今日も朝から鬱陶しい日でした。
湿度が何%かとか考える前に、肌感覚でジメジメがわかる…。
あれこれするべきことが多くて、時間が足らないのですが、リサイタルミニが来週に迫り、さすがにちょっと気合を入れて練習しないと…と。
バロックから近現代まで、様々な時代の曲を弾くのですが、やっぱりバッハ、ベートーヴェンは難しいというのを再認識してしまいました。
バッハの平均律は旧約聖書、ベートーヴェンのピアノ・ソナタは新約聖書と言われるくらい、大切なものなのですが、それが苦手と言うか…。
若いころからベートーヴェンはあまり得意ではなく、初めて出雲でリサイタルを開いたとき、ベートーヴェンの悲愴ソナタを弾いて、高校の頃お世話になっていた島根大学の教授だった長岡先生に、「ベートーヴェンは下手だね!」と言われたのは、印象に残ったことでした。
だからというわけではありませんが、今回弾くその悲愴ソナタは、2楽章はいいとしても、1楽章と3楽章は、難しい…。
技術的には、ベートーヴェンのソナタの中でも難しい方ではありませんが、何か苦手だなぁ…と。
他に好きで弾く、ワルトシュタインとか31番とか、難しいけど苦手という感覚はないのですけどね。
今年はベートーヴェンの生誕250年で、ベートーヴェンイヤーなのですが、コロナでコンサートは軒並み中止か延期で、残り半年でどれだけ聴かれるか…です。
J.S.バッハは1750年に亡くなっているので、ちょっと中途半端だけど没後270年で、まぁ記念イヤーと言えなくもない…。
それだからというわけではありませんが、バッハの平均律にも苦労していて、これがなぜか悲愴ソナタと同じハ短調で、とにかくハ短調に苦しめられいるわけです。
ここ数日でというわけでなく、このひと月くらいずっと、あれこれ試行錯誤しています。
あと1週間切りましたが、何とか遠くに光が見えてきた…という所でしょうか。