけではありません。
今回弾くのは、第3楽章を連弾用に編曲されたものです。
楽譜は、シンフォニック連弾パーティー を使っています。

簡単なアレンジですが、こういうタイプの曲は、かえって簡単なのが難しい…。