三上寛というミュージシャン(詩人・俳優)をご存知でしょうか?
1970年代初頭のフォークブームの時に出てきたフォークシンガーなのです。
とはいえ、世間一般でイメージされるそういうイメージとはかけ離れ、
音楽的には完全にロックであり、
そのかき鳴らされるギターの音色は、アコースティックでありながらまるでエレキのリフ。
また感情に任せて自在に飛び交う歌声もぶ厚く、まるで伴奏を組み伏せるかのような勢い。
そしてその歌声に乗る言葉は、告発のようであり、告白のようでもあり、
その言葉のひとつづつに、いやになるほどの念がこもっている、
(もう言霊ってレベルじゃない!)
またその歌詞についても、それ自身文学に見てもかなりのレベルのもので、
人間の持つ情念を、ストレートすぎるほどに露骨に、
それでいて、かなり繊細に表現できている。
そういう意味でも彼は稀有な作家。
そういう存在であると私はとらえております。
ですが一般的には、どうもキワモノ扱いされ、名前を知る人も確かに多いものの、
「あああれ?イロモノやんね?」
と、そういう評価がほとんど。
だから私はいつも悔しい!悔しい!
でもそれも言われてみれば仕方がない。
歌のアレンジや歌詞の内容は、おしゃれや感動とは程遠く、
ドロドロとした情念漂ういわゆる「怨歌」。
見た目も、丸刈りにランニングシャツというまるで裸の大将のようなものだったので、
当時から彼がステージに上がるや否や、女性の観客は「いまのうちに!」とおトイレへ駈け込んでいたとか…
でもね、そういうことをいったん無しにして、
フラットな目で耳で彼の楽曲をたくさん聴いてみて欲しい。
とはいえ、歌詞はもう半世紀以上も前のものだから、ついてけに部分も多い人がいるとは思うから、
そういう時は、理解しようとせず、洋楽を聴く気持で聴いてみて欲しい。
で、その時、何か「ぐっと」クルものがあれば、それならあなたには素質がある。
三上寛を好きになる資質がある!
(そうでない人には、アレルギーが出るかもしれないから、その時はそこまで!)
そうひとはぜひぜひ、もっと多くの彼の楽曲を聴いてみてください。
聞きこむほどに、音が、言葉が、自分の血脈にそってどんどんどんどん中へ中へと入りこんでくる、
まるで歌で酔っ払えるかのような何とも言えない心持になれる。
そういう感じがするはずだから。
とはいうものの…
私は彼の歌をよく聴くようになったのは、ほんのここ20年ほど。
というもの、子供の頃はテレビやラジオで流れるわけでもないから知らなかったし、
80年代になって、先日他界された私が愛してやまない吾妻ひでお先生の作品にその名と姿を見つけ、
非常に気にはなったものの、当時の貸しレコード屋さんには一枚も置いていない。
そしてその後は、音楽の趣味が完全に
エアロスミス的なロックに向かってしまったので、
いよいよ縁がなかったのです。
そんなこんなで、結局ネット環境が整いあれこれ自由に音楽を聴けるようになってから、
「ああ、そういえば…」と思い聴き出したのですよ。
いや~、もっと早く聴いていればよかった!
いや、どうだろ?
若いころにこういうのを聴いていれば、確実に影響を強く受けてしまっていただろから、
恐らく変な風にこじらせた困ったやつになってた可能性も多々あるな…
そうおもうと、時期的にはこれでよかったのかも??
さてさて、そんなわけでついこの間の歌会でもちらりとその話をしてみたところ、
「ですよね~!」
と、強く賛同してくださったのが、その歌会の主催者の三宅さん。
で、それどころかっ帰り際には三上寛の楽曲集「ひらく夢などあるじゃなし」の入ったDVDをわざわざ焼いてお土産に持たせてくださいました。
ありがてぇ~!かたじけねぇ~!
というわけで、ただいま朝から晩まで聴き漁っております。
いや~、クルわ~。グっとキまくる!
なんというか、もはやこいつは薬物や!
ある意味ドラッグソングと言ってもええような気がします。
(*^人^*)「三宅さんおおきに!」
1970年代初頭のフォークブームの時に出てきたフォークシンガーなのです。
とはいえ、世間一般でイメージされるそういうイメージとはかけ離れ、
音楽的には完全にロックであり、
そのかき鳴らされるギターの音色は、アコースティックでありながらまるでエレキのリフ。
また感情に任せて自在に飛び交う歌声もぶ厚く、まるで伴奏を組み伏せるかのような勢い。
そしてその歌声に乗る言葉は、告発のようであり、告白のようでもあり、
その言葉のひとつづつに、いやになるほどの念がこもっている、
(もう言霊ってレベルじゃない!)
またその歌詞についても、それ自身文学に見てもかなりのレベルのもので、
人間の持つ情念を、ストレートすぎるほどに露骨に、
それでいて、かなり繊細に表現できている。
そういう意味でも彼は稀有な作家。
そういう存在であると私はとらえております。
ですが一般的には、どうもキワモノ扱いされ、名前を知る人も確かに多いものの、
「あああれ?イロモノやんね?」
と、そういう評価がほとんど。
だから私はいつも悔しい!悔しい!
でもそれも言われてみれば仕方がない。
歌のアレンジや歌詞の内容は、おしゃれや感動とは程遠く、
ドロドロとした情念漂ういわゆる「怨歌」。
見た目も、丸刈りにランニングシャツというまるで裸の大将のようなものだったので、
当時から彼がステージに上がるや否や、女性の観客は「いまのうちに!」とおトイレへ駈け込んでいたとか…
でもね、そういうことをいったん無しにして、
フラットな目で耳で彼の楽曲をたくさん聴いてみて欲しい。
とはいえ、歌詞はもう半世紀以上も前のものだから、ついてけに部分も多い人がいるとは思うから、
そういう時は、理解しようとせず、洋楽を聴く気持で聴いてみて欲しい。
で、その時、何か「ぐっと」クルものがあれば、それならあなたには素質がある。
三上寛を好きになる資質がある!
(そうでない人には、アレルギーが出るかもしれないから、その時はそこまで!)
そうひとはぜひぜひ、もっと多くの彼の楽曲を聴いてみてください。
聞きこむほどに、音が、言葉が、自分の血脈にそってどんどんどんどん中へ中へと入りこんでくる、
まるで歌で酔っ払えるかのような何とも言えない心持になれる。
そういう感じがするはずだから。
とはいうものの…
私は彼の歌をよく聴くようになったのは、ほんのここ20年ほど。
というもの、子供の頃はテレビやラジオで流れるわけでもないから知らなかったし、
80年代になって、先日他界された私が愛してやまない吾妻ひでお先生の作品にその名と姿を見つけ、
非常に気にはなったものの、当時の貸しレコード屋さんには一枚も置いていない。
そしてその後は、音楽の趣味が完全に
エアロスミス的なロックに向かってしまったので、
いよいよ縁がなかったのです。
そんなこんなで、結局ネット環境が整いあれこれ自由に音楽を聴けるようになってから、
「ああ、そういえば…」と思い聴き出したのですよ。
いや~、もっと早く聴いていればよかった!
いや、どうだろ?
若いころにこういうのを聴いていれば、確実に影響を強く受けてしまっていただろから、
恐らく変な風にこじらせた困ったやつになってた可能性も多々あるな…
そうおもうと、時期的にはこれでよかったのかも??
さてさて、そんなわけでついこの間の歌会でもちらりとその話をしてみたところ、
「ですよね~!」
と、強く賛同してくださったのが、その歌会の主催者の三宅さん。
で、それどころかっ帰り際には三上寛の楽曲集「ひらく夢などあるじゃなし」の入ったDVDをわざわざ焼いてお土産に持たせてくださいました。
ありがてぇ~!かたじけねぇ~!
というわけで、ただいま朝から晩まで聴き漁っております。
いや~、クルわ~。グっとキまくる!
なんというか、もはやこいつは薬物や!
ある意味ドラッグソングと言ってもええような気がします。
(*^人^*)「三宅さんおおきに!」