マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

第56回プロムナード・コンサート

2021-04-04 10:00:00 | ラ・プロムナード・ミュジカル
4月4日(日)10:00~11:30
イーグレひめじ あいめっせホール
入場料無料
出演 松尾益民、青木智子、井上智津子
プログラム メンデルスゾーン:春の歌、グリーグ:春に寄す、トロルドハウゲンの婚礼の日、ショパン:スケルツォ第4番、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(連弾)他

プーランクの組曲ハ長調

2021-04-04 00:00:56 | ラ・プロムナード・ミュジカル
プーランク(1899〜1963)は、自身も優れたピアニストであったために、全作品の三分の一がピアノ曲でした。
作品は、1917〜1921年、1925〜1935年、1943年以降と、3つの時期に大別されます。
組曲はちょは最初のじきで、1920年の作品です。
初期は小品が多く、この作品も弾く速さによって変わってきますが、ぜんぶでも5〜6分ほど。
母親からピアノの手解きを受け、若い頃から活動をしていましたが、父親の反対と18歳からの兵役のために、音楽院で学ぶことなく、個人的に師について作曲を学びました。
いろんな作曲家の作品からも学び、気持ちを端的に表すメロディや、不意の遠隔調への転調、突然の不協和音などといった独特の語法を身につけます。
組曲にも、シンプルな曲ながらその片鱗がすでに表れていて、ユニークな面白い曲です。
急-緩-急とというテンポ構成で、駆け回って休憩、また走る…そんな感じですね。
なんとも言えない不思議な音で、練習曲のようでもあり、独特の音使いでもあり、こういう音を思いつくのはすごいなぁ…と。
とにかく変な曲というかおもしろい曲というか…です。