プロストワインハンデル公式ブログ「クライナー・プラッツ Kleiner・Platz」

ドイツのリューデスハイムに所在するドイツワイン専門店です。在住者ならではの新鮮な情報と個性的なワインをご紹介します。

Weinkönigin ワイン女王

2019年10月01日 17時04分49秒 | イベント情報

秋分の日を過ぎ、急に夕方暗くなるのが早くなったなぁと感じる今日この頃。
少しずつ紅葉も始まったラインガウです

 

この時期になると初夏から各ワイン産地の各村で次々に行われていたワイン祭りも減り、収穫そして冬の準備へと移り始めます。

しかし、その移り変わりの合間にドイツワイン界の一大イベントが行われます

ドイツワインの普及においてとっても大事で、ワイン祭りにおいては皆の目を惹く華のある存在です

 

毎年恒例、 ドイツワイン女王(Weinkönigin) の選出です!

 
  昨年2018/2019のWeinköniginとWeinprinzessin © Deutsches Weininstitut (DWI)

 

ワイン女王とは・・・。
各ワイン産地から代表者(各産地のワイン女王)が出場し、2回にわたる選考会を行い、ドイツ代表のワイン女王が決定します。

次の代が選考されるまでの1年間、ドイツ国内のみならず世界各国のワインメッセやイベントなどでドイツワインの普及に従事します。

日本にも例年来日しており、ワインメッセだけでなくドイツワイン基金主催のワインセミナーやドイツ大使館主催のイベントなどでも参加しています。

 

今年2019年選考は9月27日に決勝が行われ、全国ネットで生中継されました!

2019/2020の女王選出にはドイツ12産地から候補者が出揃い、9月21日に予選が行われました。
12名から6名に絞られた候補者は、27日の決勝ラウンドでは最終的に3名に絞られ、
その中からの勝者1名がワイン女王(Weinkönigin)、そして残る2名がワイン姫(Weinprinzessin)として選出されます。

2人のワイン姫は女王のサポートとして、同様にワイン普及のお手伝いをします。

 

彼女たちの任務は何といってもドイツワインの普及、宣伝、広報!

なので、選考会もブドウの栽培、ワイン醸造のテーマに始まり、ワインの歴史や料理とのペアリング、
そしてインターナショナルなマーケティングのテーマまで様々な質問が飛び交います。

 

そんなワイン女王の歴史は古く、初代ワイン女王は1931年プファルツ産地のワイン女王として認定されました。
このプファルツの女王がドイツで唯一のワイン女王だったため、実質的にドイツワイン女王の役割も兼ねていました。
1950年からは各産地のワイン女王も選出され、その中からドイツワイン女王が選ばれるようになりました。

また1999まで候補者は「未婚で、ワイナリーの出身」という条件がありましたが、
2000年からは「明確でしっかりとしたドイツワインとの繋がりがあること」という点のみが条件となりました。
「適切なワイン関連のトレーニング および(または) 地元のワイン生産者との家族関係 および(または) 地域のワイン女王としての資格」が、現在のワイン女王に求められることとなります。
ワイナリー出身の未婚の女性となると、毎年選出するのは難しいですよねぇ。。。
ワイン女王も時代の移り変わりとともに、その条件、求められる知識も変わってきているのでしょう

 
  ここ数年のWeinköniginとWeinprinzessin   © Deutsches Weininstitut (DWI)

 

さぁて 2019/2020期の第71代新しい女王の決定戦

栄えある第71代ドイツワイン女王に選出されたのは・・・

Nahe産地のAngelina Vogt 女王

なんと2017/2018のNahe出身のStaab女王に続いて、10人目のNaheからの女王となりました!
写真の中央、赤いドレスを着ているのがAngelina女王です


  第71代 WeinköniginとWeinprinzessin   © Deutsches Weininstitut (DWI)


Deutsche Weinköniginのサイトで今回の全候補者のプレゼンテーション映像を見ることができます。
お気に入りの応援したくなる各地域のワイン女王はいますか!?

ドイツワイン女王 公式サイト 
https://www.deutscheweinkoenigin.de/

すべてドイツ語ですが、コンテストの様子の写真などもサイト内で見られます。 

 

ちなみに今回の候補者たちはこんなカンジでした

 
  2019/2020の候補者12名   © Deutsches Weininstitut (DWI)


  2019/2020のファイナリスト6名   © Deutsches Weininstitut (DWI)

ファイナリスト6名の中には、プロストでも取り扱っているバウシュ醸造所の娘さんがラインガウ代表として残っています!!
プロストスタッフも手に汗を握り、選考結果発表を見守っていました☆
残念ながら最終の3名には残ることは出来ませんでしたが、時期ラインガウ女王が決まるまでは
彼女がラインガウのワイン大使となって活躍してくれることでしょう!

ちなみに、現在プロストではバウシュ醸造所より2種類のワインをご案内中♪
http://prostweinhandel.shop-pro.jp/?mode=srh&sort=n&cid=&keyword=bausch

 

 

新たな第71代目ワイン女王がどんな活躍をしてくれるか
楽しみです

 

最後に。

数年前のリューデスハイムのワイン祭りで行われた、
リューデスハイム村のワイン女王戴冠式!
ここが、ドイツワイン女王の始まりです☆

 

3年ぶりに戻ったハマっ子でした。

 

Photos and Informations from :
Deutsche Weinkönigin https://www.deutscheweinkoenigin.de/
Deutsches Weininstitut GmbH https://www.deutscheweine.de/ 

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