マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

明日は菊地裕介氏6時間コンサート

2018-11-03 23:58:14 | お勧め
もっと早くアップしようと思っていましたが…。
明日午後2時から、東京文化会館小ホールで、菊地裕介氏のリサイタルが開催されます。
ドビュッシー没後100年を記念して、ドビュッシーのピアノ曲全曲を約6時間で演奏するというもの。
詳細は下記サイトで。
http://ykpianoforte.com/event.php?id=1534605883
ドビュッシーのピアノ曲は、そう多くはないので、まぁ1日制覇ということも可能でしょうが、演奏する方はもちろんのこと、聴く方もなかなか大変…かな。
長時間はねぇ。
できたら2回に分けてほしかったなぁという所です。
年代順に演奏されるようですから、ドビュッシーの作風の変化も感じ取れるのではないでしょうか。
午後2時開始で、途中で休憩をはさみながら、終演予定は8時半なので、休憩中におにぎりでも食べようかな…と思ってます。
私もドビュッシーは全曲制覇したいと思っている作曲家の一人なので、聴くのは楽しみにしていますが、体力的にちょっと心配かも…です。
またとない機会ですから、お時間の取れる方、是非聴きに行ってください。

初の舞台後方席

2018-11-03 00:11:40 | コンサート
キーシンのピアノ・リサイタルを聴きに、みなとみらいホールに行きました。
今回は、初の舞台後方席でした。
舞台後方席を経験してみたいな…と。
舞台後方席はわりと人気があるようで、買おうと思った時はすでに残り少なく…。
ホール後方から撮った写真の、右上、赤い点線で囲ったあたりの席でした。

私の席から舞台を見るとこんな感じ。

客席は。


キーシンの演奏中の顔がよく見えました。
残念ながら手は見えず…。
音響的にはどうなのかなぁ…と思いますが、同時に比較はできないので何とも言えません。
ピアノの反響板が音を少し遮っているのかなとは思いましたが、まぁ何とも言えませんから。
演奏については、まぁいろいろ思うことはありました。
手放しで良かったぁ…とは言えなかった。
すごくちゃんと弾いているのだけど、心に響いてこない…そんな感じかな。
前半のショパンのノクターンとシューマンのソナタ3番は特にそう感じました。
後半の、ラフマニノフの前奏曲に期待をして聴きました。
作品10の1~6までは、う~ん??でしたが、7と作品32の10は良かった!
この2曲が特に心に響いてきたかな…と。
ちょっとがっかりしたのが、作品23-4ニ長調でした。
すご~く好きな曲で、私も弾いたことがあるのですが、出だしのメロディの音が違和感だったかな。
まぁ人それぞれですから、私の思っているのとは違ったということです。

キーシンの演奏は、短大で教えていた時に、10代のころの演奏を教材として使っていました。
今日の演奏を見て思い出したのは、そう言えばそのころから体を前後に動かして弾いていたな…と。
華奢だったのに、すっかりおじさんになってしまいましたが…。

アンコールは最初にシューマンのトロイメライでしっとりと、2曲目は、プロコフィエフとカプースチンを合わせたような感じで、誰の曲かと思ったらキーシンの自作で、ちょっと楽しい曲でした。
3曲目にショパンの英雄ポロネーズを弾いたのでちょっとびっくり。
終わるとたくさんの人がスタンディングオベーションをしていました。
あれだけ軽やかに弾けたら楽しいだろうなぁ…。
出口が混むのが嫌で、その後すぐ出ました。
サイン会あったようですが、行かず。

機会があれば舞台後方席の中央くらいを経験してみたいな…と思った次第でした。