今朝いつものように散歩に出、いつものように橋を渡ろうとすると、
バシャッバシャと大きな水音がしたので、川面をのぞき込んでみると、
そこには背中を半分出したまま泳いでゆく大きな鯉。
そうか、もうそんな時期か…
実はこのあたりの水深はいつも浅いので、
毎年春先になると、たくさんの鯉が産卵のためにここまで上ってくるのです。
(「こいの季節」・ 「こいの季節2015」をご参照のこと)
じゃ、また写真を撮らねばとそう思い、いったん家に戻りカメラを持って再度川へ。
「でも今年は少し早いな。」と思いつつ、少し上手にある藻の茂った産卵スポットに向かうと…
「にゃあ!にゃあ!にゃあぁ~!」
え?!猫の声?
やけに大きな猫の鳴き声がしているではないですか。
しかもその声はどうも川の方から聞こえてくる。
そこで、川面をのぞき込むと…

ねこ?!
そこで、よく見るために近くに寄ってみると、
なんとまあ、川の中に半身浸かって動けずにじっとしている猫の姿が。
おそらく、バシャバシャと泳ぐ鯉の姿に気を取られ、うっかり川に落ちてしまったのでしょう。
鳴き声には元気があるので、幸か不幸か落ちたとしてもここ1時間ほどの間。
とはいえ、今朝は結構冷えたので水温もかなり低いはず、
だから体が冷え切っているのか動くことなくじっとうずくまっております。
しかし私と目が合うと、にじり寄るようにゆっくりとこちらに進み、

みゃぁ!みゃぁぁ~!
と、大きな声で助けを呼ぶ。
そこで改めてよく見ると、

あれ!片耳カットしているぞ!
ということは、避妊手術を受けた野良ネコか…
(耳カットは避妊・去勢手術済みの証なのです。)
だからある程度人なれしているんで、助けを求めているんだろう。
というわけですが…
さて、困った。
小さな川とはいえ気軽に降りれる場所ではないし、
手元に網のようなものはないし。
そこで、電話で消防に相談してみると、
「優先すべき人命救助が無い限り、向かいます。」
心強いお言葉!
しかし、一応念のため、ゴミにかぶせるネットを投げ入れ、引っ掛け引き上げれるかもと思い、
ご近所に住むあさひなさんちにお借りしに行きました。
そうこうしていると、すぐに救急隊が到着!
(はやい!!)
しかも、大きなはしご車とともに警察の方々まで!
それにつられてやじ馬があちこちから出てくるから、
なんだか大ごとになってきてしまい、電話したほうとしてははなはだ恐縮。
(=^^=)ゞ
その後はさすが手慣れたもので、はしごで川に下りたかと思うとすぐに猫を救出!
と、思ったら!

スタコラサッサ~!
引き上げている最中に猫が大暴れし、網から脱出!
しかし、さすがに冷え切って体力を消耗しているのかよれよれで足元もおぼつかない。
このままでは、今度はここから抜け出せないでやがて力尽きてしまう。

そこで、またもやレスキューの方々が網を片手に追いかけてます。
しかし、弱っているとはいえ、さすがは猫。
捕まるまいと牙をむき威嚇するとかなりの迫力で怖い!
だから、慎重に用心の上で、

無事確保!
からの、

晴れて自由の身!
とはいえ、寒空の中全身ずぶ濡れなんでかなり心配なわけですが、
この先はもう自己責任というしかないか。
というか、この後は矢の様に走り去ったので捕まえることなどできませんでした。
(耳カットもあるんで、なじみの人が多分おられるんでしょうし。)
こんな感じで気が付けばもう仕事の時間。
大慌てで家に戻ったのですが、
まあ、まあ、まあ…
一応よかった…のかな?
うちに通う野良猫のミーコは何とかこの冬を無事乗り切れましたが、
やっぱ野良の世界は厳しいからな。
とは言え、朝早くから迅速に出動してくださった、
大阪市消防局と大阪府警の皆さん、本当にどうもありがとうございました。
心から感謝の念をお送りさせていただきますし、
本当に嬉しく頼もしく感じます。
(*^人^*)
*追記*
実はこの騒動のさなか、まだレスキューの方々が到着する前、
数人の若いお母さんが子供とともに通りかかり、川をのぞき込んでは、
「ああ、見てしまった。かわいそうに。」
と言いながら足早に立ち去っていったのですが、
その言葉がすごく嫌に感じました。
「かわいそうに」と、そう思う気持ちがあるのに、
なぜ無視できるの?
「見なかった」ら無かったことと一緒なの?
なにより、
「かわいそう」な相手よりも、
自分の気持の方が最優先なの?
それでちゃんとした子育てできるの?
な~んか、嬉しいような残念なような朝でした。
バシャッバシャと大きな水音がしたので、川面をのぞき込んでみると、
そこには背中を半分出したまま泳いでゆく大きな鯉。
そうか、もうそんな時期か…
実はこのあたりの水深はいつも浅いので、
毎年春先になると、たくさんの鯉が産卵のためにここまで上ってくるのです。
(「こいの季節」・ 「こいの季節2015」をご参照のこと)
じゃ、また写真を撮らねばとそう思い、いったん家に戻りカメラを持って再度川へ。
「でも今年は少し早いな。」と思いつつ、少し上手にある藻の茂った産卵スポットに向かうと…
「にゃあ!にゃあ!にゃあぁ~!」
え?!猫の声?
やけに大きな猫の鳴き声がしているではないですか。
しかもその声はどうも川の方から聞こえてくる。
そこで、川面をのぞき込むと…

ねこ?!
そこで、よく見るために近くに寄ってみると、
なんとまあ、川の中に半身浸かって動けずにじっとしている猫の姿が。
おそらく、バシャバシャと泳ぐ鯉の姿に気を取られ、うっかり川に落ちてしまったのでしょう。
鳴き声には元気があるので、幸か不幸か落ちたとしてもここ1時間ほどの間。
とはいえ、今朝は結構冷えたので水温もかなり低いはず、
だから体が冷え切っているのか動くことなくじっとうずくまっております。
しかし私と目が合うと、にじり寄るようにゆっくりとこちらに進み、

みゃぁ!みゃぁぁ~!
と、大きな声で助けを呼ぶ。
そこで改めてよく見ると、

あれ!片耳カットしているぞ!
ということは、避妊手術を受けた野良ネコか…
(耳カットは避妊・去勢手術済みの証なのです。)
だからある程度人なれしているんで、助けを求めているんだろう。
というわけですが…
さて、困った。
小さな川とはいえ気軽に降りれる場所ではないし、
手元に網のようなものはないし。
そこで、電話で消防に相談してみると、
「優先すべき人命救助が無い限り、向かいます。」
心強いお言葉!
しかし、一応念のため、ゴミにかぶせるネットを投げ入れ、引っ掛け引き上げれるかもと思い、
ご近所に住むあさひなさんちにお借りしに行きました。
そうこうしていると、すぐに救急隊が到着!
(はやい!!)
しかも、大きなはしご車とともに警察の方々まで!
それにつられてやじ馬があちこちから出てくるから、
なんだか大ごとになってきてしまい、電話したほうとしてははなはだ恐縮。
(=^^=)ゞ
その後はさすが手慣れたもので、はしごで川に下りたかと思うとすぐに猫を救出!
と、思ったら!

スタコラサッサ~!
引き上げている最中に猫が大暴れし、網から脱出!
しかし、さすがに冷え切って体力を消耗しているのかよれよれで足元もおぼつかない。
このままでは、今度はここから抜け出せないでやがて力尽きてしまう。

そこで、またもやレスキューの方々が網を片手に追いかけてます。
しかし、弱っているとはいえ、さすがは猫。
捕まるまいと牙をむき威嚇するとかなりの迫力で怖い!
だから、慎重に用心の上で、

無事確保!
からの、

晴れて自由の身!
とはいえ、寒空の中全身ずぶ濡れなんでかなり心配なわけですが、
この先はもう自己責任というしかないか。
というか、この後は矢の様に走り去ったので捕まえることなどできませんでした。
(耳カットもあるんで、なじみの人が多分おられるんでしょうし。)
こんな感じで気が付けばもう仕事の時間。
大慌てで家に戻ったのですが、
まあ、まあ、まあ…
一応よかった…のかな?
うちに通う野良猫のミーコは何とかこの冬を無事乗り切れましたが、
やっぱ野良の世界は厳しいからな。
とは言え、朝早くから迅速に出動してくださった、
大阪市消防局と大阪府警の皆さん、本当にどうもありがとうございました。
心から感謝の念をお送りさせていただきますし、
本当に嬉しく頼もしく感じます。
(*^人^*)
*追記*
実はこの騒動のさなか、まだレスキューの方々が到着する前、
数人の若いお母さんが子供とともに通りかかり、川をのぞき込んでは、
「ああ、見てしまった。かわいそうに。」
と言いながら足早に立ち去っていったのですが、
その言葉がすごく嫌に感じました。
「かわいそうに」と、そう思う気持ちがあるのに、
なぜ無視できるの?
「見なかった」ら無かったことと一緒なの?
なにより、
「かわいそう」な相手よりも、
自分の気持の方が最優先なの?
それでちゃんとした子育てできるの?
な~んか、嬉しいような残念なような朝でした。