マスミンのピアノの小部屋

ピアニスト兼ピアノ指導者松尾益民が、ピアノや教育、世の中の出来事など日々感じることを、徒然なるままに綴ります。

第34回プロムナード・コンサートのお知らせ

2015-05-20 23:58:49 | ラ・プロムナード・ミュジカル
第34回プロムナード・コンサートまで、1か月となりました。
6月21日(日)です。
今回は、出演者がバラエティに富んでいます。
歌の中山さんは、横浜在住ですが、相生のご出身で、地元の方に披露したいということです。
ヴァイオリンの伊藤さんは姫路の方、ヴァイオリンはプロムナード初ですから、楽しみです。
米田さんは2人の子育てをしながらの参加で頑張っていらっしゃいます。

さて、私は、今回はショパンの幻想ポロネーズを弾くのですが、これは大学の卒業演奏で弾いた曲です。
いろんな想いがあって、満を持して(?)今回演奏することにしました。
思い出の曲でもあるのです。
大学4年の時にピアノの先生が変わって(それまでの先生は定年退官)10歳ほど年上の若手で、演奏活動もされている意欲的な先生でした。
遠藤秀一郎先生…亡くなったのですよね。
退官するような年齢ではありませんでした。
その先生に勧められて幻想ポロネーズを卒業演奏に選んだのですけど、いろんな要素があって、すご~く勉強になった曲です。
大学院の入試にも弾きましたが、音楽史のペーパー試験が全然できなかったのに、演奏が素晴らしかったということで入学できたようでした。
曲は、ショパンが亡くなる3年前の作曲で、ショパン自身もお父さんがなくなったりジョルジュ・サンドとの別れがあったりで、そんな悲しみが随所に出てきます。
卒演の時使っていた楽譜には、先生の書き込みがたくさんあって、楽譜が読みにくくなっているし、先入観なしで弾きたいということで、今回は違う楽譜で練習しています。
書き込みのある楽譜を見ると、昨日のことのようにいろんなことを思い出しますね。
音楽性があるから大学院に進学しないか…と勧めてくださったのも遠藤先生で、今こうして演奏ができているのも、いい先生に出会えたことが大きいですね。
大学外で習った雄倉先生にも感謝していますし。
子供のころに習った先生は田舎のことで、残念ながら若干悲惨だったなぁ…という気がしますが、どういう先生に出会うかというのは人生を左右するくらい大切なことだと思っています。

コンサートのことでしたね。
第34回プロムナード・コンサート
6月21日(日)午前10時~11時半
イーグレひめじ あいめっせホール
入場料無料







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